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IFAベルリン 101年目を迎える世界有数の産業見本市 9月5日~9日開催 その歴史と2025年の開催概要

ドイツ・ベルリンで毎年開催される世界有数の国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFAベルリン」。
1924年に誕生し、今年で101年目を迎える IFA は、ビジネス関係者と一般消費者の両方が来場するハイブリッド型の構造が最大の特徴です。欧州市場の年末商戦を見据えた9月開催という時期も、極めて重要な意味を持ちます。本記事ではIFAの歴史から2025年の最新動向をご紹介します。

目次

IFA2024 IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

イベントの歴史:技術革新の100年と重なる歴史

1924年から始まるイベントの歴史

IFAベルリンは、1924年に始まった、ドイツで最も歴史ある産業見本市の一つです。当初は「大ドイツ放送展」という名前で、黎明期のラジオ技術を広く紹介する場として誕生しました。第1回開催の後には、会場に「ベルリン・ラジオ塔」という電波塔の建設が始まり、1926年にはベルリンでラジオ放送がスタートしました。

初期の時代には、真空管を使ったラジオが主な展示品でしたが、1920年代末には試験的なテレビの電波送信も始まるなど、すでに次世代の技術の芽が見られました。有名なのは、1930年の第7回開催で、あの物理学者アルベルト・アインシュタインが開会のスピーチを行ったことです。1931年には、世界で初めての「完全電子式テレビ」の公開実演が行われ、1933年には多くの人に広めることを目指した安価な「国民ラジオ」が発表されるなど、この時期のIFAは、ラジオやテレビの技術が大きく進歩する象徴的な場所だったと言えるでしょう。しかし、第二次世界大戦の影響で、1940年から1949年までの10年間は開催が中断されました。

IFA2024 IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

戦後、テレビやビデオの時代を迎え、大きく発展

戦後、IFAは1950年にベルリンで再開されました。一時的にデュッセルドルフなどドイツの他の都市で開催されたこともありましたが、1971年には再びベルリンでの開催が定着しました。1967年に当時の西ドイツの副首相が、PAL方式というカラーテレビ放送の開始を告げるボタンをIFA会場で押したことです。この演出は、IFAが国の技術革新を発表する最高の舞台であることを国内外に強くアピールしました。同時期には、ステレオ音響や、1963年にフィリップス社が発表した小型カセット、初めてのリモコンなど、家庭での音や映像の楽しみ方を根本から変えるような新しい技術が次々と登場しました。

1971年には、IFAはその名前を「国際放送展」と変更し、まさに世界的なイベントへと舵を切りました。これは、電子機器産業が世界的に広がる流れに、うまく対応したものです。デジタル技術の波が押し寄せた変革期には、家庭用ビデオ録画機(VTR)、文字多重放送(テレテキスト)、CD、そして1985年には高精細テレビ(HDTV)や初めての衛星放送受信機など、デジタル技術が芽生え始めた頃の製品が主役となりました。1990年代半ばになると、IFAはマルチメディア製品の見本市としての性格を強めていきます。デジタルカメラ、DVDプレーヤー、音楽プレーヤー(MP3プレーヤー)、そして初めての薄型テレビが登場し、デジタル化の未来を示しました。注目すべきは、1997年に任天堂が家庭用ゲーム機「NINTENDO64」を大々的に展示したことです。これは、大手ゲーム会社がIFAを主要な発表の場として認識し始めた画期的な出来事でした。

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2000年以降、隔年開催から毎年開催へ。家電製品部門を新設してさらに拡大

2000年代に入ると、家電や電子機器業界の技術革新のスピードは飛躍的に加速しました。この変化に対応するため、IFAは2006年に隔年開催から毎年開催へと移行するという大きな決断をしました。この変更は「新しい技術の登場ペースに合わせるため」と明確にされており、2年ごとの開催では市場のスピードに追いつけないという危機感があったようです。さらに2008年には、白物家電と呼ばれる「家庭用電化製品部門」を新設するという、もう一つの根本的な変化がありました。この拡大により、IFAの展示内容は劇的に豊かになり、大きな関連市場を取り込むことに成功しました。現在ではIFAは家電業界にとって欠かせない、世界最大級の場としての地位を確立しました。

2019年、日本がイノベーションパートナー国に選ばれる

近年では、2019年に日本がIFA NEXTという新しい技術を発表するエリアで、史上初めての「イノベーションパートナー国」に選ばれ、日本の最先端の研究や技術、そして新興企業(スタートアップ)の活躍を世界にアピールする特別な機会を得ました。新型コロナウイルスの世界的な流行による中断を経て、2022年に3年ぶりに通常開催が実現し、5日間で約16万1千人が来場しました。その後、2023年には出展企業が2,000社を超え、来場者は約18万2千人に回復。そして、2024年には初開催からちょうど100年を迎え、21万5千人以上の来場者と1,800社以上の出展企業を集め、力強い回復と未来を見据えた姿勢を世界に示しました。


IFA イベントの特徴:技術と暮らしをつなぐ場所

IFA2024 IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

電子機器と家電製品を取り扱う世界有数の見本市

IFAベルリンの大きな特徴は、家庭で使う電子機器(コンシューマー・エレクトロニクス)と家庭用電化製品(ホームアプライアンス)を中心に据えた、世界でも有数の見本市であるという点です。毎年9月に開催され、サムスン、ソニー、LG、ボッシュといった世界的な大企業から、有望な新興企業(スタートアップ)まで、幅広い会社が最新の製品を発表する場所となっています。

展示される製品の種類は非常に多岐にわたり、音響機器、通信機器や携帯電話、パソコンやゲーム機、テレビや家庭で楽しむ娯楽機器、デジタル技術を使った健康・運動機器、白物家電、AI(人工知能)や環境に優しい技術、移動手段(モビリティ)、カメラやビデオ機器、そしてAIやIoTでつながる賢い家(スマートホーム)など、現代のあらゆる電子機器分野を網羅しています。

IFA2024 IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

この幅広い製品カテゴリーがあることで、技術と生活家電が融合した総合的なイベントとして、他の特定の分野に特化した展示会にはない広がりを持っているのが特徴です。たとえば、携帯電話に特化したMWC(モバイル・ワールド・コングレス)や、北米のCESが主に業界関係者向けであるのに対し、IFAは一般消費者にも開かれているという点で非常にユニークです。来場者は、最先端のスマートフォンから次世代のスマートホーム機器、AIを搭載した家電まで、幅広い製品を実際に体験し、未来の暮らしを垣間見ることができるのです。

参考記事:MWCバルセロナとCESに関する記事

来場者数は20万人を超え、年末商戦に向けた重要な商談の機会

IFAには、世界中から約2,000社規模の会社が出展し、20万人を超える人々が訪れます。特にビジネス目的の来場者(トレードビジター)は全体の半分以上を占めており、主にヨーロッパの小売店の仕入れ担当者や流通グループ、そしてアジア各国のメーカー関係者なども数多く参加しています。地理的に見ると、業界関係者の約63%がヨーロッパ(EU・スイス)から、約20%がアジア・オセアニア、12%がヨーロッパのその他の地域、北米とアフリカがそれぞれ2%、中南米が1%というデータもあり、ヨーロッパ市場に焦点を当てつつも、世界中に開かれたイベントと言えるでしょう。

開催時期が9月上旬であるため、クリスマス商戦に向けた新製品の発表や、商談の場所としても大きな役割を果たしており、出展企業と小売業者や仕入れ担当者にとって貴重な機会となっています。実際に、IFAの会場では、大手メーカーとヨーロッパ各国の販売ルートとの間で、年末商戦向けの商談や注文が活発に行われ、具体的なビジネスの契約に直接つながる場ともなっています。

IFA Berlin公式チャンネルより「IFA Sommergarten 2024 Highlights」

消費者が最新モデルを体験できる場、スマートホームの見本市としての顔

IFAが他の国際的な技術イベントと一線を画す点として、一般公開による盛り上がりと、幅広い製品分野の組み合わせが挙げられます。IFAでは現在売られている商品や、もうすぐ発売される予定の製品が多く展示される傾向があり、消費者が「発売前の最新モデルを直接触って体験できる」場所にもなっています。また、IFAは歴史の長さでも特徴的で、白物家電の領域を網羅している点もIFAならではです。

キッチン家電や生活家電の分野では、ヨーロッパのミーレやボッシュ、アジアのハイアールなどが最新モデルを発表し、家庭のスマート化(Smart Home)という視点でも充実した展示が行われています。近年、IFAは「スマートホームの見本市」としての評価も高まっています。一方で、企業間取引に特化したエリアとして「IFAグローバルマーケット」も同時に開催され、ここでは他社ブランドの製品を作る会社や部品メーカーが、仕入れ担当者や調達担当者と商談を行います。

IFA2024 IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

IFAは世界的なメディアからの注目度も非常に高く、ドイツ国内はもちろん、世界各国の技術系メディアが連日会場から新製品のニュースを発信します。100年以上の歴史を通じて、多くの技術革新がIFAで初めて公開されてきた伝統もあり、「IFAで世界デビューを果たす」ことが、製品や会社にとって一種の栄誉にもなっています。


IFA2025キックオフ IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

2025年の開催内容:未来を想像する「AI」と「サステナビリティ」

IFA2025は、「Imagine the future」というテーマを掲げ、101年目の新たなステージへと踏み出します。100周年で新しくなったカラフルなロゴやデザインを引き継ぎながら、より若い世代や新興企業にも響く、開かれたイベントとして進化を続ける方針です。

IFA2024 IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

最重要キーワードは「AI」

今年度の最も注目すべきキーワードは、「AI(人工知能)」です。IFA2025では、AI技術の活用がさまざまな製品カテゴリーで共通の焦点となり、特にスマート家電におけるAIが手助けする機能や、新しいコンテンツを生み出すAI(生成AI)を活用した制作支援などが大きく取り上げられる見込みです。

例えば、スマート家電分野では、生成AIによる家電の操作最適化や音声アシスタントの多言語対応、健康分野では身につけられる機器とAI解析による健康管理提案など、AIが「より賢い家電やサービス」を実現する方向性が示唆されています。サムスンは「AI for All」、LGは「Affectionate Intelligence」 を掲げ、冷蔵庫や空調機器といった白物家電にまでAIを実装してユーザー体験を向上させます。これらの展示も注目されそうです。

IFA2025キックオフ IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

IFAリテール・リーダーズ・サミットが開催

2025年には新しいプログラムとして、「IFAリテール・リーダーズ・サミット(IFA Retail Leaders Summit)」が初めて開催される予定です。これは、世界各国の大手家電量販店や製品を運んで販売する会社の経営幹部80~100名ほどを招待し、業界の未来像や市場戦略について話し合い、交流を深める高いレベルの会議で、開幕前日の9月4日に実施されます。

小売業を主役とした国際的な会議を設けることで、IFAを「業界のトップ同士が対話する場」としても機能させる狙いです。さらに、環境への配慮(サステナビリティ)も引き続き重視される見通しです。2024年には主要テーマの一つに「持続可能性」が掲げられ、多くの会社が省エネ性能や環境に優しい素材をアピールしました。2025年も、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」に対応した製品や、資源を無駄にしない「循環型経済」に役立つ技術が各所で紹介されるでしょう。また、来場者向けの新しい試みとして、会場の内外で楽しめるイベントも計画されています。

IFA2024 IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

注目される最新のテクノロジーは?

展示される製品では、次世代のディスプレイ技術(折りたためる有機EL、大画面の微細なLEDを使ったテレビなど)、スマートホームの統合(各社のスマートな機器同士の連携やMatter対応製品)、新しいコンテンツを生み出すAI(生成AI)を使ったサービス(写真編集や家電の自動操作などへの応用)、電気自動車(EV)や移動手段(モビリティ)関連(家庭と車をつなぐエネルギー管理や車載のスマート機器)などが注目されます。

テレビや音響・映像機器では、8Kや次世代のHDR規格の動き、家電ではAI操作による家事の自動化製品、移動手段では電動キックスクーターや電動自転車など、都市型の乗り物の展示が充実する予想で、IFAならではの暮らしを豊かにする最先端の技術を体験できるでしょう。さらに、通信分野では5Gを超える次世代ネットワークやIoT(モノのインターネット)の安全対策も議論される可能性があります。

IFA2025キックオフ IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

体験型フォーマット&新プログラム IFA NEXTからCreator Hubまで

IFA NEXT:スタートアップ&研究機関のハブ

ホール 27 に展開する IFA NEXT には、世界 200 社超のスタートアップが集結し、連日ピッチイベントを開催します。投資家や大手メーカーとの協業機会が豊富で、「未来のユニコーン」を発掘できる場として注目です。

IFA Global Markets:B2BソーシングとOEM/ODM商談

2025 年は本会場内ホール26に復帰し、9月7〜9 日に開催。電子部品・モジュールメーカーが集まり、欧州バイヤーと直接交渉を行います。調達担当者にとって欠かせない専門エリアです。

Games Ground/Creator Hub/Beauty Hubの新潮流

・Games Ground x IFA:インディーゲームの新作試遊やeスポーツイベントを展開し、若年層来場を促進。
・Creator Hub:インフルエンサーや動画クリエイターが最新撮影機材を体験し、その場でコンテンツを生成。
・Beauty Hub:Z 世代向けスマートビューティー製品をライブデモ形式で紹介します。

Outdoor Cooking & Gardening:屋外体験でZ世代を獲得

会場中央の Sommergarten にアウトドア調理・ガーデニング機器の実演エリアを新設。BBQ グリルや自動潅水システムなど、ライフスタイル提案型展示が目玉です。

IFAイノベーションアワード:受賞で世界へ波及効果

会期中に初開催される IFA Innovation Award は、AI、サステナビリティ、UX の三部門で構成。受賞製品は翌年の特設ギャラリー展示と公式メディア露出が約束され、世界市場進出の跳躍台となります。


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開催概要と会場 ベルリン見本市会場

IFA 2025の開催概要は以下の通りです。

名称: IFA 2025(国際家電・電子機器見本市 2025)
会期:2025年9月5日(金)~ 9月9日(火)午前10時から午後6時まで
会場: ベルリン見本市会場(Berlin ExpoCenter City)
運営:gfu Consumer & Home Electronics GmbH、IFA Management GmbH

公式Webサイト https://www.ifa-berlin.com/

会場であるベルリン見本市会場は、ベルリン市西部の見本市会場が集まる地域に位置しており、公共の乗り物(公共交通)でのアクセスが非常に便利。会場は26の展示ホールと屋外の庭園から成り、全体の展示面積は約16万平方メートルにもおよぶ巨大な施設です。ヨーロッパ最大級の国際会議場である「ICCベルリン」ともつながっており、大きな会議と展示会を一体で開催できる環境が整っています。


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日本企業の出展状況:独自の技術と新しい挑戦

IFAにおける日本企業の出展は、数社の大手電子機器メーカーと、政府関係の組織が中心となっています。2024年には、ソニー、パナソニック、シャープといった大手メーカーを含め、約10社の日本企業が出展し、東京都も独自の展示スペースを設けて参加しました。

日本製品の好印象をアピールしつつも、数の上では中国企業などに比べると少ない

ソニーは、例年その展示スペースでテレビ、音響機器、スマートフォン、そして新しいコンセプトの技術などを展示し、ヨーロッパ市場向けの新しいモデルを発表しています。パナソニックは、調理家電や美容家電、住宅関連技術まで幅広い製品を展示し、存在感を示しています。シャープも、ヨーロッパで展開する白物家電(冷蔵庫や洗濯機など)や音響・映像機器を中心に展示しています。これらの日本の大手電子機器メーカーの参加により、高品質で高性能な日本製品のブランドイメージをヨーロッパ市場にアピールする場となっています。一方で、IFA全体に占める日本企業の数は、中国企業などと比べると少なく、主催者も「日本企業のより積極的な参加を期待している」と述べています。

日本のスタートアップの海外展開を東京都が支援

日本からの出展で近年特に注目すべき取り組みが、東京都の「SusHi Tech Tokyo(スシテックトーキョー)」という展示スペースです。これは、ベルリン市との友好都市提携30周年を記念して、東京都が2024年に初めて設置したもので、東京から選ばれた7社のスタートアップや企業が合同で出展しました。SusHi Tech Tokyoの展示スペースには、ベルリン市の幹部や多くの来場者が訪れ、大変な盛況と報じられました。この取り組みは、日本の自治体が地元企業の海外展開を支援する新しいモデルケースと言え、日本の新しい技術をIFAという国際的な舞台で発信する良い例となりました。2025年も東京都は同様の取り組みを続ける意向であり、SusHi Tech Tokyoを通じて日本の新興企業の国際的な協力関係を深める計画です。

また、ジェトロ(日本貿易振興機構)も、ジェトロの展示スペースや商談支援を通じて、日本企業のIFA出展を支援しています。

ViXionの先進的なアイウェア プレスリリースよりIFA2024ピッチバトルで世界王者に!(2024)

全体として、日本企業のIFA参加は毎年わずかながら続いており、ヨーロッパ市場への意欲が感じられます。しかし、前述の通り、中国や韓国など他のアジア諸国の出展と比べると消極的との指摘もあり、今後日本企業がIFAを世界的な戦略にどう位置づけ、活用していくかが課題と言えるでしょう。IFAの主催者側も、日本を重要な市場と捉え、日本企業のトップを東京での招待イベントに招くなど、関係強化を図っています。2025年以降、日本企業のIFA参加が、量も質も拡大し、より多くの注目される事例が生まれることが期待されます。


IFA2024 IFA Management GmbH、Dominik Tryba – INTRODUCE Production

まとめ:100年を超える歴史が見据える「Imagine the future」

IFA ベルリンは、100年を超える歴史に裏打ちされた信頼性と、AI・サステナビリティといった先進的な取り組みを先導する、他に類を見ない国際見本市です。一般消費者から業界キーパーソンまで幅広く巻き込み、展示会そのものを巨大なマーケティングの場へと進化させています。

この進化は、伝統的なエレクトロニクスと家電の「市場」としての役割から、より広範な「テクノロジーとカルチャーのイベント」へと進化する試みでもあります。
IFA 2025 では「Imagine the future」の名のもと、AI と循環型経済を中核に据え、技術と文化が融合する次世代型イベントとしてさらなる飛躍を遂げるものと思われます。

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