1回5000歩・1時間!「下見・内覧」は大切ですが、お客様にも大きな負担がかかります/バーチャルツアーで内覧をDX
MICE開催、ホテルの候補会場を下見・内覧することは、施設側にとっては大切なプレゼンの機会です。気合を入れて、時間をかけて準備をして、丁寧にご案内いただくことも多いことでしょう。
私たちも仕事柄、施設を内覧するために、ご案内いただくことがあります。先日、私は次のようにX(旧Twitter)に投稿していました。
2施設の内覧で15キロ歩きました
午前と午後に大型ホールをご案内いただいたとある1日。
ひとつの施設で5000歩、約1時間。これを1日にふたつの施設。移動を含めると合計で18,000歩以上歩いていたようです。これは距離にして1日で約15キロ歩いたことを意味します。
ホテルで客室、ラウンジ、バンケットなどをひととおり見学する場合も似たような数字になります。遠方からのお客様であれば、1日に2~3施設をまとめて内覧されることもあるでしょう。そうすると、1日に2万歩、15キロ以上歩かれていることもあるかもしれません。翌日も、となればこの累計では…本当にお疲れ様です、と言いたくなるような距離ですね。
時間もかかりますし、季節によっては体力的にもかなりのご負担になるのではないでしょうか。現地に行ったはいいが、急に利用が決まり、ほとんど内覧ができない、というケースもあるようです。遠方からなら来週また来ます、とはいきません。
内覧中はたくさんの質問をして、メモを取ることもあれば、大切な場所は写真も必要です。イベントや行事、展示会の運営や、公演の準備で見落としてはいけないポイントはとても多いようです。大変さは歩くだけではありません。
あらかじめオンラインで施設の見学をしておき、大切なポイントを中心に現地での内覧をすることで、時間や体力のご負担を小さくできるかもしれません。バーチャルツアーは内覧シーンをDXで大きく変えることができます。
ご案内するスタッフの時間や体力の負担も見逃せません
導入された施設でよくお聞きするのは、次のようなお話です。時間面の話と体力面の話をよくうかがいます。
- 内覧にかかる時間が大幅に減った
- 内覧日程の調整が楽になった(オンラインである程度置き換えられる)
- 正直、体力的に大変だったので助かっています
- 事前に見ていただくことで、当日の内覧を早く済ませられるようになった
- 現地で内覧したい場所だけをご案内すればいいケースがある
- 内覧後にバーチャルツアーをお渡ししておくことで、お客様にご自分で気になる点をチェックしていただける(問い合わせが減り、お客様は便利になる)
バーチャルツアーを導入しても現地での内覧が大切であることに変わりはありません。しかし、館内スタッフ、お客様双方にとって、負担が小さくなり、時間を有効に使える。
バーチャルツアー導入ですぐに実感していただきやすい効果です。
「よく施設を使っている方は図面だけでわかるので、要らないよ」
私も多くの施設を拝見したので図面でおおよそわかるようになってきました。しかし、現地に行かなければわからないことは多くあり、「ここはどうなっていますか」と聞いても「えっと、どうだったかな」と答えが返ってくると、「図面だけではわからない」のではないかと思うことがあります。現地で内覧しても、完璧にすべての箇所を見ることは時間的にも、内容からしても難しいでしょう。現地内覧に近い情報を得られるデジタルパンフレットとしてのバーチャルツアーが活躍するシーンは案外多いのです。
内覧をしたお客様が社内で検討される際にも、バーチャルツアーがあることで、担当者から上司や決裁者への強力なプレゼンツールになってくれます。施設の方の代わりに、大切な場面で施設の魅力を伝えてくれます。
- スタッフの負担軽減、問い合わせ減少による経費削減効果(時短)
- 施設が利用中でも内覧できる効果(機会損失を減らす)
- 強力なプレゼンツールとして営業面での販促効果(売上につなげる)
バーチャルツアーを導入されるケースが多くなり、比較的その導入効果を予測しやすくなってきました。DXを進められるメディア・ツールとして、映像やWebサイト、SNSにはない魅力があるといえます。
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