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イベントのニュース

【12/20更新】CES2025 1/7から開幕/出展各社の注目の展示内容をご紹介!

アメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー関連展示会

※12/18 記事公開 ※12/19、12/20出展情報追加しました

目次

画像はCES2024(提供:CTA)

CESについて

CES(Consumer Electronics Show)2025は、2025年1月7日(火)から1月10日(金)までの4日間、米国ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー展示会です。

毎年1月に開催されるCESは、家電やテクノロジーの最先端を紹介する場として知られ、企業やスタートアップが革新的な製品や技術を発表します。AI、IoT(モノのインターネット)、ロボティクス、デジタルヘルス、サステナビリティ、自動運転技術など、多岐にわたる分野の最新トレンドが展示される予定です。スタートアップ専用エリア「Eureka Park」では、世界中の新興企業が技術やアイデアを発表し、ビジネスチャンスを求めて投資家や企業と交流します。CESは、テクノロジー産業の未来を占うイベントとして、グローバルな注目を集める重要な展示会です。

本稿では各社のCES2025に関するプレスリリースから、展示内容がどのようなものになるのかご紹介します。

公式Webサイト https://www.ces.tech/

CESはイノベーションの世界的な舞台です。
ブランドがビジネスを成功させ、新たなパートナーと出会い、業界を代表する先駆者たちが最新の技術や革新的なブレークスルーを発表する場となっています。コンシューマー・テクノロジー協会(CTA)が主催するCESは、テクノロジー業界の全領域を一つのイベントで網羅する唯一の見本市です。CESでは、コンシューマー・テクノロジーのハードウェア、コンテンツ、技術提供システムを手掛けるメーカーや開発者、サプライヤーが一堂に集います。また、世界のビジネスリーダーや先進的な思想家が、業界の最も重要な課題について議論するカンファレンスプログラムも開催されます。

公式Webサイトより(原文は英語)
画像はCES2024(提供:CTA)

CES2024実績
来場者数 : 138789人 (うち海外から:56432 人)
出展社数 : 4312社


出展企業のプレスリリースをもとに展示内容、出展内容をご紹介

※12/20 4社追加しました
※12/19 3社追加しました

トヨタ自動車:豊田章男会長がのプレスカンファレンスで「ウーブン・シティ」をプレゼンテーション

トヨタ自動車はCES 2025で、静岡県裾野市に建設中の実証都市「ウーブン・シティ」(Woven City)に関するプレゼンテーションを行います。豊田章男会長が登壇します。ウーブン・シティは、道路などの生活インフラをゼロから設計し、自動運転技術を活用した移動やエネルギー、情報の新しい形を検証するための都市。2024年末に一部建物が完成予定で、2025年には約360人が暮らす第一期エリアで実証が始まります。トヨタはウーブン・シティを通じて未来のライフスタイルを提案し、新しいモビリティ社会の構築を目指しています。CES 2025での発表に注目が集まります。(12/20追加)

トヨタイムズ https://toyotatimes.jp/toyota_news/1069.html

株式会社トゥーコネクト:シャワータイムが変わる?高速ナノバブル水ジェネレーター『NanoWasala ナノバサラ』

トゥーコネクトの「NanoWasala」(ナノバサラ)は、シャワーヘッドに取り付けるだけで使用できる高速ナノバブル水ジェネレーターです。0.001㎜未満の超微細ナノバブルを1秒間に約3億個以上生成し、細かな隙間に入り込む高い洗浄力を実現します。キャビテーションの原理を用い、動力不要で水流量や湯温に影響を与えず、効果を得ることができるそうです。工事不要で既存のシャワーヘッドをそのまま利用可能な手軽さも特徴です。シャワーヘッドとホースの間に取り付ける小さな器具、これだけでシャワータイムの概念が変わってしまいそうです。(12/20追加)

ナノバサラ Webサイト https://nanowasala.com/

ハイセンス:「AIユア・ライフ(AI Your Life)」をテーマにスマート・リビングの未来を展示

ハイセンスはAIを駆使した比類ないライフスタイル体験の未来を垣間見ることができる画期的な最新技術を展示予定。中心となるテーマは、AI技術のシナリオベースの応用です。ULED MiniLED TVやレーザーTV、スマート家電、業務用ディスプレイ、ヘルスケア、エネルギー管理システムなど幅広い製品群を紹介。17の没入型体験を含む59の技術的ハイライトを備えた製品が披露されます。(12/20追加)

会社Webサイト https://www.hisense.co.jp/

TCLエレクトロニクス:QD-Mini LED技術など革新的技術とパートナーシップを発表

TCLはCES 2025で、革新的なQD-Mini LED技術を中心とした新製品を発表します。これには、プロフェッショナルモニター、車載ディスプレイ、スマートプロジェクター、RayNeo ARグラスなど、多彩なフォームファクターが含まれます。また、受賞歴のあるNXTPAPERテクノロジーの最新版「NXTPAPER 4.0」もお披露目されます。さらに、AI技術を活用した新製品やスマートホームエコシステム(エアコン、冷蔵庫、洗濯機、スマートロックなど)を発表。NFL公式テレビパートナーとして、スーパーボウルLIXに向けたパートナーシップも展示され、視聴体験の向上を目指します。(12/20追加)

会社Webサイト https://www.tcl.com/jp/ja

TBS:WOWOWと共同開発・放送局クオリティーの映像伝送を行うことができる「LMS」

TBSは、2025年1月のCES 2025に出展し、WOWOWと共同開発した「Live Multi Studio(LMS)」を日本パビリオンで展示します。「LMS」は、一般のインターネット回線で放送局レベルの映像伝送を可能にするソフトウェアで、特許技術「Multi Latency」により超低遅延と高品質映像を同時送信できます。リモートプロダクションやVTuber事業、イベントなど多様な分野で活用が期待されています。(12/19追加)

株式会社palan:人材不足解消につながるARを利用したAI NPCガイド

株式会社palanの「Spatial Guides」は、AR技術を活用し、AI NPCガイドを様々な場所に配置できるプラットフォームです。ブラウザ上で撮影した顔写真から簡単にアバターを作成し、観光ガイドや展示会の案内など、ARアバターをスマートフォンやARメガネを通じて体験できます。人材不足解消につながるソリューションです。また同社の「palanAR」は簡単にWebARを作成できるオンラインツール。AR名刺や商品プロモーションなど、幅広いシーンで利用可能で、直感的な操作でARが作成できます。(12/19追加)

会社Webサイト https://palan.co.jp/

住友ゴム工業:「SENSING CORE(センシングコア)」ブースを出展

ブースでは、AIを活用した車両故障予知ソリューションを提供する米国ベンチャー「Viaduct」との協業ソリューションや今後の展望を紹介します。同社は「SMART TYRE CONCEPT」を掲げ、安全性・環境性能に優れたタイヤおよび関連サービスを開発中です。その中核技術「SENSING CORE」は、路面データを車両制御やクラウドに統合し、自動運転社会の進化に貢献する技術として開発を進めています。(12/19追加)

スズキ株式会社:「小・少・軽・短・美」に共感する仲間づくりを目的に初出展

「スズキが創業以来、大切にしてきたものづくりの理念「小・少・軽・短・美」を通じた、社会課題の解決に共感する仲間づくりを目的」(プレスリリースより)に初出展します。理念を紹介する動画や、製品例として日本で生産・販売している軽トラック「スーパーキャリイ」を参考出品。電動車いすの技術を応用した「電動モビリティベースユニット」も展示予定です。

ソニー・ホンダモビリティ:発売に向けてより進化した最新モデルを展示

ソニー・ホンダモビリティは、ソニーグループとHondaの合弁会社として2022年に設立され、「多様な知で革新を追求し、人を動かす。」を企業パーパスに掲げています。ブランド「AFEELA」(アフィーラ)は、2025年に初の量産EVモデルを発売し、2026年にデリバリーを開始予定です。CES2025では、進化した最新モデルを展示し、「Autonomy(自律性)」「Augmentation(拡張)」「Affinity(協調・共生)」というコンセプトや最新の取り組みを紹介します。

京セラ株式会社:高精細空中ディスプレイやAI測距カメラ、水中光無線通信など先進技術やソリューションを展示

グループ会社としてKyocera AVX Components Corporation、Kyocera SLD Laser, Incの製品も展示。高精細空中ディスプレイ、AI測距カメラ、水中光無線通信といった、モビリティ社会の実現に貢献する部品からシステムまで幅広い製品・技術を紹介します。

株式会社スペースワン:次世代の水上ドローン「ARIEL」

福島県郡山市に本社を置くスペースワン。水上ドローン『ARIEL』の魅力を紹介するCGティザー動画が公開されました。同社は出展の目的を「開発中の新しい水上エンターテインメントデバイス(水上ドローン)のARIELに対する市場のニーズと反響を確認し、今後の製品開発等に役立てること」としています。

公式Webサイト https://ariel.fun/

Cellid株式会社:自社開発のメガネタイプARグラス

次世代デバイスのARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を手がけるCellid株式会社(セリッド)は、自社開発で2024年11月に発売したメガネタイプのARグラスの検証モデルや細心のウェイブガイド製品を展示します。一般的なメガネレンズと同等の薄さと軽さで、鮮明な画像、ウェイブガイドで世界最大級の広視野角を実現した製品を展開する同社の製品は大きな注目を集めるのではないでしょうか。

会社Webサイト https://cellid.com/

株式会社NTTコノキュー:XRグラスとモノに触れた時の感覚を共有するFEEL TECHを展示

XRグラス「MiRZA(ミルザ)」を展示。着脱のしやすさ、疲れにくさを重視したXRグラスの重量は約125gと軽量。MiRZAと無線接続したスマートフォンでハンドジェスチャなどでコンテンツを操作できるそうです。また「FEEL TECH」も展示。他者の動作や感覚を受け手の身体や感じ方に合わせて変換し共有するNTTドコモによる取組みとのこと。CES2025では触覚共有に関する新たなデモンストレーションが実施されます。※「FEEL TECH」は株式会社NTTドコモの登録商標です。

MiRZA Webサイト https://www.devices.nttqonoq.com/mirza

DIC株式会社:全方位マルチコプタ-『HAGAMOSphere™』を世界初公開

全方位マルチコプタ-『HAGAMOSphere™(アガモスフィア)』(プロトタイプ)を初出展します。『HAGAMOSphere™』は、独自のアルゴリズムで8つのプロペラを制御し、機体を傾けずに移動が可能です。幾何学形状の球体ガードを装着することで地上を転がり、自力で移動することもでき、空中と陸上の両方で活躍が期待されます。

DIC社 出展Webページ https://www.ces.tech/innovation-awards/2025/hagamosphere/

株式会社MIXI:癒やしてくれる会話AIロボット「Romi」(ロミィ)

「Romi」は会話に特化した手のひらサイズのコミュニケーションロボット。独自開発の会話AIにより自然な会話が可能で、細かな動きや表情も魅力です。撫でると喜び、抱っこすると驚くなど非言語コミュニケーションにも対応し、優しい返答と豊かな表現でオーナーに寄り添い、元気を与える新しい存在になります。新モデルでは「視覚機能」「長期記憶」「自然な会話・相づち」「自然な声」などを搭載しています。

Romi公式ストア https://shop.romi.ai/

コーセー、東京エレクトロンデバイス:プロジェクションマッピングによる複合現実メイク体験

2社による共同出展となります。ブースではプロジェクションマッピングによるメイク体験および商談が可能です。ブース内に座ってパネルを操作するだけで、高速プロジェクションマッピングによって、一瞬で自分の顔にメイクを投影できるメイクシミュレーションシステム。実際に体験するとかなり驚きの体験となりそうです。特設サイトにその様子が見られる動画がありますので、ぜひご覧くだださい。

特設Webサイト https://maison.kose.co.jp/mixedrealitymakeup/

スマートおむつ向けソリューション イメージ

旭化成エレクトロニクス株式会社:次世代エイジテックソリューション

ミリ波レーダーを活用した「高齢者見守り技術」、電池を利用せず排尿を検知する「スマートおむつ」といった、開発中の次世代エイジテックソリューションを発表予定。エイジテック分野以外にも、ウェアラブル機器向け温度・筋電位(EMG)計測ソリューションやスマートホーム向けソリューション、車載ソリューションも展示されます。

年末年始について

誠に勝手ながら、以下の期間を年末年始休業とさせていただきます。
2024年12月28日(土) ~2025年1月5日(日)
新年は1月6日(月)から記事を公開いたします。

MICEインサイト:一気読みで振り返り!

特集:Japan MICE EXPO 2024

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