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【MICE人インタビュー】MICEにはさまざまな出会いがあり、チャンスがある。学生時代の経験を原点に、国際会議やイベントの運営に携わる/株式会社コングレ 千葉さん

MICEの舞台裏では、どんな人たちが働いているのでしょうか。
「国際会議やサミットの裏側に関わってみたい。日本と海外をつなぐ仕事がしたいと思ったのが、原点です」

そう語るのは、株式会社コングレで人事を担当する千葉さん。学生時代の経験をきっかけにMICE業界へと進み、様々な現場で会議運営を担ってきました。本記事では千葉さんのキャリアを通じて、MICEのお仕事の魅力ややりがいを探っていきます。


こんな方におすすめ

・地域や海外の垣根を超えて、社会的インパクトのある仕事をしたい
・頑張っている人を“裏側”から支える仕事に惹かれる
・チームでプロジェクトを設計し、動かしていく仕事がしてみたい
・学術集会・サミット・研究発表など、社会的意義のある場に関わってみたい


千葉美穂さんプロフィール

株式会社コングレ 入社11年目。新卒で入社後、医学系学会や国際会議の運営に携わる。産休・育休を経て復職し、現在は人事部にて新卒採用を担当。在宅勤務や時短勤務を活用しながら、MICEビジネスの魅力を伝えている。

株式会社コングレ Webサイト https://www.congre.com/


MICEの仕事のやりがいと面白さは?

「私が考える魅力は、いろんな出会いがあり、チャンスがある仕事だということ。やりたいことがまだ見つかっていない人でも、MICE業界には幅広い仕事があります。きっと自分に合った分野が見つかると思います」

どういったお仕事なのか、どんなやりがいがあるのか。これまで千葉さんが取り組まれてきたことを、聞いてみましょう。

高校時代のボランティア、大学時代の留学、就活での先輩のひとことに導かれMICEの道へ

「高校生の頃、留学生を日本に迎えるボランティア団体に所属していました。私は空港での出迎えやオリエンテーション、全国各地への送り出しなどの運営サポートを担当しており、チームの活動を裏方から支える経験ができました。そこで『自分には裏方の仕事が向いている』と実感しました」

大学では海外留学を経験しました。
学んだ英語を使って仕事をしたい、日本と海外の橋渡しの役割を担えるようになりたいと考えるようになったそうです。

そこで、海外と関わる仕事という軸で就職活動を進めていくことにしました。大学4年生のときに、MICE業界に就職した先輩のひとことがきっかけとなり、転機が訪れます。

「『(裏方の仕事が好きなら)MICEのお仕事が向いていると思うよ』と言われたんです。そんな業界があるんだと初めて知りました。調べてみると自分の興味と重なる部分が多く、就職活動でも意識するようになりましたね。G7やG20のような国際会議も民間企業が運営に関わると知りまして。インパクトがある仕事、ニュースになるような仕事に関われる。その点にも惹かれました」

選考を通じて、コングレで働いている方のことを知り、「楽しそうに、いきいきと働いている」と心動かされたといいます。内定が出てから、入社することを決めるまで時間はかかりませんでした。

MICE業界はメリハリのある仕事で、それが魅力

「MICEは大変そうだなと、ずっと忙しいイメージがありました。入社前はそこが少し不安でした。入社してみると、忙しさに”山がある”という印象に変わりました。春や秋など、良い季節に会議を開催したい主催者の方が多く、特定の時期に集中します。ガッと集中して頑張る時期があり、終わると落ち着く。何より、必ず”終わり”がある仕事なんです」

一生に一度の場で「有終の美を飾れた」と涙を流して喜ぶ姿に、こちらも胸が熱くなった

最初の配属は、医学系学会の学術集会を担当するチームでした。

「入社当初は、先輩のもとで会議の一部分を担当し、少しずつ仕事を任せてもらえるようになりました。100人ほどの研究会から、数千人、数万人規模の会議へと広がっていきました。
会議の準備は、積み重ねです。コンペで採用されてから、会場選び、スケジュール管理、プログラム調整、資料作成、本番まで、数年単位で動いていくものもあります。会議当日は想定外のことが必ずと言っていいほど起こります。だから、先を見越した段取りとトラブルの管理が大切です。社外でイベントに参加すると、つい運営の視点で見てしまいますね」

印象に残っているエピソードを尋ねました。

「ある会議で、会長の先生が引退される場面を任せていただきました。『有終の美を飾れた』と涙を流しておられて、こちらも胸が熱くなりました。主催者の人生の大切な場面に立ち会えるのは、特別な経験です。主催者の方々は、一回の会議にとても強い思いを持って臨まれています。その気持ちに、できるだけ寄り添いながら進めることを大切にしています。
終わった瞬間に『いい会だった』『ありがとう』と声をかけていただけると、この仕事をしていて良かったと思いますね」

「G7伊勢志摩サミット」や「G20大阪サミット」など国際会議の現場へ

「入社時から、国際会議やサミットに関わる仕事がしたいと伝え、海外からの招聘担当を任せていただきました。旅行会社の方と協力して、来日される海外ゲストの旅程作成や、滞在スケジュールの調整などを担当しました。大きな会議では、100名ほどの海外ゲストを迎えることもあります。また、『G7伊勢志摩サミット』『G20大阪サミット』にも現地に行き、運営を担当することができました。」


MICE業界の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい、MICEの魅力は、いろんな出会いがあり、チャンスがあることだと語る千葉さん。

「普段関われない方とも関われますし、社内だけでなく協力会社やクライアントなど、関わる人やテーマも毎回違います。担当する仕事によっては、日本全国さまざまな場所で企画を考えることもできます。私もこれまで、北海道から沖縄まで全国各地で仕事をさせてもらいましたし、海外出張の経験もあります。毎回違う出会いや経験があり、どの現場でも刺激を受けています。

MICE業界には本当に幅広い仕事があり、まだやりたいことが見つかっていない方でも、自分に合った分野がきっと見つかると思います。少しでも興味を持ったら、ぜひ踏み込んでみてください」


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