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ホテルの開業・改修・閉館

USJ隣接地に計817室、国内最大級のホテル着工へ。3ブランド集結のトリプルブランド施設が2029年開業/IHGホテルズ&リゾーツ

IHGホテルズ&リゾーツは、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに隣接する桜島エリアにおいて、国内初となるトリプルブランドホテルの開発に着手しました。鹿島建設を代表とする事業会社とのパートナーシップにより実現した本プロジェクトは、3つの異なるホテルブランドを一つの建物内に展開する画期的なものです。総客室数817室を擁するこの大規模施設は、2029年の開業を目指しており、大阪および関西エリアの新たな観光拠点となります。

IHGホテルズ&リゾーツ
「Osaka Sakurajima Resort」プロジェクト 完成イメージ (画像提供:合同会社桜島開発)

USJ隣接の好立地に誕生する国内初のトリプルブランド、USJオフィシャルホテルに

今回着工されたプロジェクトは、IHGホテルズ&リゾーツにとって日本国内で初めてとなるトリプルブランドのホテル開発です。同じ建物内にインターコンチネンタル、キンプトン、ホリデイ・イン リゾートという3つの異なるブランドが入る構成となっており、総客室数は817室に達します。これはIHGが国内で手掛ける新築施設としては最大規模となります。

建設地は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに隣接するリバーサイドの一等地です。この施設はユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャルホテルとなり、エリア内で唯一の外資系ホテルとして運営される予定です。夢洲に開業予定の統合型リゾート(IR)へもボートや車で約10分という好立地にあり、観光やビジネスの拠点として高い利便性を備えています。エリア唯一の外資系ホテルとなる同施設の開業は2029年を予定しています。

IHGホテルズ&リゾーツ
安治川側 外観パース (画像提供:合同会社桜島開発)

多様なニーズに応える3つのホテルブランド 宴会場、会議室を備えMICE需要にも対応

本施設は、ターゲットやコンセプトの異なる3つのブランドを一度に展開することで、幅広いゲストのニーズに対応できます。

インターコンチネンタル ホテルは244室の客室を持ち、世界的に名高いラグジュアリーな滞在を提供します。館内にはオールデイダイニングやロビーラウンジに加え、宴会場と会議室を含むミーティング&イベントスペースも完備される予定です。ビジネスエグゼクティブやMICE利用者の需要もしっかりと取り込みます。

キンプトン ホテルは246室。洗練されたデザインと刺激的な滞在を提案するライフスタイル・ホテルです。ルーフトップのスペシャリティレストランや屋内プールなどをあり、感度の高い旅行者に特別な体験を提供します。会議室(4室)を含むミーティング&イベントスペースも備えます。

ホリデイ・イン リゾートは327室という最も多い客室数を持ち、ファミリー層を主なターゲットとしています。キッズクラブやキッズプール、ゲームルームなど、家族連れが快適に過ごせる設備が充実しているのが特徴です。

IHGホテルズ&リゾーツ
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン側 外観パース (画像提供:合同会社桜島開発)

大阪の観光戦略とMICE誘致への貢献

このプロジェクトは、大阪市此花区における大規模開発の重要なマイルストーンとして位置づけられています。周辺ではJR桜島線の延伸計画や新フェリーターミナルの開設などインフラ整備も進んでおり、関西国際空港の機能強化とあわせて、国内外からのアクセス向上が期待されています。

IHGはすでに大阪市内でインターコンチネンタルホテル大阪などを展開していますが、今回の新規開業によりポートフォリオをさらに拡大させます。MICE開催地としても注目される大阪において、多様な宿泊機能と宴会および会議機能を持つこの大型複合ホテルの誕生は、エリア全体の競争力を高めることになるでしょう。

公式Webサイト(日本語) https://www.ihg.com/japan/content/jp/ja/japan

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