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SDGs・ウェルビーイング

東京駅直結の国家戦略特区・街区名称「TOFROM YAESU」(トフロムヤエス)に決定。竣工2026年予定/劇場・カンファレンス施設を備え、あらたなMICE拠点としても期待

【東京駅前に新たな都市の顔が誕生】ウェルビーイングの向上に資する施設やプログラム等を多数実装

東京建物株式会社が推進する「東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、国家戦略特区の指定を受けた大規模再開発プロジェクトです。街区名称は「TOFROM YAESU」と決定され、A地区は「TOFROM YAESU THE FRONT」、B地区は「TOFROM YAESU TOWER」として整備される本プロジェクトは、オフィス、医療施設、劇場・カンファレンス施設、バスターミナル、商業施設、住宅など多様な都市機能を統合し、国際都市東京の玄関口としての役割を果たすことが期待されています。竣工は2026年を予定しています。
東京駅前エリアにおけるMICE拠点にもなる「TOFROM YAESU」、どんな施設になるのかを本記事では見ていきます。

”トフロム”の名前に込められた思い

名称「TOFROM YAESU」(トフロムヤエス)は【「TOFROM」は英語の「TO」と「FROM」を組み合わせた造語で、日本中、ひいては世界中のヒト・モノ・コトがここに集まってつながり、ここから多様な価値が生み出され、発信されていく場所になってほしいという思い】が込められたものです。

抜群のロケーション:八重洲・日本橋・京橋エリアをつなぐ

TOFROM YAESUは、東京駅八重洲中央口前という抜群のロケーション、八重洲・日本橋・京橋エリア(YNKエリア)をつなぐような立地です。都内主要エリアへのアクセスはもちろん、地方都市や国際空港へのダイレクトな交通網が整備され、首都高地下化や日本橋川再生計画、Tokyo Sky Corridor計画、羽田空港アクセス線、さらにつくばエクスプレスと地下鉄の連携など、今後さらなる発展が見込まれるエリアの玄関口になることでしょう。

A地区:地域の日常生活とビジネス B地区:多様な施設が入居する高さ250mの高層建築

TOFROM YAESUは、A地区の「TOFROM YAESU THE FRONT」とB地区の「TOFROM YAESU TOWER」で構成される大規模複合再開発です。

A地区は地上10階・地下2階、延床面積約12,000㎡で、事務所、店舗、診療所などを配置し、地域の日常生活とビジネスをサポートします。屋上には、東京駅を一望できる「Rooftop Terrace」があり、リフレッシュやコミュニケーションの場として活用できます。

B地区は地上51階・地下4階、延床面積約225,000㎡、高さ約250mの高層建築で、事務所、医療施設、劇場・カンファレンス施設、バスターミナル、店舗、住宅などを備えています。劇場・カンファレンス施設は、MICE分野における東京の新たな拠点になるかもしれません。

ウェルビーイングスコアを開発、オフィスワーカーのウェルビーイング向上を目指す

現代の企業経営においては、従業員一人ひとりの心身の健康(ウェルビーイング)が生産性向上や人材確保、離職率低下に直結するといわれ、東京建物は「Well-being Lab.」の調査結果を背景に、予防医学研究者石川善樹先生監修のもと「ウェルビーイングスコア」を開発。これは、ビジネスパーソン1万人の調査と学術的見解をもとに、個人のウェルビーイング状態を測定するツールです。

この調査では、健康、学び、自然、笑い、信頼など20個の「ウェルビーイング向上因子」が特定され、TOFROM YAESUでは、これらの因子を満たすサービス・機能・空間を実装することで、オフィスワーカーのウェルビーイングを向上させることを目指しています。

劇場イメージとホールホワイエのイメージ

東京駅前初の段床型劇場、ホールなど、MICE拠点としての機能を備える

TOFROM YAESU TOWERの3階から6階には、ぴあ株式会社と株式会社コングレが運営する劇場・カンファレンス施設が入ります。この施設には、約800名収容可能な東京駅前初の段床型劇場や、大型の展示会・講演会などを実施できる平土間ホール、各種会議・交流イベントを実施できる会議室が完備されています。

この劇場・カンファレンス施設は、演劇、ミュージカル、音楽ライブなどの催しを誘致し、東京駅周辺エリアで不足していたエンタテインメントを通じた文化発信拠点を整備するとともに、MICEを誘致することで、YNKエリア(八重洲・日本橋・京橋エリア)のビジネス交流機能のさらなる拡充に取り組むことを目的としています

TOFROM YAESU TOWERの地下には、UR都市機構が整備する「バスターミナル東京八重洲」の第2期エリアがあり、国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着します。これにより、イベント参加者の交通利便性が向上し、東京駅直結の立地を最大限に活かした都市型交通結節点としての機能も担います。

ウェルビーイング向上を支える注目すべき施設やサービス

・41階に位置する「YAESU SKY LOUNGE」では、東京湾を一望できるロケーションと、温泉ミストによる湯治体験を提供する「RE:TREAT Room powered by Upmind」、健康メニューを提供するカフェテリアなど、働く人々のリフレッシュと健康維持に寄与する空間が整備されます。

・13階の共用スペース「Wab.」は、食堂・カフェ&バー・ラウンジ、イベントキッチン、会議室、個室ブース、さらにはパウダールームや搾乳室、季節感を感じさせるエレベーターホールなど、多彩なコンテンツを通じてオフィスワーカーの日常をサポート。免疫ケアフードや「オフィスで茶の間」サービス、環境再生型農業による食材提供、さらにはハーバード大学発の生活習慣改善プログラムなど、各種パートナーとの協業によるサービス展開も魅力です。

・TOFROM YAESU THE FRONTの屋上には「Rooftop Terrace」が設置され、東京駅を眼下に望むパノラマビューの中、リフレッシュやコミュニケーションの促進に活用できる空間が提供されます。

・ハイグレードなフレキシブルオフィス「EXEVIA TOKYO YAESU」は、レンタルオフィスやコワーキングスペースとして、1名~90名まで対応可能なオフィス環境を提供し、受付コンシェルジュやラウンジ、会議室、個室ブースなどが整備されています。

・都市機能の強化と国際競争力の向上に寄与する施設やサービス。医療施設「日本医科大学八重洲健診ステーション」では高度医療サービスが提供され、災害時の医療連携にも対応。商業施設としては、江戸から続く八重洲の食文化を継承しつつ最新のトレンドを取り入れた個性豊かな70店舗以上の飲食店や、屋内広場「檜物町スクエア」による街の賑わい創出も予定され、東京ならではの魅力を発信します。

まとめ:MICE拠点としてウェルビーイングへの徹底が選ばれる理由になるか注目

2026年の竣工を予定するTOFROM YAESUは、オフィス、医療、劇場・カンファレンス、バスターミナル、商業施設、住宅といった多岐にわたる機能を統合し、まさに「人・時・場をつなぐ」都市の新たなランドマークとして、国内外に新たな価値を提供していくものです。

MICEの視点では、そのポテンシャルの高さに大きな期待が寄せられると思われます。劇場、コンベンション施設をはじめ、レンタルオフィスや会議室、コワーキングスペースの整備といった会場設備が揃っているうえに、国内屈指の交通利便性の高さは他のMICE拠点には見られないものです。近年のMICEに求められるウェルビーイングへの徹底ぶりも「選ばれる理由」になりそうです。

TOFROM YAESU 公式Webサイト https://office.tatemono.com/yaesupj/

※画像はプレスリリースより

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