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会場の取り組み・企画

焼き物だけじゃない「愛知・常滑(とこなめ)」日本六古窯で唯一、国際展示場+国際空港をもつMICE候補地/PR

愛知・常滑と聞くと「焼き物」を思い浮かべる人が多いはず。しかし、東海屈指の“MICEの街”でもあるのです。

「中部国際空港(セントレア)」と、国際展示場「Aichi Sky Expo」を有する常滑市。ディスティネーションとして選ばれる理由とは? MICEの視点で魅力を深堀りします。


常滑といえば「焼き物」「中部国際空港」「国際展示場」

イベントに参加すると「空港と会場だけ」で終わりがち。でも常滑は違います。歴史や文化をすぐ近くに触れられる街です。「常滑といえば…」連想できる3つをご紹介します。


#焼き物と招き猫(日本六古窯)

常滑は知多半島の西側にある、昔ながらの「焼き物の街」です。良質な粘土と燃料に恵まれ、平安時代末期から続く「常滑焼」の産地として発展してきました。瀬戸、信楽、越前、丹波、備前と並び「日本六古窯」のひとつです。最も古く、最大規模の産地として知られています。

今も窯業は産業の柱。市中心部のやきもの散歩道は、煙突や窯が残る、焼き物の文化が日常に息づく常滑定番の観光スポットです。

もうひとつの顔は「招き猫」。常滑は招き猫の生産量が日本一。街のシンボル「とこにゃん」(高さ約3.8m、幅約6.3m)は人気のフォトスポットです。

歴史探訪やショップめぐり、地元グルメに陶芸体験など、国内外のゲストにも喜ばれるコンテンツが揃っています。アフターMICEや、エクスカーションの候補地にも選ばれています。


#中部国際空港(セントレア)

2005年に開港した中部国際空港(セントレア)は、常滑と国内外を結ぶ玄関口。2025年10月時点では、海外25都市、国内18都市への直行便が就航しています。

空港内には100店舗以上の「ショップ&レストラン」、飛行機をテーマにした商業施設「フライト・オブ・ドリームズ」があります。

名鉄「中部国際空港駅」から名鉄「常滑駅」は、鉄道で3分。無料シャトルバス・タクシーで約15分。そこから徒歩5分で焼き物の街らしい風景に出会えます。

名鉄「名古屋駅」→名鉄「常滑駅」は、常滑線特急で30分です。
※全車特別車「ミュースカイ」は「常滑駅」には停車しません。

詳細は、アクセスについてまとめた記事をご覧ください
https://micetimes.jp/pr-aichi-sky-expo3


#Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)

名鉄「中部国際空港駅」から歩いて5分。Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)があります。広大な敷地に建つ大型展示場です。展示面積は6万㎡と、国内でも屈指の規模を誇ります。

展示会、コンサート・フェス、スポーツ・eスポーツ大会、学会、企業イベント・懇親会などの利用実績があります。

日本六古窯のエリアでは唯一、国際展示場を持つ常滑。会場と地域での体験を組み合わせられる点が、強みになるでしょう。

編集長おすすめの理由
・最大で5万㎡まで連結可能な空間
・中部国際空港(セントレア)直結の圧倒的な立地、空港から徒歩圏で、名古屋中心部からもアクセス良好
・敷地内に広大な多目的利用地を整備。車やバイクの走行・試乗といった実演イベントが実現
・大型駐車場完備で、ドア・ツー・ドアが叶う

「ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸」の様子

詳細はAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)についてまとめた記事をご覧ください


常滑の歴史は、焼き物の街としての歴史

名古屋から南へ約40km、知多半島の西海岸に伸びる細長い街が「常滑市」です。人口は約5.8万人(2025年9月末時点)。

地名の由来は「常(地盤)」「滑(滑らか)」が語源とされます。古くから良質な粘土が顔を出す土地で、窯づくりに適した緩やかな斜面が多く、今も3,000基以上の窯跡が残っています。常滑焼のルーツは平安時代末期(約1100年頃)にさかのぼります。碗や鉢、壺、甕が主な生産品でした。江戸後期には生産が現市域中心部にあたる常滑村に集約され、煙突が立ち並ぶ街並みの原型ができあがりました。

明治には土管やタイルなどの近代窯業が発展。1924年創業の伊奈製陶(INAX、現在のLIXIL)は衛生陶器・タイル分野で急成長し、地域の産業を牽引しました。常滑焼で焼かれたタイル・テラコッタは、大正期竣工の帝国ホテルの外装にも用いられました。現在は、博物館 明治村で見られます。

近年は観光客も増加。来訪者数は2023年の394.6万人から2024年は476.7万人へと21%増。中部国際空港(セントレア)やAichi Sky Expoなどのインフラとあいまって、国内外からの受け入れ体制が整っているのが現在の常滑です。


移動は無料のトコナメシャトルがおすすめ

空港島から常滑市街地へ直行できる、無料シャトルバス「TOKONAME SHUTTLE(トコナメシャトル)」が運行。9時40分から22時まで、毎日運行しています。アフターコンベンションやエクスカーションにも安心して利用ができます。
(※シャトルの運行時間やルートは、時期によって変わります。最新の時刻・ルート情報を必ずご確認ください)

乗降ポイント
・Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
・名鉄常滑駅
・やきもの散歩道(常滑市陶磁器会館)
・名鉄りんくう常滑駅・イオンモール常滑
・空港島ホテル群
・空港連絡通路下

とこなめ観光協会 Webサイト 
https://www.tokoname-kankou.net/news/detail/62/


常滑市にどんなスポットがあるのか。2025年9月に行われたエクスカーションの様子を交えつつ、見ていきましょう。

アフターMICE、FAMツアー、エクスカーションで大活躍!4つのスポットを選びました

1.やきもの散歩道:日本の優れた陶芸技術に触れ、町並みをのんびり楽しもう(案内+自由散策 90分)

中心市街地の小高い丘にある常滑市観光の定番スポット「やきもの散歩道」。大型バスが停められる「とこなめ観光案内所(陶磁器会館)」を出発点にすると動きやすいですよ。

狭い路地、煙突や窯跡など、常滑ならではの景観がぎゅっと詰まっています。海外来訪者からは「日本の昔のアニメに出てくる街みたい」と好評でした。


立ち寄りたいスポット

とこにゃんをバックに集合写真を撮りましょう!

登窯 (陶榮窯)
国の重要有形民俗文化財、近代化産業遺産

暮布土屋(くらふとや)通り
「倒焔式角窯(とうえんしきかくがま)」跡を眺めながらショッピング・スナックタイム。常滑牛乳アイスが人気。

土管坂
明治期の土管と昭和初期の焼酎瓶で覆われた独特な景観を生み出す坂道です。

作陶風景の見学(伝統工芸士による急須づくり)
普段、観光客は見れませんが、「ツーリズムEXPOジャパン愛知・中部北陸」前日のエクスカーションに向けて、特別に調整されました。今後、アフターMICE用のプログラムとして、陶房見学できる窯元を増やしていく予定です。

気をつけるポイント
・団体行動時はグループごとの集合時間やガイドの配置を厳密に決めておく
・道幅が狭く上り下りも多いため、車椅子や高齢者の同行がある場合は代替ルートを検討
・店舗は休業日があるため、事前に営業確認を

やきもの散歩道
アクセス:名鉄「常滑駅」徒歩4分
所在地:常滑市栄町3-8
駐車場:約40台(1日/1区画 500円)/ 乗用車約40台(陶磁器会館 駐車場)
公式サイト:https://www.tokoname-kankou.net/


2.INAXライブミュージアム:”土とやきもの”の歴史や文化を、五感で体験できる(視察+体験 120分)

「常滑=トイレを作ってきた街」と聞くと驚く人もいますが、INAX(現LIXIL)のルーツがここにあるからこその施設です。館名の「ライブ」が示す通り、見る・触る・作るが一体になった体験型ミュージアムで、五感でやきものの世界を体験できます。

「窯のある広場・資料館」「世界のタイル博物館」「土・どろんこ館」「陶楽工房」「やきもの工房」「建築陶器のはじまり館」「トイレの文化館」の7館からなります。

大正10年(1921年)築の大窯と高さ22mの煙突は「登録有形文化財/近代化産業遺産」に指定されています。

人気ワークショップはモザイクタイルを貼って作る「フォトフレームづくり」に参加者は夢中! SNS映えも抜群です。1回の教室参加人数の上限は陶楽工房45名、土・どろんこ館42名。屋内完結なので雨天時の安心プランとしても利用できますね。イタリアンレストランが併設。見学とお食事をセットにしたプランを立てられます。

INAXライブミュージアム
アクセス:名鉄「常滑駅」徒歩25分 タクシー6分
所在地:常滑市奥栄町1丁目130
駐車場:乗用車80台 バス5台
営業時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
公式サイト:https://tokonamesanpo.jp/
20名以上の見学あるいは15名以上の体験教室参加する方は団体として、来館予定日の1週間前までに予約
https://livingculture.lixil.com/ilm/guide/group/


3.澤田酒造:英語での説明可!海外の方に人気の製法から学べる日本酒蔵(試飲付き酒造見学+買い物 60分)

1848年創業、常滑を代表する老舗蔵・澤田酒造。看板銘柄の「白老(はくろう)」をはじめ、地元ならではの酒造りを今に伝える歴史ある酒蔵です。酒米を蒸す「甑(こしき)」や木製の大桶を使った仕込みなど、江戸時代から続く手法を間近で見られるのが見学のハイライト。海外ゲストには「日本の伝統的な酒造り」を学べるコンテンツとして人気があります。

説明→酒蔵見学→試飲→ ショッピングと進みます。澤田酒造6代目社長・澤田薫さんが、日本語・英語で製造工程を説明します。

見学後、注文書を参加者に配布。欲しいものにチェックを入れるだけで、出るタイミングで商品を受け取れる仕組みです。

試飲は複数種。女性向けの梅酒など飲みやすい銘柄も購買を後押しします。

清酒白老 澤田酒造株式会社
アクセス:名鉄「常滑駅」下車後、コミュニティバス グルーン「古場」下車すぐ
所在地:常滑市古場町4-10
駐車場:乗用車10台
営業時間:10時~16時30分
公式サイト:https://tokonamesanpo.jp/


4.バー&ビストロ共栄窯:産業遺産をリノベした空間で地元食材をいただきます(食事 90分)

かつて土管を焼いていた常滑焼の窯をリノベーションした、雰囲気抜群のバー&ビストロ。1971年まで稼働していた窯の面影が残る空間で、地元食材を活かしたお料理を常滑焼の器で提供してくれます。エクスカーションではレセプション会場やランチョンとして実績あり。

エクスカーションでは、レセプション会場として使われました。スクリーンが2台あり、プレゼンテーションなど行うことができます。

ビュッフェ形式で地域食材を使ったお食事が並びました。

バー&ビストロ共栄窯
アクセス:名鉄「常滑駅」 徒歩5分
所在地:常滑市北条2丁目88
駐車場:乗用車約15台
営業時間:11時〜14時30分 (L.O.13時30分)  
ディナー 17時〜24時 (L.O.23時)
公式サイト:https://bar-kyoueigama.com/

そのほか「セグウェイ・ガイドツアーinセントレア」「レンタル着物・和裁・着付け体験」など、魅力的な体験メニューがたくさん。こちらをご覧ください
https://www.tokoname-kankou.net/mice/information/experience/


食事難民にならない!「おもてなしクーポン付き 飲み歩き食べ歩きMAP」

展示会が終わった後、参加者が一斉に夕食を探すと「食事難民」が発生しやすい。主催者にとってリスクではないでしょうか。
とこなめ観光協会の升本(ますもと)さんに伺いました。

「常滑では自治体・会場・宿泊施設・飲食店が一体となって推進体制を整え、ナイトエコノミーに力を入れています。
2022年に誘致したある世界大会。主催者の方が過去に、他会場の開催で飲食に困った経験があり、満足度を確保できるか懸念を持っていらっしゃいました。その方は、事前に奥様を連れて常滑にお越しになりました。『夜の街は暗く見えたけれど、マップを利用して地元の美味しい店を見つけることができました。常滑ならごはんに困らない』と確信していただけたのが決め手になりました。
常滑の強みはチェーン店ではなく、地元の店主が地元食材を活かす“地元の名店”が多いこと。来場者の夜ごはんはぜひ、常滑のまちで楽しんでほしいですね」

「おもてなしクーポン付き 飲み歩き食べ歩きMAP」では、会場や宿泊施設でマップを配布。ユニークなのは掲載店舗は19時以降に営業している飲食店(居酒屋&レストラン)のみ!来場者はクーポンを提示して協賛店で特典を受けられます。

「おもてなしクーポン付き 飲み歩き食べ歩きMAP」についてはこちらをご覧ください
https://www.tokoname-kankou.net/news/detail/55

Aichi Sky Expo会場周辺には、フライト・オブ・ドリームズと空港内に飲食店があります。


常滑市内の宿泊施設は約4300室

常滑市内には約4,300室もの客室があります。東横INNやルートインといったビジネスチェーンから、中部国際空港直結のセントレアホテルまで、団体利用・個人利用の両方に対応可能な選択肢があります。

宿泊施設の詳細はこちらからご覧ください
https://www.tokoname-kankou.net/mice/stay


とこなめ観光協会の積極的なMICEの取り組み

MICE誘致を地域振興の重要な柱と位置づけ、観光協会やAichi Sky Expoが中心となって行政や事業者と密に連携しています。市・観光協会・商工会・宿泊事業者・飲食店・土産物店・酒蔵、そしてAichi Sky Expoといった関係者が、年に数回のステークホルダー会議で連携を行っています。

イベント会場にはツアーデスクを設置。市街地に興味を持ち、足を運んでもらえるようイベントにも参加し、きっかけを作っています。

今後は参加者の反応や表情を深く観察し、どの瞬間に楽しんでいるか、どの瞬間に退屈しているかを肌で感じ取り、今後のコンテンツ改善に活かしていきたいと考えていきたいといいます。


ツーリズムEXPOジャパン前日 常滑レセプション・エクスカーション

2025年9月の「ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸」では、イベント前日にレセプション・エクスカーションが行われました。Aichi Sky Expoが提案し、JNTO(日本政府観光局)と、とこなめ観光協会で企画されたものです。

参加者:海外旅行社 49名(英語圏 30名/中国語圏 19名)
参加国・地域:韓国 、中国 、台湾 、香港 、タイ、シンガポール 、マレーシア 、フィリピン、ベトナム
言語対応:英語・中国語の通訳あり
移動手段:貸切バス2台
常滑市の対応:開催日は水曜日。エクスカーションのために休業日の店舗には事前に相談されました。

スケジュール

10:50着                バー&ビストロ共栄窯 到着
11:00~12:30        常滑市主催 ランチョン

(英語コース)
12:40~14:10      焼き物散歩道(案内+自由散策)
14:30~16:00      INAXライブミュージアム(施設見学+フォトフレーム体験)                 
16:15~17:15      澤田酒造(試飲付き酒造見学+買い物) 
17:45                  中部国際空港セントレアホテル到着(宿泊)

(中国語コース)
12:40~14:10      焼き物散歩道(案内+自由散策)
14:30~15:30      澤田酒造(試飲付き酒造見学+買い物)
15:45~17:15       INAXライブミュージアム(施設見学+フォトフレーム体験)
17:45                  中部国際空港セントレアホテル到着(宿泊)


東海エリア・愛知での開催をお考えであれば、常滑にある国際展示場「Aichi Sky Expo」での開催もご検討されてはいかがでしょうか。

お問い合わせはこちら

AichiSkyExpo(愛知県国際展示場)
常滑市セントレア5-10-1
0569-38-2361

一般社団法人とこなめ観光協会
常滑市栄町3-8
0569-89-6561


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