
「キャプション by Hyatt 兜町 東京」再開発が進む日本橋兜町で10月7日に開業、すぐ近くにはホール&カンファレンス、参加者の滞在場所としても
東京・日本橋兜町(かぶとちょう)に「キャプション by Hyatt 兜町 東京」が2025年10月7日(火)に開業します。日本橋兜町はビジネス・商業施設「KABUTO ONE」、スタートアップ支援をする「FinGATE」、複合施設「K5」など国内有数のインベストメント・シティへと再開発が進むエリアです。「KABUTO ONE HALL & CONFERENCE」のようなMICE施設もあり、ホテルはイベント参加者の滞在拠点としても注目したいところです。

日本橋兜町・茅場町地区:国内随一のインベストメント・シティへの再開発
日本橋兜町・茅場町地区は、大手町や日本橋といった金融機関が集積するエリアと連携しながら、段階的に金融関連機能の導入を進めています。これは、将来的に地区全体で「国際金融都市・東京」構想の一翼を担うことを目指すものです。
リーディングプロジェクトである「KABUTO ONE」は、国家戦略特区の認定を受け、平和不動産株式会社、三菱地所株式会社、中央日本土地建物株式会社が開発を進めてきました。この再開発により、兜町は「訪れる街」から「滞在する街」へと大きく変貌を遂げています。

訪れる街から滞在する街へ
開発を進める平和不動産のWebサイトには、「金融関連機能」、「国際金融都市・東京」構想、「国家戦略特区」など、詳しく記載されています。日中だけではなく、週末や夜間まで長く滞在してもらうためのホテル開発とのことです。
ここ3年で1日あたりの来街者数は1万人から5万人にまで増加、来街者層も女性や子供連れ等が増えることで多様化しており、兜町は新たなステージを迎えている。日中の来街者は増加する中、さらに週末や夜間を含めてより長く滞在してもらいたいという想いから、ホテル開発が進められた。
平和不動産Webサイトより
単なる宿泊施設の枠を超え、街全体でゲストを迎え入れ、兜町・茅場町ならではの地域体験を含め、「街全体を楽しむ拠点」となることを目指した。それを実現するために誘致したのが、ハイアットが展開するホテルブランド「キャプション by Hyatt」だった。
ハイアットの新ブランド「キャプション by Hyatt」が東京初進出

「キャプション by Hyatt」はハイアットが2019年に発表したブランド。人と人とのつながりをホテルの中心に据え、地域の一部としてカルチャーやコミュニティと共鳴する、新しい“ホテルのあり方”をデザインすることを大事にしています。
2022年に米国・メンフィスに第1号を開業後、ナッシュビル、大阪、上海と展開し、現在は世界に4軒を構えています。東京初となる「キャプション by Hyatt 兜町 東京」は、大阪に続く国内2軒目となります。

人と人とのつながりこそがこのホテルの核
単に“地域にある”のではなく、“地域の一部である”ことを大切にし、人と人とのつながりこそがこのホテルの核です。訪れた人が街とゆるやかにつながっていく。気を使わず、でもちゃんと心地いい。軽やかで“ちょうどいい”ホテルを目指されています。
Talk Shop(トークショップ)
ホテル内には、宿泊ゲストと地域をつなぐコミュニティスペース「Talk Shop(トークショップ)」を併設されています。コンセプトのもと、宿泊者だけでなく地域の人々も気軽に立ち寄れるよう設計されており、食べる、飲む、語らう、くつろぐなど、それぞれのスタイルで思い思いの時間を過ごせます。地域のカルチャーに触れられるイベントなども行われ、Talk Shopを通じて生まれる出会いや会話が、訪れる人に新たな視点やインスピレーションをもたらす場となることを目指されています。
兜町の多彩な一面を映し出す、個性豊かな客室デザイン
時代にとらわれない自由な感性でデザインされた全195室の客室は、自然や地域とのつながりを感じさせるつくりが特徴です。温かみのある木材や環境に配慮した素材を用い、居心地の良さと機能性を両立。「BRIDGE」「COMMUNITY」「OLD & NEW」「FUTURE」といった、兜町の多彩な一面を映し出すテーマに基づいたアートワークが各部屋にあしらわれています。使いやすさと遊び心を兼ね備えた空間で、自分らしく過ごせる滞在ができます。
客室タイプ(全195室)
・スタンダード(21‐25㎡)
・ハイフロア(22‐25㎡)
・デラックス(25‐29㎡)
・スイート(46㎡)




アクセス至便。茅場町駅徒歩1分、日本橋駅徒歩2分
東京メトロ茅場町駅から徒歩1分、日本橋駅からも徒歩2分とアクセス抜群。ショッピングやビジネスに便利な日本橋・丸の内エリアが徒歩圏内にあり、成田・羽田の両国際空港からのアクセスにも優れたロケーションです。
都内ホテル初の「DBJ Green Building 認証」取得
2025年6月30日(月)に竣工(建物の完成)を迎え、サステナブルな街づくりを体現するホテルとして、鉄骨と木造を組み合わせた木造ハイブリッド構造※を採用。環境負荷の低減と都市における木造建築の可能性を追求した取り組みが評価され、都内ホテルとして初めて「DBJ Green Building認証(プラン認証)」を取得しました。
客室内や建物の外観には、木柱や梁といった構造材をあえて見せるデザインを取り入れており、ハイブリッド木造という建物の特徴を、訪れた人が自然と感じ取れるような空間となっています。
「DBJ Green Building 認証」とは、環境・社会への配慮がなされた不動産「Green Building」を支援するために、日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度。対象物件の環境性能に加えて、防災やコミュニティーへの配慮等を含む様々なステークホルダーへの対応を含めた総合的な評価に基づき、社会・経済に求められる不動産を評価・認証するものです。2011年よりオフィス(オフィス版)・物流施設(ロジスティクス版)・商業施設(リテール版)・共同住宅(レジデンス版)の計4用途を対象としていましたが、2024年4月1日からホテル版が新設されています。
※国土交通省「令和4年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択
公式サイト:https://igb.jp/
「キャプション by Hyatt 兜町 東京」概要
ホテル名称:キャプション by Hyatt 兜町 東京
所在地: 東京都中央区日本橋兜町12番1号
アクセス:東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅から徒歩1分
東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅から徒歩2分
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅から徒歩8
客室数:195室
階数:地上12 階 地下1階
設計:株式会社三菱地所設計
インテリアデザイン:Mitchell & Eades(ミッチェルアンドイーズ社)
URL:https://www.captionbyhyattkabutochotokyo.jp
まとめ:日本橋兜町エリアと滞在先のホテルに注目
再開発が進む「日本橋兜町エリア」で開業するホテルということもあり、MICEの観点からも注目しています。カンファレンスルームと「キャプション by Hyatt 兜町 東京」をセットで利用するなどの使い方もしやすくなりますね。また、「キャプション by Hyatt 兜町 東京」のコンセプト通り、滞在を通してホテル内で人と人とのゆるやかなつながりが生まれることも、このホテルの魅力だと思います。
