岡山・倉敷/NISHIKIYAグループが企業向け新プランの展開 結婚式場の企業や団体のイベント空間利用を促す
岡山・倉敷を中心に結婚式場を展開するNISHIKIYAグループが、既存の施設を企業や団体のイベントスペースとして開放する新たなプランの提供を開始しました。従来のウェディング事業で培った設備やノウハウを活かし、表彰式や展示会、MICEに伴うレセプションなど、多様なビジネス需要の取り込みを図ります。地方都市におけるユニークベニュー活用の新たな事例として注目されます。

結婚式場資産のBtoB転用と市場背景
今回の新プラン提供の背景には、企業や団体活動における「リアルで集まる場」への価値再認識があります。オンライン会議が定着する一方で、対面でのイベントには、一般的な宴会場や会議室以上の「付加価値」や「特別感」が求められる傾向が高まっています。
これを受けNISHIKIYAグループは、結婚式場という既存資産を「企業・団体のためのイベント空間」として再定義。結婚式場特有の非日常的な建築やインテリア、演出設備をビジネスユースに転用することで、従来のホテル宴会場とは異なる空間需要に応える狙いです。


ハード・ソフト両面でのイベント対応力
施設面の特徴は、チャペルやガーデン、クラシックなバンケット、アンティークな大聖堂といった多彩な空間を利用できる点です。これらは本来ウェディングのために設計されたものですが、音響・照明・映像などのプロ仕様の設備が完備されており、企業のプレゼンテーションや演出にも対応可能です。たとえば、結婚式で見られるらせん階段からの入場演出などを式典に取り入れることもできます。


また、ソフト面では「食」と「運営力」が挙げられます。専属シェフによる本格フレンチや和洋折衷料理、ビュッフェなど、婚礼レベルのクオリティでの食事が提供されます。さらに、式場運営で経験を積んだ専属プランナーがイベントの進行管理や演出をサポートする体制をとっており、MICE開催における主催者の負担軽減も視野に入れています。

想定されるMICEおよびビジネス用途
新プランは、団体旅行、忘新年会、歓送迎会といった懇親会用途に加え、入社式、記念式典、展示会、セミナーなど幅広いビジネスシーンを想定しています。具体的な活用事例として、同社は以下のようなモデルケースを挙げています。 ガーデンパーティを組み合わせた開放的な表彰式 企業の歴史映像を上映する周年記念式典 商談スペースを設置した商品展示会 フォトスポットを活用した同窓会。
このように、単なる会議や飲食の場としてだけでなく、空間そのものが持つ特性を活かした企画提案が可能な点が、結婚式場活用の特徴といえます。
NISHIKIYAグループ 代表コメント:私たちは、結婚式で創り上げてきた“特別な1日”の価値を、企業・団体の皆さまにも感じていただきたいと考えています。イベントの目的に合わせて、スタッフ全員で心に残る時間を作り上げるお手伝いをいたします。(プレスリリースより)

地域MICEにおける新たな選択肢になるか注目
NISHIKIYAグループの代表は、結婚式で提供してきた「特別な1日」という価値を、企業や団体のイベントにおいても創出したいとしています。岡山・倉敷エリアにおいて、既存のMICE施設とは異なる選択肢が増えることは、主催者にとって企画の幅を広げる要素となります。地域資源である結婚式場が、ビジネス交流の拠点としてどのように機能していくか、今後の展開が注目されます。
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