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東京都が令和8年度のMICE支援事業を発表。多彩なMICE主催者や施設向け支援が揃う

東京都と東京観光財団は、東京の魅力を国内外にアピールし、高い経済波及効果を生み出すため、令和8年度のMICE誘致および開催に関する各種支援事業の申請受付を4月1日より開始します。国際会議や展示会の主催者を対象とした手厚い資金助成から、MICEの会場となる施設の受入環境整備まで、幅広いメニューが用意されています。

MICE主催者向けの幅広い支援事業と具体的な助成内容

東京都Webページ https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/03/2026033039

東京都

国際会議の誘致と開催に向けた大規模な資金助成

東京での国際会議の開催や誘致活動を強力に後押しする制度が用意されています。誘致活動においては、広報宣伝費や渡航費などを対象に最大800万円が全額助成されます。開催にあたっては、会場借上費や機材費、さらに海外講演者の招聘経費などに対して、最大1億5000万円という非常に大きな助成枠が設けられています。現地の総参加者数が50名以上かつ海外参加者が20名以上、参加国数が3か国以上といった要件を満たす会議が対象となります。あわせて、会議の参加者が東京の魅力やホスピタリティを感じられる、都内観光ツアーなどのプログラム提供も受けることができます。

報奨旅行や企業の研修旅行に対するサポート

企業の報奨旅行や研修旅行などを対象とした支援も充実しています。海外からの参加者数に都内宿泊数を掛け合わせた延べ泊数が要件となっており、誘致支援は500泊以上、開催支援は70泊以上で申請が可能です。支援内容としては、海外企業の担当者に向けた東京への事前視察機会の提供があげられます。実際の開催時には、参加者を魅了する和楽器ライブや高尾山エコウォーキングツアーといったアトラクションが提供されます。延べ泊数が400泊以上の場合は、会場借上げ手配のサポートも受けることができます。

多摩地域と島しょ地域における特有のMICE支援

東京の中心部だけでなく、多摩地域や島しょ地域でのMICE開催を促進するための特有の支援制度も設けられます。多摩地域では、参加者用の貸切バスを国際空港と開催地域間で運行する費用などが助成され、国際会議や展示会等の場合は最大600万円、報奨旅行の場合は最大350万円が全額助成されます。島しょ地域では、島内における輸送費や悪天候による欠航に伴う延泊料などが助成の対象となります。島しょ地域への誘致活動には最大500万円、開催費用には最大1500万円が用意されており、天候リスクを軽減しながら自然豊かな環境でのMICE開催を実現できます。

展示会

展示会の国際化と海外参加者の増加に向けた支援

都内で開催される展示会を国際化し、海外からの参加者を増やすための取り組みも支援対象です。海外向けのPR活動をはじめとする広告出稿やWEBサイトの多言語化にくわえ、海外参加者向けの通訳手配や機器レンタルに係る経費が助成されます。同一団体に対する同一年度内の限度額は400万円となっており、対象経費の半分が補助されます。海外バイヤーの渡航費や都内滞在費も対象となるため、グローバルな商談の場を創出する上で活用できる制度です。

国際的なイベントの誘致を後押しするプログラム

海外から多くの参加者が見込まれる国際的なイベントなどを、東京へ誘致する団体に向けた支援もおこなわれます。開催地が未決定で他都市と競合しているイベントを対象に、開催時における都内観光スポットを巡るツアーや、日本文化体験などのプログラムが提供されます。参加国数が3か国以上で、海外参加者20名以上を含む総参加者数50名以上のイベントが要件となります。

ハイブリッド形式の導入と次世代テクノロジー活用への資金助成

対面とオンラインを併用するハイブリッド形式の会議は定着しつつあり、このオンライン化に要する経費として、映像機器や音声機器の利用料、有線および無線のLAN増設費用などに最大600万円が全額助成されます。さらに次世代型MICEとして、先端テクノロジーを導入する主催者には最大3000万円という大規模な助成が全額補助で用意されています。AI翻訳や顔認証システム、案内ロボットなど、最新のテクノロジーを駆使した魅力的なMICE開催を強力に推進する内容となっています。

環境に配慮したサステナブルなMICE開催への助成

世界的に重要視されている環境への配慮や、サステナビリティに向けた取り組みも手厚くサポートされます。マテリアルリサイクルが可能な段ボールやファブリックを利用した装飾の制作費のほか、再生可能エネルギーを利用したグリーン電力証書の取得費などが対象経費として認められています。限度額は700万円で、費用の全額が助成されます。環境意識の高い国際的な参加者を迎えるにあたり欠かせないサステナブルな視点を、資金面から支える制度です。

国際会議

MICE施設や関連事業者向けの受入環境整備支援

ユニークベニューの利用促進と施設の環境整備

美術館や庭園といった特別感を演出できる歴史的建造物などをユニークベニューとして活用するための支援が多角的に展開されています。主催者がこうした施設を利用する際の会場借上費や機材費として、最大1500万円が対象経費の3分の2まで助成されます。ユニークベニューの施設所有者が防音設備や照明設備などを導入する環境整備に対しても、最大1500万円が3分の2の割合で助成されます。貸出を推進したい施設がトライアルでショーケースイベントを実施する場合の装飾費やイベント演出費には最大1500万円が全額助成されるため、積極的な運用テストが可能です。

MICE関連施設の全体的な機能強化と設備導入

常設のMICE関連施設に対する受入環境整備の支援も充実しています。情報通信機能や多言語機能、セキュリティ機能の強化に最大3000万円が費用の半分まで助成されます。サステナビリティに関する国際認証資格の取得や更新については最大3000万円が全額助成されるなど、環境対応への強い後押しが見られます。LED照明やウォーターサーバーなどの設備導入には3分の2、先端テクノロジーに関する設備の導入には4分の3と、それぞれの目的に応じて手厚い補助率が設定されています。

MICEプロフェッショナル人材の育成支援

世界に通用するMICEの専門人材を育成するため、関連事業者が雇用する従業員のスキルアップ費用も助成されます。宿泊事業者や旅行業者、あるいは会議施設といったMICE関連事業における業務経験が3年以上ある従業員を対象としています。国際団体などが実施するMICE関連の育成プログラムへの参加費や認定資格の取得に要する経費として、1名あたり上限30万円が支給されます。ハード面だけでなく、ソフト面からのMICE競争力強化を目指す枠組みです。


令和8年度のMICE支援制度を最大限に活用するために

令和8年度の東京都および東京観光財団によるMICE支援事業は、主催者の金銭的負担を大きく軽減するものから、会場となる施設の利便性向上まで、幅広いメニューで構成されています。

数千万円規模の助成額が設定されている事業も多く、要件を満たせば大きなバックアップを得ることができます。各事業には参加者数や海外からの来訪者数に関する個別の要件にくわえ、審査のための申請提出期限が細かく定められています。複数の募集回が設定されている助成金もありますが、申請可能枠に達した場合は募集が終了となる点には注意が必要です。

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