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「ドラゴンクエストウォーク」11月1日~2日に次回リアルイベント開催 仙台市が市を挙げて全面バックアップ!位置ゲーの経済効果についても解説

スクウェア・エニックスが提供する人気位置情報RPG「ドラゴンクエストウォーク」のリアルイベント「ドラゴンクエスト ウォーキング」が、この秋、宮城県仙台市にて「ドラゴンクエスト ウォーキング vol.5 東北」として開催されることが決定いたしました。今回は第5回目の開催となり、これまでのイベントで培ったノウハウを活かした、さらに充実した内容が期待されています。本記事ではイベントの概要の紹介と、位置情報ゲームが地域にもたらす経済効果についても解説します。

ドラクエウォークロゴ
公式Youtubeチャンネル動画より

仙台市による逆オファーが開催の決め手に?

イベントのメイン会場は、七北田公園とユアテックスタジアム仙台です。参加には事前に有料チケットの購入が必要となり、ベーシックなチケットに加え、ファミリー向けや特別なオプションが付いたチケットも販売される予定です。チケットの詳細は8月下旬から9月頃に発表されるとのことですので、続報に注目です。

今回のイベントの大きな特徴は、仙台市による強力なバックアップ体制です。実は、約2年前に仙台市の観光戦略課から「ドラゴンクエストウォーキングを仙台市で開催していただけたら、市全体でバックアップをします!」という“逆オファー”があったことが、開催の大きな決め手となったそうです。これに対し、「市のバックアップをいただけるならぜひやりたい」というプロデューサーの熱意が実を結びました。

ドラゴンクエストウォーク
スタジアムがイベントの舞台に 公式Youtubeチャンネル動画より

動画には仙台市長も登場!全国からの多くの参加者に期待

仙台市は関東圏からのアクセスの良さや、日帰りも可能な地理的な魅力も考慮されたと述べられています。仙台市長の郡和子氏も動画に登場し、「市を挙げて全力で準備をしております!」「皆様のお越しをお待ちしておりま~す!」と意気込みを語るほど、市を挙げての協力体制が築かれています。

ドラゴンクエストウォーク
地元商店街の方々 公式Youtubeチャンネル動画より

併催イベントでは地元商店街が協力して、様々な企画を用意

メインイベントに加えて、「ドラゴンクエストウォーク秋祭り」も併催されることが決定しています。仙台駅前のアーケード商店街エリアを舞台に、10月31日から11月3日にかけて実施されます。仙台駅前のアーケード商店街は6つの商店街がすべて繋がっており、秋祭りではこれら全ての商店街が協力して、様々な企画が用意される予定です。この秋祭りは、ウォーキングイベントの前夜祭的な位置づけとしても楽しめるとのことです。来場記念品として、秋祭りにちなんだ「はっぴ」の制作も発表されており、デザインはチケット情報と合わせて後日公開されます。

このように、仙台市が一体となって盛り上げる「ドラゴンクエスト ウォーキング vol.5 東北」は、ゲームファンだけでなく、地域活性化の側面からも大きな注目を集めています。

公式チャンネル動画


各地域・都市で開催される位置情報ゲームのリアルイベント、ドラゴンクエストウォークの地域経済への波及効果は?

「ドラゴンクエストウォーク」のリアルイベントは、開催地域への巨大な経済波及効果も注目されます。
地方開催となった熊本の例では、参加者の半数が九州外から訪れています。交通・宿泊・飲食・土産代で一人あたり数万円を消費していると考えられます。約半数が九州地方外から訪れたとされており、数億円規模の経済効果が生まれた計算になります。これはファンがイベントを「旅」と捉え、開催地の観光や食を積極的に楽しむことで生まれる金額であり、一過性の観光に終わらず、地域に愛着を持つ「関係人口」の創出にも繋がります。

※参考:過去の開催例

開催場所時期参加者
Vol.1 大阪・万博記念公園2022年10月約50,000人・参加無料
Vol.2 山梨・富士急ハイランド2023年10月約30,000人・有料制導入
Vol.3 熊本・グリーンランド2024年11月約8,000人
Vol.4 北海道・エスコンフィールド2025年6月1万人規模?・(公式未発表)

今回の仙台開催は、政令指定都市からの「逆オファー」という過去にない官民一体の体制で臨みます。これは会場確保や広報協力に留まらず、広大な商店街を巻き込んだ「秋祭り」の実施など、都市全体で経済効果を大きくする仕組みです。首都圏からのアクセスの良さも相まって、参加者数・経済効果ともに過去最大規模となることは確実視されます。

ドラゴンクエストウォークは、全国のランドマークに設置されたスポットを実際に巡るゲーム性を備えており、地方開催イベントとの親和性が高いタイトルです。参加者数からも観光需要を喚起していることは間違いありません。

ドラゴンクエストウォーク
リアルおみやげプロジェクトと称したコラボ商品も生まれています

本イベントはIPホルダー、自治体、地域経済、ファンの四者に利益をもたらす「四方よし」の構造を実現しています。当初は歩きスマホによる危険性や地域住民とのトラブルが指摘されましたが、アプリ内警告や現地誘導などの安全対策が整備され、ひとつのゲームジャンルとして定着しました。公式イベントが定期的に開催され、周辺の宿泊・飲食消費を押し上げるなど地域活性化に寄与しています。ゲームが参加型の大規模イベント開催につながり、観光コンテンツとしての役割を強めつつあるといえます。

参考:ドラゴンクエストウォーク公式Webサイト https://www.dragonquest.jp/walk/

位置ゲーとは

「位置ゲー」は株式会社コロプラの商標で位置情報ゲームの略称として定着しています。スマートフォンの特性を活かした比較的新しいゲームのジャンルです。『ドラゴンクエストウォーク』『信長の野望 出陣』『駅メモ! ステーションメモリーズ!』『ピクミン ブルーム』などのヒットタイトルが生まれています。リアルイベントが行われることがあり、多くの人を動員することから、地域活性化やビジネスの面からも関心を集めています。

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