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MICEメシ(グルメ)、食の話題

【取材】Cqreeケータリング試食会 社内イベント成功のカギは”食”にあり!記事を読めばイベント企画のお悩みがひとつ解決するかも

社内イベントの企画・運営を担当されている皆さん、いつもお疲れ様です。企画や手配をされている方のお悩みごとはなんでしょうか。「参加者の満足度を高めたい」「ネタ切れ…マンネリ化した交流会を何とかしたい」「せっかくならお料理は美味しいほうがいい」といったご要望はありませんか。

編集部はイベント成功のヒントを得るべく、ケータリングの試食会に参加しました。記事では、多岐にわたるサービスと、参加者の生の声をお届けします。


概要:Cqree(シークリー)主催の試食会

訪れたのは、株式会社Cqree(シークリー)が主催するケータリングの試食会です。Cqreeは、高級弁当「yuizen」・「一箸(ひとはし)」サイトの運営、食材包材卸、バーチャルレストランブランド提供、「ケータリングセレクション」サイト運営、「ハコシェフ」オンライン飲み会サイト運営、中食コンサルティング事業など、中食総合事業を通じて特別な時間づくりをサポートする会社です。

日程: 2025年7月10日(木) 12:00~19:30 (参加時間は選択制)
場所: 大阪府大阪市北区梅田1丁目13番1号 大阪梅田ツインタワーズ・サウス11F 梅田サウスホール
費用: 参加費用無料

大阪駅からほど近い「梅田サウスホール」は、アクセス抜群。11階ということもあり見晴らしバッチリ。梅田サウスホール入口すぐのホワイエが会場となり、多岐にわたるサービスが紹介されていました。

梅田サウスホール 入口

「ケータリング」と「オードブル」の違い、ご存知ですか

まずは「ケータリング」と「オードブル」の違いを知りましょう。「ケータリング」は、料理を提供するだけでなく、配膳、調理、会場の設営、装飾、そして撤収までトータルでサポートするもの。一方「オードブル」は、料理の提供のみを指します。イベントの目的や規模に合わせてサービスを選びましょう。


Catering Selection(ケータリングセレクション)

有名店やシェフが手がける高級ケータリング・オードブルのプラットフォーム。関西エリア人気店舗の料理をいただけます。木や紙から作られた容器を用いる、といったサステナブルな取り組みが紹介されていました。


MAISON INCO(メゾンインコ)

地元の旬野菜を使ったフレンチベースの華やかな料理が特徴。見た目の美しさはもちろん、環境に配慮した容器を使用するなど、細部にわたるこだわりが感じられました。

自家製シロップを使ったドリンクの提供も可能。シロップごとにティーとソーダが選べる仕様で、ジンジャー、レモン、すもも、梅ビーツ、ベリーから選べました。

南河内野菜のバーニャカウダ

ベーコンとじゃがいものキッシュ

チキンと南河内野菜のグリル(鶏肉)

デザート


HARAPEKOBU(ハラペコブ)

企業懇親会など老若男女に喜ばれるメニュー構成と、華やかな装飾が得意な大阪福島のケータリング店。特にスイーツのクオリティの高さには目を見張ります。

ガトーショコラ

奈良漬とディルクリームの玄米クラッカーのオープンサンド、酒盗のブリュレタルト

高野豆腐の唐揚げ しば漬けタルタルソースのピンチョス

スープ提供もあり

Halal Vigan Kitchen(ハラール・ヴィーガン・キッチン)

ハラール・ヴィーガン・ベジタリアンに対応した料理の専門店。海外ゲストやメンバーを招いたイベントなど利用できますね。
(※いずれもフレンドリーレベル:ベジタリアン、ヴィーガン(完全菜食主義者)やイスラム教徒(ムスリム)が利用しやすいように配慮されているもの)


Mrs.gourment palette(ミセスグルメパレット)

立食に最適なオードブル料理をリーズナブルな価格で提供。フィンガーフードが用意されていました。


Haco chef(ハコシェフ)

リモート食事会やオンライン飲み会に特化したオードブルの宅配サイト。幹事の一括注文で、参加者の自宅まで料理とお酒を個別配送。コロナ禍で需要が高まりました。現在では、福利厚生の一貫でリモートワーク社員への食事提供など活用がされているそう。

大量に注文すると電子レンジが混んでしまう…。紐を引っ張り温めるお弁当なら、同じタイミングで食べられます。


結膳 〜yuizen〜

有名店やシェフのおもてなし料理を届ける法人・団体向け高級お弁当サイト。


「なぜケータリング?」企業イベント担当者のリアルな声

試食会には、ケータリングを利用している、あるいは検討している担当者が参加していました。「ケータリング導入の背景」「重視するポイント」を2社からリサーチ!

株式会社アイデム「社員エンゲージメント向上と離職率を下げる」

宮本さんは、業務の一環として社内のエンゲージメント向上を担当されています。
一度、Cqreeのケータリングサービスを利用したことがあり、アイデア探しのため試食会に参加。試食会を知るやいなや、すぐ申し込んだのだとか。

飲食店での飲み会をケータリングに置き換え

あまり盛んではなかった社内交流を図るため、若手社員の交流会等を企画されています。そこでケータリングにたどり着いたそうです。

「飲食店を借りて開催したこともありましたが、リーズナブルな店舗でもそこそこ費用がかさむ…。ケータリングに置き換えれば、費用を抑えられると思いました」

利用シーン:40名規模の新卒入社歓迎会

入社歓迎会を、新卒・若手社員を集め40名規模で開催。1人2,000円程度のケータリングを用意。ケータリングは「参加者に”大切にされている”と感じてもらえるような、会社からのさりげない心配りを伝える演出として活用できる」と言います。参加者からは「ここまで用意してくれるとは」と好評だったそう。

「まずはオードブルでお願いしました。ケータリングか、オードブルかは、開催規模によって変わると思います。人数が多くなると、こちらでは手が回らないですしね」

東日本と西日本の事業本部が統合されたことを機に、全社規模(1,000名規模)でのイベント開催も視野に入れていきたいとのこと。西日本といっても、福岡や岡山などのメンバーもいらっしゃるようで、全員集まるのはやや難しい…。「たとえば遠方のメンバーにはオンラインで参加してもらい、お弁当を用意するなどもできるかも。参加者からの期待のハードルも上がっていくと思うので、それにも応えていきたい」とのことでした。

「イベントの満足度を上げたいです。イベントは、人と話せて、コミュニケーションが取れる機会になると思うんです。『仕事が楽しい』と感じられれば、モチベーションエンゲージメントも高められます。結果的に離職率の改善にもなるかと。人との交流を通して、”働きがい”も業績もアップさせたいですね」

後始末の楽さを重視しています。例えば、プラスチックと紙を比べると、紙のお皿はかさばらず、捨てやすい。サステナブルという観点では、企業の方針やサービスによって意識される企業もあるかもしれませんね」


株式会社ベルパーク 「手間を省き、時間効率を上げたい」

全国各地に拠点を持つ携帯電話販売店運営の株式会社ベルパークでは、採用活動や社内イベントなどの”行事”に力を入れています。高級お弁当サイト「結膳 〜yuizen〜」のユーザーです。2次代理店が集まる会議では「結膳 〜yuizen〜」の2,000円を超える高級弁当を用意。買い出しが難しい時に便利だそう。

試食会では他のサービスを知ることができ「ママ会などで利用できたら」といった声もありました。導入イメージを持つ良いきっかけとなったようです。

イベント参加で、会場のセッティングがイメージが持てた

「この会場でのセッティングを見て、自分たちが利用する際のイメージがしやすくなりました。広さもちょうど良かったです」

普段はホテルのバンケットを借りて開催されますが、ホールを使ってケータリングするのもアリだと感じたとのこと。今後は、新卒の内定者向けイベントを検討されています。

業者探しや買い出しには手間がかかるから、時間効率を上げたい

イベントの規模はさまざまで、店長会議は20名程度、採用イベントは30名ほど。ビアパーティーやクリスマスパーティーなど、関西全店舗のメンバーが100名ほど集まることもあります。
大阪事務所には社内メンバー専用のBarもあるそうです。これまではUberEatsや近隣店舗で買い出しをしていましたが、業者探しや買い出しの手間が悩みの種。毎回ネットで業者を探すのが大変でした。

重視するポイント1:冷めても美味しいこと

「買い出しで渋滞に巻き込まれたり、せっかく買ってきても冷めてしまうと美味しくなくなる」といった声も。試食会では、時間が経っても美味しいメニューが揃っていて「冷めても美味しい!」と好評でした。

重視するポイント2:脱”残りもの感”&映え

「お皿が要らないのが良いですよね。カップごと取って、食べられる。大皿だとみんな遠慮するんですよ。目上の方がいらっしゃった時にも、気を遣わず1人1つで分けられる。
一番困るのがサラダをシェアする時。配分が分かりづらく最後の人まで行き渡らないこともあります。あと残りもの感があって…。カップで小分けになっていると映える、誰も手をつけてない安心感もあります」


Editor’s note:ケータリングでイベントの「質」を高める

ケータリングは、ただ美味しい料理を提供するだけでなく、食事をきっかけとした社内コミュニケーションの場づくりにも大きな役割を果たしていることが分かりました。
皆さんが「なぜケータリングサービスを検討するのか」、ポイントをまとめました。

1.時間効率アップ

業者選びや買い出し、準備にかかる手間や時間を大幅に減らせます。担当者の「検索や準備に時間が取られて大変だった」という声は、どの現場でも共通しているものだと思います。

2.食事の美味しさ・安心

冷めても美味しい料理や、環境面、衛生面に配慮された提供は、参加者への細やかな気遣いとして高く評価されていました。

3.社内外ブランディングと目的達成

イベントは、社員同士の交流やモチベーション向上、企業としてのブランディングの場でもあります。食事が果たす役割は、参加者一人ひとりに「自分のために用意してくれた」という特別感を与えること、そして、結果的にエンゲージメントや組織への愛着につながることだと捉えられそうです。

「とりあえず開催できればOK」ではなく、開催後の効果までを考えて企画することが大切。ケータリングなどのプロフェッショナルによる食事のサービスは心強いパートナーです。今回のレポートが、皆さんのイベント企画や職場のコミュニケーション活性化に少しでも役立てば嬉しいです。

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