大阪発のオープンファクトリー「FactorISM2026」10月22日~25日開催。門真、八尾、堺など18市域107社のものづくり現場へ
オープンファクトリーイベント「FactorISM2026 ~アトツギたちの文化祭~」が、2026年10月22日から25日まで開催されます。大阪府を中心とする18市域、107社のものづくり企業が参加し、普段は一般に公開されていない工場や仕事場が開かれます。
工場見学やワークショップをはじめ、サテライト会場、トークイベントなどを各地域で実施。八尾や堺、門真といった大阪のものづくり集積地から始まった取り組みは、三重県、石川県、愛知県、東京都にも参加地域を広げています。7年目となる2026年のテーマは「響く -Resonance-」。職人の手仕事、機械の音、素材の手触りや香りなど、製造現場でしか得られない体験を通じて、ものづくりと地域を知る4日間となります。

107社を巡るオープンファクトリー 大阪から三重、石川、愛知、東京まで
FactorISMは「こうばはまちのエンターテインメント」を合言葉に、ものづくりの現場そのものを来場者に開くイベントです。
2026年の参加地域は、八尾・柏原、堺・高石・松原・和泉・河南町、門真・大東・四條畷・摂津・高槻、大阪市の都島・生野・平野・住之江、三重県の名張・伊賀、石川県小松市、愛知県豊川市、東京都中央区まで広がっています。
公式サイトに掲載されている参加工場は107社。金属加工、鋳造、木工、印刷、食品、繊維、ガラス、化学、機械など、それぞれ異なるものづくりの現場が参加します。
参加者は企業ごとに設定された工場見学やワークショップを選び、実際に地域を移動しながら複数の現場を巡ることができます。一つのイベント会場に企業が集まる展示会とは異なり、普段ものがつくられている場所そのものを訪れる点がFactorISMの特徴です。

「見る」だけではわからない 五感で触れるものづくり
2026年のテーマ「響く -Resonance-」には、ものづくりを目で見るだけでなく、五感で受け取った体験を人から人、地域から地域へ広げていく考えが込められています。
工場では、職人が機械や工具を扱う様子を間近で見たり、製品が完成するまでの工程を知ったりできます。ワークショップを行う企業も多く、実際の素材や加工技術に触れながらものづくりを体験できます。FactorISMでは「目」「耳」「鼻」「口」「手」といった感覚を重視しています。機械が動く音、加工中の素材の匂い、職人が手で判断する微妙な感覚など、完成品だけを見ていては伝わりにくい製造現場の情報も、工場を訪れることで体験できます。

工場だけではない 各地域にサテライト会場を設置
開催期間中は工場見学に加え、各地域にサテライト会場を設けます。
大阪市内では、ものづくりとアートをテーマにした「LIVEISM」を展開。北エリアでは「KADOMADO」、八尾では「こうばのよりみち」、堺では「Minaさかい」が開かれる予定です。工場を一社訪れて終わるのではなく、複数の企業や地域の拠点を巡りながら、その街にどのような産業が根付いているのかを知る動線がつくられています。
ものづくりを入り口として地域内を移動するため、飲食や買い物、街歩きとの接点も生まれます。FactorISMがオープンファクトリーを産業観光として広げてきた背景には、こうした「工場を見る」ことから「地域を巡る」ことへの広がりがあります。

「まちこうば」を観光や人材育成の視点から考えるトークも
期間中は、工場見学とは異なる角度から地域産業を考えるトークプログラムも行われます。10月22日にはオープニングイベントと市長トップ会談に続き、「観光“未”立国から脱却する、まちこうばの真の価値」をテーマにした基調講演・トークセッションを開催します。
10月23日には「未来に活きる人的資本経営の三つの視点 番外編」や「関西オープンファクトリーフォーラム vol.45」を実施。工場を一般公開することが、地域づくり、観光、人材、企業経営にどのようにつながるのかを考えるプログラムが組まれています。
FactorISMが掲げているのは、製造技術の紹介だけではありません。地域の産業を次世代へつなぎ、職人やものづくり企業の仕事を知る人を増やし、企業同士や異業種との新しい関係を生み出すことも活動の柱となっています。

地域を越えて広がる「アトツギたちの文化祭」
FactorISMは、大阪の町工場が抱えていた担い手不足や産業集積の縮小への危機感を背景に育ってきました。
企業が工場を開くことで、来場者から職人へ直接反応が伝わり、若い世代やクリエイターとの接点、新商品開発や異業種との協業などにもつながってきました。地域同士が製造業の集積を競うのではなく、地域を越えて連携することもFactorISMが掲げてきた考え方です。2026年は107社という規模まで拡大しました。大阪の一地域から始まったオープンファクトリーが、複数の府県をまたぎ、それぞれの産地をつなぐ取り組みへと広がっています。


FactorISM2026 開催概要
名称:FactorISM2026 ~アトツギたちの文化祭~
テーマ:響く -Resonance-
開催期間:2026年10月22日(木)~25日(日)
開催地域:大阪府を中心とする18市域
参加企業:107社
主な内容:工場見学、ワークショップ、サテライト会場、トークイベントなど
共催:みせるばやお、一般社団法人ベンチャー型事業承継、おふらぼFactorISM2026 https://factorism.jp/
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