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第1回東京国際フェンシング大会 開催迫る!スポーツを通じて地域を盛り上げる/2025年8月25日~27日

この度、2025年8月25日(月)から27日(水)の3日間にわたり、京王アリーナTOKYO(武蔵野の森総合スポーツプラザ)を会場に、「第1回東京国際フェンシング大会」がいよいよ初開催されます。

本大会は、フェンシングを通じて「楽しむ」というスポーツ本来の価値を共有し、年齢・国籍・障がいの有無を超えたボーダレスな国際交流の場を創出することを目的とした、これまでにない新しいコンセプトの大会なのです。小学生からベテラン世代までのアマチュアフェンサーが主役となり、東京・多摩地域に集まります。

第1回東京国際フェンシング大会

フェンシングとは?剣が織りなす「心と体のスポーツ」

中世騎士の剣技からオリンピック競技へ

(公益社団法人日本フェンシング協会より ※音声が出ます)

フェンシングはヨーロッパ中世の騎士道華やかなりし頃、「身を守る」「名誉を守る」ことを目的として磨かれ、発達してきた剣技です。その後、火器類の発達により、戦(いくさ)の場での実用性は急速に衰退していきましたが、その繊細かつスピィーディなテクニックに魅せられる者が多く、競技化への道を歩むこととなりました。1750年に金網のマスクが開発され、危険性が大幅に緩和されたことが引き金となり、この頃からヨーロッパ各地で盛んに競技会が開催されるようになりました。

オリンピックでは、第1回近代オリンピック(1896年、アテネ)以来、今日に至るまで毎回正式種目となっている、伝統ある競技です。しかし、当初は競技方法やルール等がまちまちだったため、1914年6月、パリで開催されたIOC国際会議で統一的な「競技規則」が採用されました。これにより、見解の相違等による論争やトラブルが一気に陰をひそめ、同時に現在のFIE(国際フェンシング連盟)の規則書の原案ともなり、この競技の国際性を確立する上で大きく貢献しました。

公益社団法人日本フェンシング協会より

年齢・国籍・障がいを超えて楽しめる生涯スポーツ

フェンシングは、楽しみながら運動能力が向上し、自分で技を考える思考力や、負けた時の悔しい気持ちからメンタルも鍛えられる、心身の能力を高めるスポーツです。特にゴールデンエイジと呼ばれる9歳から12歳頃に体幹を鍛えることで、将来様々なスポーツに応用が利くとされています。

また、「戦略的スポーツ」とも称され、体力だけでなく倫理的思考が求められるため、全ての世代が楽しむことができます。全身をバランスよく使うため、運動不足の解消や健康維持にもつながり、初心者でもゲーム性や安全なスリルを気軽に楽しめる「生涯スポーツ」として幅広い世代におすすめです。フェンシングは、新しい自分と新しい仲間に出会える特別な場所を見つけられるスポーツなのです。


第1回東京国際フェンシング大会

「東京国際フェンシング大会」の開催概要と特徴

大会のコンセプトと開催概要

「第1回東京国際フェンシング大会」は、フェンシングが持つ「楽しむ」という本質的な価値を共有し、年齢、国籍、そして障がいの有無を超えたボーダレスな国際交流の場を創出することを目的としています。この大会の主役は、小学生からベテラン世代までのアマチュアフェンサーです。

開催日程は2025年8月25日(月)から27日(水)の3日間、会場は京王アリーナTOKYO(武蔵野の森総合スポーツプラザ)です。調布市フェンシング協会と株式会社MNHスポーツが主催し、株式会社MNHスポーツ(MNHフェンシングクラブ)が主幹を務めます。公益社団法人日本フェンシング協会や日本パラフェンシング協会、調布市をはじめとする地元自治体が後援しています。競技種目はフルーレ、エペ、サーブルの個人戦に加え、パラフェンシング(フルーレ、エペ)も実施されます。

多世代・多様な背景を持つフェンサーたちが同じ空間、同じスケジュールで競技を行うこと

U8(8歳以下)からU12(12歳以下)の子どもたち、50代・60代・70代のベテラン世代、そして15歳以上のパラフェンシング選手までが対象です。海外からは約250名、国内からは約300名の参加が予定されており、総勢500名規模の大会となる見通しです。多世代・多様な背景を持つフェンサーたちが同じ空間、同じスケジュールで競技を行うことが最大の特徴です。

パラフェンシングとの共催

調布市フェンシング協会が長年取り組んできた先進的な取り組みであり、スポーツを通じてインクルーシブな共創社会の実現を目指す象徴的な取り組みとして注目されています。

主催:調布市フェンシング協会について 

調布市フェンシング協会は、地域におけるフェンシングの普及と育成を担い、ジュニアから一般、パラフェンシングまでを横断して活動を展開してきました。とりわけ、パラフェンシングを国内でいち早く共催形式で導入し、スポーツを通じたインクルーシブな社会の実現を目指す先進的な取り組みを継続しています。


第1回東京国際フェンシング大会

一般来場者も楽しめるプログラムあり

本大会では、競技だけでなく、一般の方も楽しめる企画や、フェンサーの競技力と経験を深める実践プログラム、そしてスポーツツーリズムを融合させたエクスカーションプログラムが用意されています。

一般向け企画:夏休みフェンシング体験教室

小学生・中学生を対象とした「夏休みフェンシング体験教室」があり、安全なプラスチック剣と防具を使って模擬試合まで無料で体験できます。また、パリオリンピックメダリストの宮脇花綸選手や飯村一輝選手らが出演するトークイベント「文武両道、夢に挑む力を学ぶ!」も無料で実施され、エキシビションマッチも披露されます。

フェンサー向け企画:個人レッスンや事前合宿など

オリンピアンによる指導が受けられる「事前合宿」(8月21日~22日)が調布市総合体育館とMNHフェンシングクラブで開催され、ジュニア選手を中心に競技力向上と国際交流を図ります。また、オリンピアンを含むトップコーチ陣による予約制の「個人レッスン」(8月23日・24日)や、合宿外の選手も自由に参加できる「練習会」(8月23日)もMNHフェンシングクラブを会場に実施されます。

深大寺エクスカーションプログラム

開催地である調布市の名刹・深大寺を訪れる「深大寺オフィシャルエクスカーション」が企画されており、護摩祈願や深大寺そば体験を通じて、日本の精神文化に触れる特別な体験ができます。その他にも、多摩地域の魅力をさらに深く体験できるラフティング、SUP、サイクリング、登山、サウナBBQといった連携プログラムも紹介されています。海外からの参加者と調布の食文化を繋ぐ「飲食エクスカーション」や、選手・保護者・地域関係者が一堂に会する「ウェルカムパーティー」も開催され、文化交流と歓談の機会が提供されます。

エクスカーションについては、こちらからご覧いただけます。


まとめ:スポーツ文化を通じて地域を盛り上げる

スポーツ大会は共通の文化を通じて、地域を盛り上げる大きな力を持っています。大会とあわせて実施されるエクスカーションも、参加者にとって魅力的な体験となるでしょう。また、近年はeスポーツ大会の誘致も注目されていますが、リアルなスポーツ大会を地域で実現し、行政と地域が一体となって取り組む姿勢は欠かせません。こうした大会は選手にとって挑戦の舞台であると同時に、地域社会に新たな活気とインスピレーションをもたらし、国際交流の場としても大きな価値を生み出すでしょう。


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