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【速報:取材】Japan MICE EXPO 2025 11/27-28インテックス大阪で開催 MICEの「いま」と「これから」を知る2日間 出展各社ブースをご紹介

2025年11月27日(木)、インテックス大阪にて「Japan MICE EXPO 2025」が開幕しました。本展示会は、ビジネスイベントが地域、観光、交流の新たな舞台をつなぐというテーマを掲げ、昨年に続き、万博を契機にMICE活動が活発化している大阪で開催されています。MICE TIMES ONLINE編集部も出展しています。本記事では現地からイベント初日の様子をお届けします。

全国から集結したMICEソリューション

MICEの開催を検討する主催者や運営者を強力に支援するため、会場には日本を代表するMICE関連企業100社以上が一堂に会しています。本展示会は主に、国際会議や報奨旅行の主催者とサプライヤーとの商談機会を創出するMICEデスティネーションEXPOと、展示会主催者やイベント主催者を支援するMICE関連サプライヤーが集まる展示会・イベント支援EXPOの二つの構成展から成り立っています。

会場では、全国のコンベンションビューローや最新のイベント支援ツール、会場やホテル、PCO、装飾・企画会社など、MICEの実務に関わるあらゆるサービスが揃っています。来場者は、地域、会場やユニークベニューの比較検討、企画や演出、音響、映像といった専門事業者への相談、また、展示会運営の効率化につながる最新の情報収集など、業務における課題解決から新規企画のヒントまでを直接相談・比較検討できることが最大の魅力となっています。

開催概要

名称:Japan MICE EXPO 2025
MICE デスティネーション EXPO / 展示会・イベント 支援 EXPO
会期:2025年11月27日(木)、28日(金) 10:00〜17:00
会場:インテックス大阪 3号館(大阪市住之江区南港北1-5-102)
公式Webサイト https://mice-expo.jp/jp/

27日夜の「Osaka Night」では業界関係者が交流を深めました

イノベーションを促進する学びの場と国際交流

業界の最新潮流を網羅する専門セミナー

本展示会は、実務的なソリューションの提供に加えて、知識を深める学びの場も提供しています。会期中の2日間を通じて、国内外の専門家による全7つの専門セミナーが実施されています。セミナーでは、MICE業界を取り巻く国内外の潮流、業界人材のキャリア、デジタルコミュニケーション、イベントテクノロジーといった、今押さえるべきテーマを多角的に学ぶことができます。例えば、「AI時代のMICE支援テクノロジーの最前線」や「SNS時代に、イベントが生む体験の力」など、具体的なテーマが多数用意されており、企画担当者や運営者から非常に高い関心が寄せられています。

海外有力バイヤーを招聘し、国際誘致を強化

もう一つの重要な柱は、国際的なビジネス交流の強化です。MICEは国際的なビジネス交流をもたらす大きな推進力となります。今回、アメリカ、シンガポール、タイ、中国、インド、台湾、オーストラリア、ヨーロッパなど、世界各国から総勢28名の有力海外バイヤーが招聘されています。これらの海外バイヤーと国内事業者の間では、FAMツアーや事前マッチング商談会、交流会といった特別企画を通じて、日本でのMICE開催を検討するための実質的な商談機会が提供されています。


MICE TIMES ONLINE編集部は2日間で合計12回の海外バイヤーとの商談を実施予定です。27日に参加した編集長の藤井によると、海外バイヤーの方はとてもフレンドリーで、前向きなご提案をいただけることが多く、充実した商談ができているということでした。このようにバイヤーの方と記念写真が撮れてしまうほど楽しい時間になりました。


出展ブースの皆さまから、コメントをいただきました!

テクニコ

MICEイベント総合プロデュース。企画から運営までできるだけでなく、そもそも何から始めたらいいのかわからないという相談に対応。メインは音響・照明の会社なので、テクニカルなところが本業。演出や装飾もトータルでコーディネートできることをアピールしたくて、今回ブースの裏側にもこだわりました。

西尾レントオール

光る装飾をブースではPR。企業のイメージカラーを入れたり、アイキャッチにしたりと使えます。一番大きく展示している布を使った装飾は、折りたたみ式で運びやすく、大きな印刷も可能。代理店や出展者に知ってもらいたいです。会社のメインは、建築機材。11/28〜30には、自社主催の「新しい建機展」を開催。未来の担い手に向けたコンテンツを用意しています。

墨田区

墨田区

都内でもユニークベニューが多いことが特徴。東京スカイツリー、すみだ水族館、両国国技館、江戸東京博物館と集積しています。成田空港や羽田空港、東京駅からも電車1本でアクセス良好。隅田川があり、桜や橋のライトアップを楽しめるので、回遊するプランも検討できます。伝統工芸や技術、銭湯、相撲といった下町らしさを残しつつ、最新のものまで揃っています。MICEの開催地としての誘致に力を入れていきたいです。

梅田スカイビル

梅田スカイビル

高層階にある会議室は眺望が自慢。会議だけでなく懇親会など多目的に使えます。本展示会には初出展。空中庭園は有名だが、MICE利用の認知度が低いので、参加しました。

名古屋市中小企業振興会館

名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)

吹上ホールは、名古屋駅から地下鉄で12分とアクセスがとてもよい施設です。展示会、学会、会議、懇親会と中規模やプライベートな集まりなら、市内中心部にあって交通の便がいいので使いやすいです。老舗なのでノウハウがあり、幅広い提案ができることも強みです。

マリオット

アロフト大阪堂島/コートヤード・バイ・マリオット福井/ザ・リッツ・カールトン大阪

アロフトのホテルは、日本で2軒目。堂島ホテル跡地に2021年オープンしました。歴史ある建物の良さを生かしつつ、今と昔がクロスしたスタイル。アートとデザインがコンセプトで、特にヨーロッパの方が好きなテイストになっています。
今回、コートヤード・バイ・マリオット福井とリッツカールトンの3者で出展。地元に根づいたコートヤード・バイ・マリオット福井、ラグジュアリーなザ・リッツ・カールトン、現代的なアロフトと、同じグループの横のつながりの中で幅広い選択肢を提案できます。

オリエンタルホテル

ORIENTAL HOTELS & RESORTS / HILTON TOKYO ODAIBA / OKINAWA HARBORVIEW HOTEL

全国に24軒あるグループホテルを積極的にアピールしたいと出展されました。宴会や国際会議、コーポレートのインセンティブ旅行に使ってほしいと考えています。特に海外へのアピールに力を入れています。今日、出会った人と密にコミュニケーションを取って、今後につなげていきたいです。

宮崎県観光協会

宮崎県観光協会

宮崎は、新婚旅行先として昔よく選ばれた場所。時代とともに変化し、今は県全体でMICEに注力しています。開催支援補助金、海外インセンティブ補助金、旅行会社への支援など、年間4500万円、50件ほどの支援をしています。飛行機の便が多く、空港から電車で市内に移動できるのもポイント。学会での利用が多く、大規模なイベントならシーガイアと宮崎観光ホテルを推薦しています。美味しい食事を求めて野球やサッカーのキャンプ地に選ばれるほど、食が充実しています。名物も多く、アフターMICEが楽しめます。

日邦

日邦

展示会やイベント向けの備品、会場設営、ディスプレイ施工などを総合的に行っています。インテックス大阪常駐の5社共同でブースを設置。「まちがいさがし」のパネルに載っているものは、全てレンタル可能な備品です。

マイドームおおさか

大阪産業局(マイドームおおさか)

マイドームおおさかのPRと利用促進のために出展。母体が中小企業支援を行っているため、経営の悩みや展示会でのアピールについてサポートしています。マイドームおおさかは、近隣に見本市の会場がなかった頃に要望が上がり、昭和62年に誕生。大阪の「まいど」とドーム型のホールが名前の由来です。搬入出しやすいことが強み。過去にはメインホールでボディペインティングの世界大会をを開催したこともあります。

ビッグサイトサービス

株式会社ビッグサイトサービス

東京ビッグサイトに常駐してイベント清掃や共有部の片付け、レンタル事業、会議室サポートサービス、通信回線サービスなどを展開。イベントとのコラボ(コミケ)やサンリオキャラとのコラボなど、東京ビッグサイトでしか買えないグッズ制作が人気です。

東京ビッグサイト

東京ビッグサイト/有明GYM-EX

2023年5月開業した「有明GYM-EX」のPRが出展の目的。東京オリンピックの体操競技場のレガシーとして誕生した施設です。東京の木材を多く使っていて、木のぬくもりが感じられるおしゃれな外観・内装が特徴。海外の人にも東京の木を知ってもらう機会になっています。単館なのでイベント会場にする場合、入口を自由に装飾できます。

W大阪

W大阪

「自分らしさ」を大切にする人をターゲットにしたホテル。インテリアを意識した大人の遊び場のような場所です。ロビーにつながる通路が写真映えすると人気。季節によって桜やレインボーとカラーが変わります。ミュージックビデオなどの撮影に使われることもあります。
映画『バービー』が公開されたときにバービーカフェをしたり、現在はハリーウィンストンとコラボするなど、話題性のあるものを積極的に取り入れています。ローカルな文化を反映して、アメリカ村のテイストを取り入れたり、道頓堀のネオンを意識したり、内装にも遊び心があります。

グランドメルキュール札幌大通公園

グランドメルキュール札幌大通公園

なかなか大阪のマーケットにセールスができていないので、まずは知っていただきたいと出展しました。海外企業とのマッチングにも期待しています、今の時期は、いわゆる閑散期ですが、インバウンドが好調である程度、お部屋は埋まっています。。ビジネス利用の需要もあります。今日は、ピンポイントでいい商談ができています。中国や韓国の方との出会いもありました。一度でも顔を合わせるとビジネスにつながりやすいと感じていて、そこが展示会参加の大きな魅力だと思います。

MICE TIMES ONLINE 取材の様子・ブースでの企画

常滑市

愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)・一般社団法人とこなめ観光協会ブースにて

MICE TIMES ONLINE編集長と学生記者(インターン生)がお邪魔しました。常滑市は先日、台湾最大の旅行博・ITFにも出展されていました。焼き物で知られる愛知県常滑市は、いま日本でも注目のMICEデスティネーションです。

MICE TIMES ONLINEブース

ブースには「万博スタッフ」の方にお越しいただきました 11月28日もミニセミナーを開催

MICE TIMES ONLINEブースには、GLOCATALYSTさんのご協力で、大阪・関西万博で活躍した方々をお招きしました。ブースを巡ると、会場でも「万博スタッフ」として関心を集めていました。MICE TIMES ONLINEの海外バイヤーとの商談では、万博スタッフの方に通訳を担当いただき、そのポテンシャルはまさに即戦力だと実感しました。
28日もMICE TIMES ONLINEブースでは13:30から「万博人材最前線」というミニセミナーを開催します。GLOCATALYST 松尾さんともお話いただけますので、興味のある方はぜひブースまでお越しください。

Japan MICE EXPO 公式サイト https://mice-expo.jp/jp/

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