【寄稿】手裏剣を投げない忍者体験とは?MICEに取り入れたい、日本の精神文化を身体で学ぶ「Ninja Zen Meditation」
海外から日本を訪れる企業の研修やインセンティブ旅行では、開催地ならではの文化体験が求められます。今回、ご紹介する「Ninja Zen Meditation」(忍者 禅 メディテーション)は、手裏剣投げなどを楽しむ一般的な忍者体験とは異なり、結印法、呼吸法、瞑想、身体操作を通して、忍者の精神性に触れるプログラムです。企業研修やチームビルディングのほか、MICEのエクスカーションとしても活用できるかもしれません。
※本記事は、忍者 禅 メディテーション事業を展開する株式会社シーズ 代表取締役 田村 基太郎氏の寄稿文を、MICE TIMES ONLINEが一部記事公開のため編集を行ったものです。
公式Webサイト https://zenmeditation.ninja-idea.jp/

忍者の精神文化を体験する「Ninja Zen Meditation」
海外から日本を訪れる企業や、社員研修、インセンティブ旅行を企画する企業にとって、「日本でしかできない体験」は重要なコンテンツです。神社や寺院、食、伝統芸能など、日本には多くの文化体験があります。一方、日本文化には、目に見えるものの背景に、長い時間をかけて育まれてきた考え方や精神性があります。
私たちが提供する「Ninja Zen Meditation」は、忍者の衣装を着たり、アクロバティックな動きをしたり、手裏剣を投げたりする体験ではありません。
日本の伝統的な忍術をもとに、忍者、禅、呼吸、身体操作を入口として、日本の精神文化に触れてもらうための瞑想プログラムです。体験を通じて得た気づきを、その場だけで終わらせず、仕事や日常生活に持ち帰ってもらうことを目指しています。

忍者の知恵を現代のビジネスへ
忍者という言葉から、アクロバティックな動きや戦闘を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし、忍者の知恵には、状況を観察すること、自分の感情をコントロールすること、呼吸を整えること、周囲の環境に適応することなど、現代の仕事にも通じる考え方があります。
「Ninja Zen Meditation」では、忍者の歴史や思想に触れながら、結印法、呼吸法、瞑想、忍者歩き、身体操作などを体験します。結印法、呼吸法、身体操作という三つの要素を用い、自然界を「地・水・火・風・空」の五つで捉える「五大観」になぞらえながら、瞑想を深めていきます。
大切にしているのは、知識として学ぶだけで終わらないことです。参加者自身が印を結び、呼吸を整え、身体を動かします。自分自身の感覚を通して体験することで、忍者が重視してきたとされる心身の調和や自己制御について考えます。

「日本を見る」から「日本の精神性を体験する」へ
「Ninja Zen Meditation」では、禅、武道、忍術など、日本人が長い時間をかけて育んできた精神性や身体文化に触れる機会を提供します。静かに自分と向き合う。呼吸を整える。相手や周囲を観察する。変化に対して冷静に対応する。参加者は、説明を聞くだけではなく、一つひとつの動作を実践します。
大切にしているのは、「日本を見る」のではなく、「日本の精神性を体験する」ことです。
日本の歴史や文化を外側から眺めるのではなく、参加者自身が身体と意識を使って体験します。普段とは違う視点を得て、仕事や日常生活に活かしてもらうためのプログラムです。
AI時代に向き合うための「人間の力」
AIが情報処理や分析を担う時代だからこそ、人間にしかできない力が改めて重要になっています。自分自身を整える力、相手を理解する力、周囲を観察する力、変化の中で判断する力、そして、人と人との信頼を築く力です。
「Ninja Zen Meditation」では、日本の精神文化を入口に、こうした力について参加者自身が考えます。エグゼクティブ研修、チームビルディング、ウェルビーイング、リーダーシップ研修など、企業が抱える目的に応じて活用できます。忍者文化を紹介するだけではなく、日本の精神文化を現代の仕事や組織に結び付けて体験してもらうことを意図しています。

グローバル企業の研修で実施
外資系製薬企業のグローバルチームを対象とした企業研修では、日本人スタッフと外国籍スタッフが一緒にプログラムへ参加しました。研修では、忍者の歴史や哲学について学び、結印、呼吸法、瞑想、忍者歩きなどを体験しました。
参加者からは、次のような感想が寄せられました。
「普段持っていない視点を得られた」
「集中力が高まった」
「チームとして一体感を感じた」
「日本の伝統と、その背景にある精神性を深く理解することができた」
企業にとって、研修やMICEプログラムは、参加者を楽しませるためだけのものではありません。普段とは異なる環境で同じ体験を共有することは、参加者同士のコミュニケーションを生み、新しい視点や気づきを得る機会にもなります。
言葉だけに頼らず、同じ体験を共有する
「Ninja Zen Meditation」では、参加者が一緒に身体を動かし、呼吸を整え、静かに自分と向き合う時間を設けます。
国籍、役職、文化的背景が異なる参加者も、言葉によるコミュニケーションだけに頼らず、同じ動作と時間を共有できます。日本人と外国籍の参加者が同じプログラムに取り組めることは、グローバルチームを対象とする企業研修での特徴の一つです。プログラムで得た気づきを、「自分自身」「チーム」「仕事」という視点から振り返ることも重視しています。体験して終わるアクティビティではなく、その後のコミュニケーションや行動につながる学びへ発展させることを目指します。
MICEの目的に応じてプログラムを設計
「Ninja Zen Meditation」は、日本語と英語のバイリンガルで対応できます。
海外からのエグゼクティブが日本を訪れる際のプログラムをはじめ、インセンティブ旅行、企業研修、チームビルディング、海外ゲスト向けの日本文化体験など、さまざまなMICEの場面で利用できます。参加人数、実施目的、所要時間、会場に合わせて、プログラムを個別に設計することも可能です。参加者の構成や企業が研修で扱いたい内容を確認し、実施条件に応じて内容を組み立てます。
私たちが提供したいのは、一般的な「忍者体験」ではありません。参加者が日本の文化や精神性に触れ、そこから何かを持ち帰るための時間です。「日本を見る」のではなく、「日本の知恵を体験する」。それが「Ninja Zen Meditation」です。
編集部より:忍者の精神文化をMICEに取り入れる
MICEのエクスカーションや企業研修で日本文化を扱う場合、文化施設を訪れる、伝統芸能を鑑賞する、食文化を体験するといった方法があります。「Ninja Zen Meditation」は、そこに結印法、呼吸法、瞑想、身体操作を取り入れ、参加者自身が身体を使って日本文化に触れるプログラムです。
特徴の一つは、海外でも知られている「忍者」というキャッチーで分かりやすい入口を持ちながら、手裏剣投げなどの娯楽的な体験だけではなく、その背景にある考え方や身体文化へ踏み込んでいることです。日本語と英語に対応し、参加人数や目的、所要時間、会場に応じて内容を設計できる点は、企業研修やインセンティブ旅行などで検討する際の材料になります。
国籍や役職、文化的背景が異なる参加者が、言葉だけに頼らず同じ動作や時間を共有できることも、このプログラムの特徴といえます。体験後に得た気づきを、自分自身やチーム、仕事の視点から振り返る設計まで含めれば、単なる文化体験ではなく、研修やチームビルディングとして活用する余地もあります。
MICEを開催する際、日本らしいエクスカーションや海外ゲスト向けの研修を考える主催者にとって、「忍者」という親しみやすい題材から、日本の精神文化や身体文化へ触れていく「Ninja Zen Meditation」は、一つの選択肢として知っておきたいプログラムです。
Ninja Zen Meditation 公式サイト
https://zenmeditation.ninja-idea.jp/
※本記事は、忍者 禅 メディテーション事業を展開する株式会社シーズ 代表取締役 田村 基太郎氏の寄稿文を、MICE TIMES ONLINEが一部記事公開のため編集を行ったものです。