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京都のオーバーツーリズム対策など課題解決を目指す「NAKED GARDEN ONE KYOTO 2026」が3月開幕。京都駅、嵐山、醍醐寺、山科の4エリアで

株式会社ネイキッドは、京都府や京都市などの行政機関と連携し、京都の課題解決と魅力発信を目指すプロジェクトである「NAKED GARDEN ONE KYOTO 2026」を2026年3月3日より開催。本プロジェクトは、深刻化するオーバーツーリズム対策としてナイトタイムコンテンツを創出し、夜間の観光客の分散を促します。今春は、京都駅、嵐山、醍醐寺、山科の4エリアを舞台に、官民一体となった持続可能な観光モデルを提示します。

京都が目指す持続可能な観光と市民生活の両立

NAKED GARDEN ONE KYOTOは、2022年の始動から今年で5年目を迎える並走型のプロジェクトです。近年、京都では一部の観光地に人が集中するオーバーツーリズムが生じているのではないかとの声があります。本プロジェクトでは、ナイトタイムコンテンツの創出を通じて観光客の夜間の分散と回遊を促し、市民生活の豊かさと都市の持続可能性の両立を目指しています。京都の文化を単なる消費ではなく、深く体験できる機会を提供することが大きな特徴です。

春の京都を彩る4つのエリアと文化体験

2026年春のシーズンでは、京都の各エリアの特性を活かし、文化体験の入り口づくりや夜の回遊を促すイベントが展開されます。

京都駅ビルで楽しむ和のワークショップ

京都の玄関口である京都駅ビル東広場のアートテラスラウンジでは、抹茶と和菓子づくりの体験ワークショップが定期開催されます。旅の始まりや移動の合間に気軽に参加できるプログラムとして、訪れた人々を京都の深い文化体験へと導きます。

世界遺産醍醐寺で没入感のある夜桜アート体験

世界遺産の醍醐寺では、地域活性化プロジェクトの一環として、夜桜を美しく彩るアート体験イベントが開催されます。期間は3月27日から4月12日までです。観光客が多く訪れる春のハイシーズンに世界遺産を舞台としたアートを展開します。深い没入感のある文化体験へと高めることで、京都の歴史的な価値を来訪者に伝えます。

嵐山エリアでのオーバーツーリズム対策と回遊型イベント

京都を代表する観光地である嵐山エリアでは、マスツーリズムがもたらす観光課題の解決に向けて、meets嵐山プロジェクトが3月13日から3月29日まで開催されます。地域の歩みと未来をつなぐ回遊型のイベントとして展開されるのが特徴です。観光客の動線を面的に広げ人の流れが一箇所に偏りにくい導線を意図的に設計することで特定の場所への混雑を和らげます。

山科疏水公園で地域とつながる夜桜のアート体験

山科エリアでは、地域の節目となる区の誕生50周年を起点にして、山科区誕生50周年記念NAKED夜さんぽ京都山科が4月3日から4月5日まで開催されます。自然豊かな山科疏水公園を舞台として、夜桜を美しく彩るアート体験を展開し、夜の回遊を創出します。


京都の課題解決につながる魅力的なコンテンツの可能性

NAKED GARDEN ONE KYOTO 2026は、魅力的なナイトタイムコンテンツを通じて、京都の観光課題の解決に寄与する画期的な取り組みになるか注目されます。地域住民の生活環境に配慮しながら、来訪者に質の高い文化体験を提供する姿勢は、持続可能な観光のモデルケースと言えます。このような官民連携による地域課題解決の仕組みは、今後の観光産業や地域振興においても各地で見られることでしょう。


解説:リアルとバーチャルを融合させる「ネイキッド」とは

ネイキッド(NAKED, INC.)は、1997年に俳優出身の村松亮太郎氏によって設立されたクリエイティブカンパニーです。映画制作から始まった背景を持ち、物語性のある空間演出を得意としています。彼らが注目を集めたのは2012年、東京駅でのプロジェクションマッピングでした。以来、歴史的建造物や公園をデジタルアートで彩るだけでなく、食や香り、AR(拡張現実)を組み合わせた五感に訴える体験を提供し続けています。

彼らの近年の活動で特筆すべきは、「映え」るイベントの提供から、都市課題の解決を伴う「並走型プロジェクト」への転換です。2022年から続く『NAKED GARDEN ONE KYOTO』はその象徴的な取り組みです。2026年度は、特にオーバーツーリズムへの対策に注力しており、嵐山での回遊型イベント「Meets 嵐山」や、山科区誕生50周年を記念した夜桜演出など、日中・特定エリアに集中しがちな観光客を、夜間や周辺地域へと分散させる仕組みを官民連携で構築しています。デジタルを手段として使いながら、その土地の歴史や市民生活との調和を目指す、独自の立ち位置を確立している企業です。

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