1. HOME
  2. MICEあれこれ
  3. 交通・モビリティ
  4. 福岡空港国際線ターミナルビル増改築工事 2025年12月に完了へ 免税店拡張と搭乗待合室リニューアルで利便性が大きく向上
交通・モビリティ

福岡空港国際線ターミナルビル増改築工事 2025年12月に完了へ 免税店拡張と搭乗待合室リニューアルで利便性が大きく向上

福岡国際空港株式会社は、2022年5月から進められてきた国際線ターミナルビル等増改築工事が、いよいよ2025年12月をもって全て完了すると発表しました。同社は「比類なき東・東南アジアの航空ネットワークを有する、東アジアトップクラスの国際空港」の実現を目指しており、今回の工事完了は、その目標に向けた施設整備の重要な節目となります。特に国際線旅客の利便性と快適性を高めるため、免税店の拡張や搭乗待合室のリニューアルなど、多岐にわたる改善が実施されます。

福岡空港国際線ターミナルビル

最終完了を迎える国際線ターミナルビル等増改築の全容

工事は2025年12月20日の搭乗待合室リニューアル完了をもって全て完了する予定です。この大規模な増改築工事は、空港ターミナル容量の拡大、利便性の向上、そして魅力ある施設づくりを通じた空港サービスの質の向上を目的としています。

福岡空港国際線ターミナルビル

免税店エリアとリニューアルスケジュールの詳細

国際線旅客ターミナルビル3階では、主要な施設が順次オープンします。2025年11月18日には免税店お菓子・食品エリアがオープンします。続いて、2025年12月5日には免税店Ploom専門エリアと物販13店舗がオープンし、最終的に2025年12月20日に搭乗待合室がリニューアルされ、工事は完了となります。

顧客体験を向上させる免税店の機能強化

拡張されたお菓子・食品エリアは従来の約3倍の面積に

福岡空港国際線ターミナルビル
福岡空港国際線ターミナルビル

新しくオープンする免税店お菓子・食品エリアは、従来の約3倍の面積となる約810平方メートルに拡張されます。これにより、広々とした空間でゆったりと買い物を楽しむことができるようになります。 インバウンドに人気のある銘菓ブランドの専門区画が8区画整備されるほか、久原本家やチロリアンなど福岡発祥の銘菓・食品を含め、新たに14ブランドの商品が販売されます。この中には、チョコレートショップや元祖博多めんたい重といった空港免税店初出店のブランドも含まれており、取扱商品が大幅に拡大します。

ストレスフリーを実現するオンライン予約サービスの再開

お菓子・食品エリアのオープンに合わせて、免税品のオンライン予約サービスも2025年11月18日より利用可能となります。利用者は出発日の30日前から前日12時までに福岡空港免税店サイトから予約し、出発または到着の受取り場所で商品を受け取ることができます。 このサービスは、欲しい商品を探し回る手間を省き、食品、化粧品、酒など売場が異なる商品をまとめて購入できるため、ストレスフリーな買い物を実現します。また、店頭での売り切れの心配も不要となり、買い物後の時間をフードホールでの食事やラウンジ利用などに充てることが可能となります。

加熱式たばこPloom専門エリアの設置

2025年12月5日には、加熱式たばこ「Ploom」商品の体験や販売を行う専門エリアがオープンします。約38平方メートルのこのエリアでは、専門スタッフによる案内を通じて、Ploomブランドを体感することができます。


快適性を追求した搭乗待合室のリニューアル

福岡空港国際線ターミナルビル

福岡らしさ日本らしさを表現する内装コンセプト

搭乗待合室は、2023年に供用を開始した延伸部である北側コンコースと統一感のある空間へと改装されます。内装コンセプトは、搭乗直前まで福岡らしさ・日本らしさを感じてくつろいでいただくというものであり、日本家屋の縁側をイメージした木調の天井や、四季をイメージした植栽のある坪庭エリアが設けられます。

圧倒的な座席数と充電設備の拡充

福岡空港国際線ターミナルビル
福岡空港国際線ターミナルビル

旅客の利便性向上のため、ロビーチェアの増設と充電設備の拡充が図られます。増改築工事前と比較すると、ロビーチェアは約2.4倍の約1,900席にまで増加し、充電設備は約5.7倍の約850席にまで大幅に拡充されます。

リニューアルは2025年11月18日に免税店お菓子・食品エリア、2025年12月20日に搭乗待合室

福岡空港国際線ターミナルビル

今回の国際線ターミナルビル等増改築工事の完了は、福岡空港が目指す「東アジアトップクラスの国際空港」として機能するための重要な基盤を整備するものです。免税店の拡張やオンライン予約の再開、搭乗待合室の快適性向上により、国際線旅客に対し、安全、安心、そして快適にご利用いただける施設提供が強化されることになります。福岡・九州・西日本の玄関口として、多くの利用客を心地よい空間で迎える体制が整います。

関連記事:福岡

関連記事:空港

韓国・釜山でワーケーション、支援が充実
Aichi Sky Expo特集
お問合せはこちらから
スマホアプリができました
過去記事から探す
カテゴリー