1. HOME
  2. ホテル・会場・ユニークベニュー
  3. 会場の開業・改装・閉館
  4. 東映太秦映画村が「太秦映画村」に名称一新 2026年3月28日に第1期オープン 大人向け没入体験パークへフルリニューアル
会場の開業・改装・閉館

東映太秦映画村が「太秦映画村」に名称一新 2026年3月28日に第1期オープン 大人向け没入体験パークへフルリニューアル

株式会社東映太秦映画村は、今年で50周年を迎える「東映太秦映画村」の施設全体におけるフルリニューアルを発表しました。2026年3月28日(土)に第1期リニューアルオープンを迎えることが決定し、これに合わせて施設名称を「太秦映画村(UZUMASA KYOTO VILLAGE)」へと一新します。新たなコンセプトとして「江戸時代の京へ、迷い込む」を掲げ、20代・30代を中心とした大人の来場者も楽しめる「大人の没入体験パーク」として生まれ変わる計画です。夜の京都観光の課題解決にも寄与する、ナイト営業の開始も大きな注目点となっています。

「江戸時代の京へ、迷い込む」没入体験パーク

新しく生まれ変わる「太秦映画村」は、感性を刺激する新しい大人の没入体験パークを目指します。映画『レジェンド&バタフライ』や『大奥』などを手掛けた東映京都撮影所の美術スタッフが、リアルな江戸時代の町並みを再現します。来場者は江戸時代の京都を肌で感じられるような演出や体験型コンテンツを通じて、没入感を体験できます。

※イメージ

体験型コンテンツで非日常へ没入

リニューアルの主な内容として、複数の体験型コンテンツが展開されます。 村内に足を踏み入れればそこは生きた江戸の町となるイマーシブライブショーでは、ただ観るだけではない新しいエンターテインメントとして、来場者が物語に迷い込む体験を提供。 また、江戸の町で茶道や華道、能、狂言などの日本文化の世界を、先生と共に本格的かつ手軽に体験できる文化体験も実施されます。 遊びながら小さな冒険が生まれる忍者アトラクションも登場し、体験するほどに驚きと発見が広がります。

好きな着物に着替えて江戸の町を歩く着物体験は、非日常のひとときとして、より深い没入感を味わうことができます。これらの詳細情報は2026年2月に発表される予定です。

施設名称とブランドカラーを刷新

新しい名称「太秦映画村」に込めた思い

第1期リニューアルオープンに合わせ、施設名称は「東映太秦映画村(TOEI KYOTO STUDIO PARK)」から「太秦映画村(UZUMASA KYOTO VILLAGE)」へ変更されます。太秦は、かつて映画会社8社の撮影所が集まった日本映画の聖地であり、日本の映画史そのものとも言える特別な地名です。この名称変更には、長年にわたり培ってきた映画文化と地域の歴史を、より広く深く感じていただきたいという思いが込められています。英語表記に「KYOTO」を入れることで海外の方にもわかりやすくし、「VILLAGE」には人とのつながりや伝統文化の継承という想いが込められています。

伝統を象徴するブランドカラー

リニューアルに伴い、墨色と絹色の2色が新たなブランドカラーとして設定されます。 墨色は、和の伝統を感じさせる墨と映画の暗転をイメージした黒色です。京都の伝統的な街並みに馴染む看板の色や、映画や舞台が始まる前の高揚感を連想させる色として採用されています。 絹色は、練絹のような少し黄色がかった白色で、京都・西陣織の源流が秦氏により伝わった絹織物であること、そして秦氏の拠点が「太秦」という地名になった経緯から、京都の伝統と太秦の歴史を象徴する色とされています。

夜間の新たな需要に応えるナイト営業を開始

今回のリニューアルの目玉の一つとして、ナイト営業が開始されます。現在の17時までの営業時間が、21時(予定)まで延長される計画です。 京都は有数の観光都市であるにもかかわらず、夜間に楽しめる施設が限られているという課題が国内外から指摘されていました。太秦映画村は、この現状を文化体験創出の機会と捉え、江戸時代の町並みという唯一無二の舞台を夜間に開放します。夜ならではの情緒と没入感を楽しめるコンテンツやイベントを展開し、夜の京都に新しい選択肢を提供します。

※過去開催のナイトイベントの様子

「京の食」を楽しむ新飲食店舗とショッピング

食べ歩きも楽しめる飲食スポット

「京の食」をテーマに、老舗から新進気鋭の名店まで、五感で味わう和の味覚が一堂に集結します。町歩きをしながら楽しめる10の食べ歩きスポットも展開されます。 新オープンする飲食店には、1879年創業の老舗醤油屋による新業態「澤井醤油 with Key Stone」(醤油を活かしたスイーツやフード)、出汁にこだわったカレーうどんを提供する「味味香」(1969年創業)、焼津港直送まぐろ創作料理の「朱色まぐろ」、京都のクラフトビール醸造所「京都醸造」、和菓子の「京都仁王門 ござる。」、江戸時代創業の笹屋伊織による和カフェ「SASAYAIORI +太秦映画村」、京綿菓子専門店「zarame -gourmet cotton candy-」、京のごちそうダイニング「う乃屋」、京都初の焼き鳥専門店「鳥せゑ」(1966年創業)、そして直営のテイクアウト専門店「うず茶や」などが予定されています。

伝統と現代が融合したショップ

ここでしか買えない和のアイテムに出会えるショッピング体験を提供するため、3つの物販店も新たにオープン。 和の食器やキッチンアイテムを扱う「東堂 AZUMA-DO」では、伝統的な美濃焼に現代の息吹を加えた提案がなされます。「SOU・SOU」は、「新しい日本文化の創造」をコンセプトに、伝統的な素材や技法を用いた現代に寄り添うアイテムを展開。直営のコンセプトショップ「スーベニアショップ(仮称)」では、京都の逸品小物や映画村オリジナルアイテムが並ぶ予定です。

※第1期リニューアルオープンエリア

リニューアルスケジュール

フルリニューアルは段階的に進められる予定です。 第1期オープンは2026年3月28日(土)に予定されています。 第2期オープンは2027年春(予定)で、新たに5つの飲食・物販店舗のオープンや遊郭ゾーンのオープンが計画されています。 第3期オープンは2028年春(予定)で、芝居小屋・中村座(仮称)のオープンが予定されています。 2028年以降には温浴施設の計画も進行中とのことです。

新たな京都の観光拠点となる太秦映画村

「太秦映画村」へのフルリニューアルは、京都観光における新たな文化体験の創出を目指す大規模なプロジェクトです。昼間の「大人の没入体験パーク」としての魅力に加え、夜間の観光需要に応えるナイト営業の開始は、地域全体の観光消費と満足度の向上に大きく貢献することが期待されます。映画文化の歴史を継承しつつ、現代のニーズに合わせた新しい「太秦映画村」は、国内外の来場者に非日常を提供する、京都の新しい観光拠点となるでしょう。MICEにおいても、インセンティブツアーやユニークベニューとしての活用が考えられます。

「東映太秦映画村」施設詳細

施設名称:東映太秦映画村(2026年3月28日~「太秦映画村」)
所在地:京都市右京区太秦東蜂岡町10番地
アクセス:JR「太秦」駅より徒歩5分、嵐電「太秦広隆寺」駅より徒歩5分、嵐電「撮影所前」駅より徒歩2分、地下鉄「太秦天神川」駅より徒歩14分
公式サイト:https://www.toei-eigamura.com/

関連記事:京都新規開業スポット

Aichi Sky Expo特集
現地取材/韓国MICEの今を追いかける
お問合せはこちらから
スマホアプリができました
過去記事から探す
カテゴリー