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イベントの取材・レポート

【取材】My Sake World 京都河原町店/6月28日新規オープン、インバウンド・MICEを意識した日本酒体験型スポット

ちょっと変わった体験、京都でしませんか?

2025年6月28日、京都・河原町にオープンした「My Sake World 京都河原町店」。日本酒をブレンドして世界に1つだけの”My Sake(マイサケ)”をつくれる施設なんです。全国から取り寄せた銘柄を、味わい、選んで、ブレンド…。訪日観光客はもちろん、ビジネスで京都を訪れる方の交流や、チームビルディング、FITの場にもなります。

今回、オープン前に体験することができました!
(いや、飲みに行ったわけじゃないですよ!? あくまで「取材」ですからね!)
※6月25日(水)取材

店舗の様子:京都の街に溶け込む

阪急電車「京都河原町駅」、もしくは京阪電車「清水五条駅」から歩いて到着。寺町通りの民家の並びに佇んでいます。のれんが目印になります。

大人のお酒実験室へようこそ

店内は木と黒を基調にした落ち着いた空間。机3卓とカウンター席を合わせて、最大30名を収容。1号店の「My Sake World 御池別邸」は定員4名でしたが、旅行会社から団体の受け入れに関する要望が多数あり、応える形で2号店「My Sake World 京都河原町店」をオープンされました。


机の下に荷物用の棚も用意されていて、バッグを床に置かなくて済むのがありがたいですね。


体験時間は45分。予約なしでも受け付けていただけます。気軽に利用できるのがうれしいですね。


いざ、”My Sake”づくり!編集部が4ステップを体験してみました

ステップ1:”日本酒の基礎知識”をおさらい

スタッフの方が、日本酒の基本的な知識や歴史を分かりやすく解説してくれます。

ステップ 2:吟醸酒・純米酒・生酒・熟成酒8種のブレンドに使う日本酒を試飲

次に、ブレンドに使う8種類の日本酒を試飲します。吟醸酒・純米酒・生酒・熟成酒、甘口、辛口、香りがあるもの…。味が違って面白い! 自分の「好き」なものを見つけましょう。

「日本酒の味、正直よく分からない…」という方でも大丈夫。説明書とスタッフの方の解説もあるので安心です。私も強い方ではないので、試飲だけで少し酔いました(笑)

ちなみに、試飲ラインナップは初心者の方にも違いが分かりやすいように、あえて味の違うものを揃えています。

ステップ3:フラスコ片手に理科の実験…じゃなくてお酒の実験だ!

フラスコや試験管を使って、いよいよ日本酒のブレンドに挑戦です。プライマリー1つと、セカンダリーを2つの、合計3つのお酒を選びます。2回の試作で理想の味を追求します。

齊藤酒造株式会社 代表取締役社長の齊藤洸さんもいらっしゃっていました。『英勲 古都千年 純米大吟醸』はブレンドのラインナップにも入っています。「元々出来上がっているお酒をブレンドさせた時のイメージができないですね。どうなるんだろう」と味を確かめる様子。

My Sakeが完成しました!

ステップ4:レシピ決定、命名して持ち帰り

味のバランスが決まったらレシピとMy Sakeの名前を決定! 酒造室で200mlのボトルに詰めてもらい、約30分後に受け取ります。持ち帰ったMy Sakeは、ホテルでゆっくり味わってもよし、家でお土産として開けてもよし。賞味期限は受取日から3日です。

酒造室での受け取り

※酒造室は、My Sake World 京都河原町店のすぐ隣にある建物です。グループ会社である株式会社Sake World牧野蔵(酒蔵)が運営会社でその支社となります。

認定証が発行されました。これであなたも「My Sake World 認定・日本酒ブレンダー」です! どや顔で見せましょう。

他の人が作ったMy Sakeとシェア飲み比べしても盛り上がりそうです!京都での楽しい思い出がさらに深まりますね。旅の思い出が”味”として残るって、素敵じゃないですか?

普段なら手に取らないお酒と出会い、思いがけずハマる。新しい発見があるのも醍醐味でしょう。ビビッとくる“あなただけの一杯”に出会えたら、もう運命です。気に入った日本酒は店頭で購入することもできます。


運営会社:株式会社リーフ・パブリケーションズ

「My Sake World 京都河原町店」を運営するのは、京都・滋賀エリアで、地域に根ざした活動を続ける株式会社リーフ・パブリケーションズです。京都・滋賀のグルメタウン情報誌「Leaf」の発行元として、地域に住む人にはおなじみの存在かもしれません(※現在はWebメディア「Leaf KYOTO」として運営)。
同社は「日本酒列車」や「日本酒サミット(Sake World Summit)」など、日本酒の魅力を伝えるためのユニークな取り組みを数多く行ってきました。


アッサンブラージュ(Assemblage)の日本酒を展開した際に、「うち専用のオリジナル日本酒、つくれませんか?」と、OEMの依頼が増え、うなぎ専門店や野菜専用の日本酒などを開発。そのなかで「混ぜる工程が楽しい」という声をいただいたことが、「My Sake World」を立ち上げたきっかけだそうです。

「アッサンブラージュ」(Assemblage)
フランス語で「組み立て」「混ぜ合わせ」を意味し、ワインにおいては原酒をブレンドする伝統的な技法を指します。掛け合わせでしか生まれない複雑な味わいや香りがあるからこそ、ボルドーワインやシャンパーニュは今も昔も世界の代表的な存在です。この手法で、Sake Worldが展開している日本酒が「Assemblage Club(アッサンブラージュクラブ)」です。
Webサイト:https://sakeworld.jp/sakebrewery/2403-kyoto-assemblageclub/
左から:齊藤酒造株式会社 代表 齊藤洸さん / 株式会社リーフ・パブリケーションズ Sake World プロデューサー 上山賢司さん / 当メディア編集長 藤井


Editor’s note:決まった使い方はない。これから作っていきたい

リーフ・パブリケーションズの向山さんにMICE利用について伺ったところ、「決まった使い方はないので、これから事例を作っていきたい」とのことでした。

店内にはプロジェクターもあり、ピッチイベントや、会議、研修の一環としてのチームビルディング体験など、アイデア次第で、可能性が広がりそうです。雨の日でも問題なしの屋内アクティビティなので、スケジュール調整もしやすいですね。外国人参加者に日本の文化を知ってもらう場所としても良いでしょう。日・英・中の多言語対応なので、海外からの参加者も安心です。

京都で開催されるスタートアップカンファレンス「IVS2025」のサイドイベントでは、「SAKE CREATOR ECONOMY」のトークセッションが予定されています。参加者にはお酒がお好きな方も多いはず。

”飲む”だけじゃなく、”つくる”体験ができるこの場所で、イベント開催をしてみたい方は、ぜひ一度相談してみてくださいね。


店舗情報

店名:My Sake World 京都河原町店
開業日:2025年6月28日(土)
住所:京都府京都市下京区寺町通松原下る植松町711
営業時間:10:00〜19:30(最終受付18:45)不定休
アクセス:阪急京都河原町駅10番出口 徒歩8分、京阪清水五条駅3番出口 徒歩7分
言語対応:日本語、英語、中国語
定員:30名
料金:5,900円(税込)、予約不要
Webサイト:https://sakeworld.jp/special/202505-mysakeworld-kawaramachi/


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