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【新秩父宮ラグビー場】2026年2月着工、2030年開業へ。国内初の全天候型多目的ラグビー場は、MICE・イベント拠点としても活用される計画

副名称は「SMBC Olive SQUARE」、東京・神宮外苑の好立地

東京・神宮外苑地区において、スポーツとビジネスイベントの新たな発信地となる「新秩父宮ラグビー場(仮称)」の建設がいよいよ始まりました。2026年2月3日に着工したこの新施設は、日本国内で初となる屋内全天候型多目的ラグビー場として、2030年の開業を目指しています。ラグビーの聖地としての伝統を継承しつつ、大規模な展示会や国際会議、コンサートにも対応するMICE拠点としても進化する本プロジェクトをご紹介します。

新秩父宮ラグビー場
外観イメージ

4駅4路線が利用できる神宮外苑に誕生する新たなランドマーク

東京都新宿区霞ヶ丘町、長きにわたりラグビーファンに親しまれてきた秩父宮ラグビー場の至近で、新たな計画が動き出しました。株式会社鹿島建設を代表企業とし、三井不動産株式会社、東京建物株式会社、株式会社東京ドームが参画する「秩父宮ラグビー場株式会社」は、2026年2月3日、「新秩父宮ラグビー場(仮称)」の建設に着手しました。プロジェクトはPFI法に基づき実施され、民間企業のノウハウを最大限に活用して、施設の設計・建設から30年間の運営・維持管理までを一貫して行う大規模事業です。

新秩父宮ラグビー場
位置図

建設地は、地下鉄銀座線「外苑前」駅をはじめとする4駅4路線が利用可能な都心の好立地に位置しています。敷地面積約3万4000平方メートル、延床面積約7万3000平方メートル、地上8階・地下1階建てというスケールで計画されており、高さは約46メートル。この新施設は、神宮外苑地区の再開発プロジェクトの中でも最初に着工される施設であり、エリア全体の活性化だけでなく、東京の都市競争力を高める重要な役割を担っています。

新秩父宮ラグビー場
ラグビー利用時

全天候型スタジアムでのMICE・ビジネスイベントの可能性

新秩父宮ラグビー場の最大の特徴は、日本初となる「屋内全天候型多目的ラグビー場」である点です。全天候型という特性は、スポーツ観戦の快適性を高めるだけでなく、MICEの会場としても極めて高い価値を持ちます。天候リスクを排除できるため、主催者は安心して大規模なイベントや展示会を計画することが可能です。

新秩父宮ラグビー場
音楽コンサート利用時
新秩父宮ラグビー場
コンサート利用時

ラグビー開催時収容人員約1万5000人、イベント時約2万5000人収容

収容人数は、ラグビーの試合開催時で約1万5000人を計画しており、国際大会の開催水準を満たしています。フィールド部分に座席を設けるイベント開催時には、最大で約2万5000人を収容。企業の周年事業や製品発表会、大規模な学術会議など、多様なビジネスニーズに応えることができるようになります。場内には50メートル×12メートルの大型ビジョンが設置され、最新の音響・照明設備と組み合わせることで、インパクトのあるプレゼンテーションや演出が実現できます。

都心に位置するため、平日のビジネスタイムや夜間のイベント利用にも適しています。国内外からのアクセスが容易な神宮外苑エリアに、2万人規模の屋内施設が誕生することは、東京における大型MICE施設の不足を解消する一助となり、国際的なビジネスイベントの誘致にも大きく貢献するのではないでしょうか。

新秩父宮ラグビー場
ラグビータワー
新秩父宮ラグビー場
VIPラウンジ

ビジネス交流を加速させるVIP機能とユニークな観戦体験

新施設では、ビジネスネットワーキングの場としても機能する高付加価値な空間づくりが進められています。スタジアム内にはVIPラウンジが整備され、重要顧客の招待や、企業間の交流イベントなど、スポーツ観戦とビジネスを融合させたホスピタリティプログラムの提供が可能となります。

観客席の設計もユニークです。東西のスタンドを均等に配置した「ダブルメインスタンド」を採用するほか、フィールドのコーナー付近から試合を間近に体感できる「ラグビータワー」や、フィールドと同じ高さの目線で観戦できる「フィールドバー」など、従来のスタジアムにはない多彩な座席が用意されます。企業のインセンティブ(報奨)旅行やチームビルディングの場としても活用でき、参加者に特別な体験を提供することで、エンゲージメントを高める効果も期待できます。

新秩父宮ラグビー場

新名称「SMBC Olive SQUARE」と環境への配慮

着工に合わせて、新施設のトップパートナーとして三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)が決定しました。施設の副名称は「SMBC Olive SQUARE」となります。この名称には、長年愛されてきた「秩父宮ラグビー場」の名を継承しつつ、SMBCグループのサービス「Olive」と、人々が集う「広場(SQUARE)」を掛け合わせることで、次世代に向けた新しい体験を生み出す場にしたいという想いが込められています。

また、昨今のMICE開催地選定において重要視されるサステナビリティへの対応も万全です。国際的な環境認証である「LEED GOLD」や「ZEB Ready」の取得を予定しており、敷地内の樹木の保存や新たな植樹を行うことで、神宮外苑の緑豊かな環境と調和した、環境配慮型施設を目指します。


新秩父宮ラグビー場
外観イメージ

注目したいスポーツホスピタリティの深化

2026年2月に着工した新秩父宮ラグビー場は、東京の新たなMICE・エンターテインメント拠点としての大きな可能性を秘めています。「数万人規模の収容力」と「天候リスクの排除」は信頼性の高い選択肢となります。

MICE TIMES ONLINEとして注目したいのは「スポーツホスピタリティ」のさらなる深化です。企業や地域がVIPをもてなす手段として、日本でも普及が進むスポーツホスピタリティを、本格的に高いレベルで実装する計画だと読み取れます。

新秩父宮ラグビー場
フィールドバー

新設される「VIPラウンジ」は、ビジネスパートナーや大切なゲストをもてなす社交の場として機能し、スポーツの熱狂を共有しながら信頼関係を深める特別な時間を提供します。ピッチの息遣いを間近で感じる「ラグビータワー」や、選手と同じ目線で戦況を見守る「フィールドバー」といった革新的なプレミアムシートは、没入感と特別感を演出します。スポーツ観戦を、記憶に残るラグジュアリーな体験へと昇華させることができる、あらたな交流拠点の誕生は2030年です。

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