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ホテルの開業・リニューアル

【インタビュー】ブランドイメージを理解してお客様と一緒に創り上げる。2024年7月31日開業:THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection ウパカルさん

JR西日本ホテルズとマリオット・インターナショナルによる新ホテル「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection(大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション)」※ が、新しい大型複合ビル「JPタワー大阪」内に、2024年7月31日(水)に開業しました。
※以下、当記事ではホテル名を「大阪ステーションホテル」と表記

大きな注目を集めるホテルの開業に向けて、同ホテルのカンファレンスサービスを務めるターパ ゴタル ウパカルさんにお話を伺いました。
※インタビューは開業前に行いました。ご了承ください。

施設の紹介についてはこちらからご覧いただけます。


大阪ステーションホテル カンファレンスサービス ターパ ゴタル ウパカル 氏

南アジアに位置するネパール連邦民主共和国で生まれ育ち、大学留学で日本へ。初の外国人社員としてホテルグランヴィア岡山に入社。その後、大阪ステーションホテルのカンファレンスサービスとして着任。ウパカルさんは「母国ネパールと日本の架け橋になる」という目標に向かってお仕事されています。

「私はシェルパでありたい」【ドキュメンタリー・特集】https://www.youtube.com/watch?v=_gFnaAPQ_9k


かつて大阪駅があった場所で「基点」となる 

—大阪ステーションホテルのこだわりについて教えて下さい。
現在の大阪ステーションホテルがある場所に、初代大阪駅があったのはご存知でしょうか?ホテル名に「ステーション」とあるように、私たちは駅の役割である“基点”になりたいと考えています。駅は多くの人が各地から集まり、また目的地に向かっていく場所ですよね。大阪を軸として、京都、神戸、奈良、滋賀といった関西のさまざまな場所へのアクセスがしやすいこと。大阪を知るための出発点となり、さらにはこの土地で時代を重ねてきた大阪の歴史を感じ、未来へ継承していく基点となること。これこそが、私たちが大切にする“THE OSAKA TIME”というコンセプトです。


各地から力を結集し、専門性を発揮しやすい環境

基点であることは、ゲストだけではなく、スタッフにもプラスに働いていると考えています。
当ホテルは、JR西日本ホテル開発とマリオット・インターナショナルグループが初めて連携し、運営をしています。個々の力を集結し、専門性を活かす環境が整っていることは、当ホテルの強みです。JR西日本ホテルズやマリオット系のホテルだけでなく、他業種などさまざまな経験を積んだスタッフがともに働くことは、1つのグループだけではない良い刺激が働いていると思っています。毎日刺激的で、みんなで新しい挑戦をしています。

—従業員の方・スタッフの方で、海外ご出身の方はいらっしゃいますか?
いますよ!私と同じネパール出身のスタッフが2人おり、日本人の次に、多い割合です。あとは台湾、韓国、ベトナムからも。多種多様な人が在籍しています。


来たる2025年、関西万博へ

—MICE・インバウンドでは、どのような方がご利用になることを想定されていますか?
1番身近なイベントは、やはり2025年に開催される大阪・関西万博ではないでしょうか。何よりも、立地の良さが最大のメリットです。地上からでも地下からでも迷子にならず、お越しいただけます。海外から来られた方にも非常に分かりやすいと思います。また宴会場やレストランも、用途を問わず広く活用いただけます。


「唯一無二」をお客様と創り続けることが、私たちの仕事

オートグラフ コレクションホテル」は、マリオット・インターナショナルが展開する世界各地の個性あふれる独立系ホテルのコレクションです。どのホテルも、個性的で“唯一無二”のストーリーがあるのが特長です。さまざまなお客様に合わせて、答えを探し、組み合わせ、私達も変えていくこと。これが”私たちの本当の仕事”です。一辺倒なサービスではありません。


過去と未来を繋ぐために


—「どんなホテルにしたいか」というビジョンについてお聞かせください
個人的には、大阪エリアは人懐っこく、気さくで面白い雰囲気があるエリアだと感じています。それらを体現できるよう、ホテルでは丁寧かつ、面白さや親しみやすさを大切にしていきたいですね。関西のコミュニケーションが大好きで当ホテルに配属されたときに、まずはお笑いのスキルを磨こうと決意しました(笑)

ホテルとしては、初めて来られるお客様に「ここに来てよかった、また来よう」と感じていただきたいですね。どのホテルも同じことを言われるかもしれません。私たちの料理・サービス、居心地や景色の良さなどの全てを感じていただきたい。周囲の方に語りたくなるようなサービスを提供し、駅近の好立地にこのようなホテルが誕生したということが広がっていけば嬉しいです。

—お客様から自発的に発信されると、広がりますね!
お客様からの発信とリピートのためには、当ホテルに来ていただく理由を前に出していく必要があります。それらを継続的に磨き続けていきたいです。大阪駅があった過去、ホテルの開業というスタート地点、そして継続することで、この場所を基点として未来に繋いでいきたいと思います。


■取材を終えて「Editor’s note」

お客様とホテル、そしてスタッフの皆さんが、このホテルの文化を創り上げる。その過程が未来に繋がり、残っていくーー。
「これが私の仕事です」、大変印象的で、仕事の意味について改めて考えさせられました。よく耳にする「おもてなしの気持ちを大事にする」という言葉は、どこか曖昧で、具体的に何をされるのか、背後にある考え方が分かりづらいことがあります。しかし、ウパカルさんをはじめとするスタッフの皆様が目指されていることは、ハッキリと伝わってきます。

ホテル内を案内いただいた際にも、各所に込められたこだわりについて、いくつも教えていただきました。大阪駅直結というアクセスの良さはもちろんのこと、ホテルのコンセプトや考えを理解してご利用いただくことで、ホテルの見え方も一層深みを増しますね。

MICE TIMES ONLINEでは、直接お話を伺い、記事にすることを大切にしています。今回は開業前の段階で、どのようなホテルになるのか、目指すものはなにか、どのようなことを考えて日々頑張っていらっしゃるのかをお聞きをしました。

開業された大阪ステーションホテルにも足を運んでいただくと、その魅力を全身で感じ、きっと他の人に伝えたくなる体験ができることと思います。

株式会社イザン 藤井真鈴


■大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション

アクセス
 JR大阪駅西口直結
 JR大阪駅(サウスゲートビルディング)2階と歩行者デッキ直結
 西梅田地下歩行者道路「ガーデンアベニュー」(地下1階)直結
住所 〒530-0001 大阪市北区梅田3-2-2

Webサイト 
https://osakastation-hotel.jp

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