【HANNOVER MESSE 2026(ハノーバーメッセ2026)】開催概要と見どころ 4月20日~24日ドイツで開催される世界最大級の製造業向け国際産業見本市
ハノーバーメッセは、ドイツのハノーバー国際見本市会場で行われる世界最大の産業技術見本市です。5日間で4,000社の出展企業と約12.3万人の来場者を集めます。2025年に開催されたハノーバーメッセは、「Tailwind for industry(産業への追い風)」という力強いメッセージとともに幕を閉じました。新たな展示構成となる、2026年の見どころをまとめます。
※写真はすべて2025年開催時のものです。

ハノーバーメッセ(ハノーファー・メッセ、Hannover Messe)とは
第二次世界大戦終結直後から現在も続く世界最大の産業技術見本市
ハノーバーメッセの歴史は、第二次世界大戦の終結直後の1947年に経済復興の一環「Hannover Export Fair 1947」として開催されたことから始まります。21日間の見本市期間中、世界53カ国から約73万6,000人の来場者がハノーバーに押し寄せ、多くの輸出契約が締結されました。最初のフェアが大成功を収めたため、毎年開催されるようになり、ハノーバーは主要な催し物を開催する都市となります。1960年初頭にはハノーバーに年間 100万人以上の観光客を惹きつけるようになりました。

2025年には、世界60カ国から4,000社が出展し、1万点を超える製品とソリューションが展示。来場者は世界150カ国以上から約12.3万人の来場者が現地を訪れました。ドイツ国外からの参加者が全体の約40%です。

日本からは地法人や共同出展を含めて約40社の日本企業・団体が出展しました。ファナック、安川電機、キーエンス、オムロン、住友電気工業、THK、ミツトヨ、ソニーセミコンダクターソリューションズ、旭精工やアネスト岩田、NTTデータといった企業が名を連ねました。

2025年の開催情報はこちら
https://micetimes.jp/hannover-messe-2025/
会場のテーマ構成が刷新
ホールプランが大きく変わります。7つのテーマ構成だったところを、産業変革を推進する技術を3つの柱に分類しました。

1.オートメーションとデジタル化(Automation & Digitalization)
産業用AI、ロボティクス、IT/OTセキュリティが展示されます。注目は「AI in Manufacturing」エリア。生成AIや自律型エージェントAIがどのように製造現場の生産性を向上させるのか知りたくありませんか。
また、「Defense Production Area(防衛産業向け生産技術エリア)」が新設。地政学的な状況の変化を受け、安全保障と防衛産業の強靭化が求められる中、DSEI Germanyとの協力により実現しました。セキュリティ関連製品の生産に必要な自動化技術やデジタル化、サプライチェーンの強靭化などがテーマとなります。

2.エネルギーと産業インフラ(Energy & Industrial Infrastructure)
エネルギー供給に焦点を当てます。コスト効率が良く、かつ持続可能なエネルギーシステム、水素技術、パワーエンジニアリングなどが集まります。

3.研究と技術遷移(Research & Technology Transfer)
主要な研究機関や大学、300社以上のスタートアップ企業が出展。量子技術や先端素材、バイオニクスといった次世代技術がどのように産業界へ実装されていくか。スタートアップ企業と産業界のリーダー、そして投資家をつなぐためのピッチイベントやネットワーキングが活発に行われる予定です。

2026年の見どころを4点にまとめました
パートナーカントリーは、グリーンエネルギー大国「ブラジル」
毎年パートナーカントリーを決めているハノーバーメッセ。2026年は「ブラジル」が務めます。ブラジルはラテンアメリカ最大の経済大国であり、電力の80%以上を再生可能エネルギーで賄う「グリーンエネルギー大国」でもあります。 デジタル化と脱炭素化を両立する産業変革の原動力としての立ち位置を見せられるでしょう。

テーマは「THINK TECH FORWARD」、課題に向けて前進し続ける
持続可能で、新しい生産体制を築くための前進し続ける姿勢をあらわしています。AI(人工知能)の活用、生産プロセスのデジタル化、気候変動に対応したエネルギー転換…。産業界にはさまざまな課題があります。この課題に対して、前向きに技術の介入を行うことで、解決策を見出します。

AIとヒューマノイドロボットの進化
「産業用AI」や「生成AI」の活用は、引き続き重要なテーマ。ですが、2026年はさらに「ヒューマノイドロボット」に焦点が当たります。労働力不足への対策や、危険な作業の代替として、人間型ロボットが製造現場でどのように活躍できるか、その可能性と課題について実演や議論が行われます。


もっと深いつながりがつくれる「Solution Labs」と「Center Stage」
従来の展示に加え、参加者がより深く交流できるプログラムが登場します!
各展示エリアに設置される「Solution Labs」。来場者と出展者が特定の課題について深く議論できるようになりました。ニーズに合わせ、「マスタークラス」「ラウンドテーブル」「スピードデーティング」の3つのフォーマットが用意されています。

「マスタークラス」は、60分間の講義・ワークショップの形式で行われます。業界の専門家が登壇し、事例やノウハウを発表。もちろん質疑応答も可能で、話す機会もゲットできますね。
少人数で議論する「ラウンドテーブル」。6名から10名程度の少人数グループで行われるディスカッション形式のイベント。業界特有の問題や将来の課題など、特定のテーマについて率直に意見交換をします。新たな視点を得られたり、ネットワークを築くことができるでしょう。
短い時間で効率よくパートナーを見つける「スピードデーティング」。これは日本のスタートアップイベントでも見かけるようになってきました。特定のトピックに関心を持つ来場者と出展者が、7分間で対話します。事前にトピックが決められているため、ミスマッチが少なく、自身の課題解決に直結するソリューションを持つ企業と出会えます。

ホール24に新設される「Center Stage」では、ビジネス、政治、科学のトップリーダーが集まり、連日議論が交わされます。ここが情報発信の起点になるようです。会期中の5日間、日ごとに異なる重要テーマが設定されています。
月:「産業におけるAI」
火:「自動車産業の変革」「安全保障・防衛と産業変革」
水:「次世代エネルギー」「ヒューマノイドロボット」
木:「AIと自動化のベストプラクティス」および「スタートアップ・イノベーション」
金:「テクノロジーと人材」

開催概要と参加方法
開催期間: 2026年4月20日(月)~ 4月24日(金) 月〜木 9:00〜18:00、金 9:00〜15:00
会場: ハノーバー国際見本市会場
主催: ドイツメッセ株式会社
公式Webサイト:https://www.hannovermesse.de/en/
会場について:世界最大級の展示会場「ハノーファー国際見本市会場」
オンラインショップでチケットを購入する必要があります
・1日チケット 前売り 35ユーロ(当日券 55ユーロ)
・フルイベントチケット 前売り 90ユーロ(当日券 108ユーロ)
・割引1日券 23ユーロ(学生など対象)
詳しくはWebサイトでご確認ください。
https://www.hannovermesse.de/en/for-visitors/tickets/index-2

渡航手続きの変更について
2026年より、日本を含むビザ免除国の市民が欧州へ渡航する際、事前に「ETIAS(エティアス)」による渡航認証の取得が必要となる見込みです。導入時期や要件の最新情報を必ず確認し、余裕を持って手続きを行ってください。