JRイン函館(JRINN函館)
■JRイン函館
客室 全215室(16㎡~34㎡)
JRインラウンジ・大浴場 最上階(12階)
朝食会場 食堂「函館まるかつ水産」※回転寿司レーンを備えています
アクセス JR函館駅直結
住所 〒040-0063 北海道函館市若松町12-14
Webサイト https://www.jr-inn.jp/hakodate/
電話番号 0138-22-2333
★MICE TIMES ONLINE編集部が実際に訪問しました!
2020年5月、JR函館駅のすぐお隣にオープンしたJRイン函館。都会的な洗練された雰囲気を持ちながらも、古き良き函館を随所に感じられるホテルは、函館が初めての方にも、函館ファンの方にも満足できるものと思います。
館内には「カシオペア」や「北斗星」といった函館にゆかりのある列車のヘッドマークをはじめ鉄道に関する意匠が見られます。ホテルはかつて国鉄(JR)の引込線があった場所に立地しており、1階ラウンジ床にはレールを模した装飾があります。青函連絡船の模型も展示されています。
様々な企画からもこだわりがわかります。
たとえば、2024年5月からは開業4周年を記念して、使用終了となった「函館駅の発車メロディー」をチェックアウト時に流すという取り組みであったり、青函連絡船で使用していた「黒い枕」を復刻させて貸出をされるなど、とてもユニークです。
旅好き、鉄道好きの方はまるでテーマパークのような楽しさを覚えるはずです(私です、はい)
最上階の大浴場からは絶景のトレインビュー。大浴場内には時刻表が掲示されています。お目当ての列車が入ってくる時間を知るためです、よくわかっていらっしゃる感覚がなんともうれしい。
展望ラウンジからは足元に朝市、摩周丸や函館港、遠くに函館山を一望できます。なんと贅沢なロケーション!展望ラウンジには函館が登場する書籍、青函連絡船・鉄道に関する書籍も置かれていて、夜景を見ながら読書、なんていうのもいいですね。
また、朝食会場では函館の味覚を満喫できます。回転寿司レーンによって提供されるお寿司は大好評とのこと。
客室はシングルからツインタイプまで6タイプ、定員は1~4名。まるで「A寝台」のような二段ベッドを備えるコンセプトルームは寝台列車のような趣。私も開業年の秋にプライベートで函館に旅行した際に利用しました。もちろん、各お部屋からの眺めも素敵です。部屋を真っ暗にして函館の夜景をぜひご覧いただきたいです。
今回、支配人の宮川様に館内をご案内いただきました。鉄道ファンである宮川様も携わられたという「トレインルーム」は国鉄キハ40形気動車の世界観が広がります。本物の運転台、ボックスシート、扇風機のオブジェ、つり革、道南の路線図、駅名標広告、など鉄道好きには一度は泊まってみたいとワクワクするようなお部屋です。
宿泊特化型のホテルであり、MICEの会場となるような宴会場や会議室は備えていませんが、函館における滞在先としての魅力にあふれています。大切なお客様にお泊りいただき、北海道南の玄関である函館の素晴らしさを体感していただくことができるのではないでしょうか。 (株式会社イザン 井上)