
【取材】ツーリズムEXPOジャパン2025 開幕。業務日(ビジネスデイ)の様子と出展者からお聞きした今年のツーリズムEXPO、会場の印象
2025年のツーリズムEXPOジャパンは愛知県常滑市、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で行われてます。前半2日間は業務日として、おもにBtoBの商談を目的とした来場者が訪れます。MICE TIMES ONLINE編集部は名古屋商工会議所ブース内で出展。商談をした出展者からお聞きした今年のイベントのこと、初開催となった愛知での開催についてお話をお聞きしました。(9月25日現地にて取材)

にぎわう海外ブースは、工夫を凝らしたブース装飾と演出、展示で足が止まる
業務日は商談が中心となりますので、土日の一般日に比べると来場者の数は少なくなります。そんな中でも来場者を集めていたのは海外から出展されたブースでした。ブースの装飾はアイデアがユニークで、会場でもよく目立ちます。ホスピタリティある演出や展示は工夫が凝らされていて、お目当てのブースではなくても足を止めてしまいます。思わず立ち止まり、スマホを慌てて構える来場者の姿もあり、ブース側としては狙い通りで嬉しいでしょうね。

フォトスポットは各所に。サウジアラビアはブースも大人ゴージャスな雰囲気。

自分の名前をアラビア文字で書いてもらえます。おそらく達筆で書かれたアラビア文字は格好いい

突然、踊りが始まることもしばしば。つい足を止めてしまいます
商談の仕組みはどうなっている?
ツーリズムEXPOジャパンでは開催前から、登録者の情報が共有され、アポイントの申込みをお互いに行うことができます。アポイント枠が設定されていて(2日間で最大18枠)相手とマッチングすれば、空いてる枠に毎日自動的にセッティングされていきます。時間調整の手間がなくて便利。しかり枠数が少なくなってきてからが勝負です。

管理画面からメッセージのやりとりができることを活かして、会場でのアポイントの設定、日程が合わなければ後日オンラインで、と自由に調整ができます。我々はメッセージ機能をフル活用して18枠を大幅に上回るアポイントを設定することができました。事前にアポイントを設定することで、商談準備ができるのは大きなメリットです。
肝心の商談はと言いますと…
私自身が旅行が好きなため、商談ブースでは、フェリー運航会社の方に定期フェリーが大好きなんですと思わず自分語りをしてしまったり、釜山のチヂミはとんでもなく美味しいので大好きだとどうでもいい感想を伝えたり、敦賀のお魚を食べて忘年会をしたという話など、商談ではない脱線もしてしまいます。

特に感動したのは海外から出展されている方の意気込みや熱意です。ちゃんと当社のことや、MICE TIMES ONLINEのことを調べていてくださり、紳士的で丁寧なお話の進め方をされるのも印象的。ほとんどのブースで日本語堪能な方に同席いただき、スムーズにお話を進めることができました。
他の展示会や商談会に比べると、和やかなムードで話をできたと思います。
商談をしたブースでお聞きしたイベントのこと、会場のこと

福井県観光連盟
北陸新完成の延伸以降、首都圏からのアクセスが向上した福井県。補助金があることを活かして、MICEの誘致を進めています。商談後、編集長が恐竜に乗って、お約束の写真も撮らせていただき。恐竜の卵ガチャで運試し。今回は中部・北陸地域のブースは会場の中央の目立つ位置。一般日には大勢の方が福井県ブースを訪れることでしょう。

三重県(インバウンド・MICE・産業観光)
ものづくりが盛んな地域、力を入れているのはその現場を知ることのできるツアー。インバウンドで新しい分野を開拓しようと情報発信されています。業務日は、一般日ほどは混雑しないこともあり、他のブースの方と横のつながりが作れるのがいいですね、とご担当者。

韓国観光公社ブース
大きな規模のブース。いくつかのコーナーに別れていて、様々なテーマで韓国の旅情報に触れられます。4月に訪問した釜山のブースを訪ねて、夜間観光やK-POPコンテンツについてお話しました。ビジネスで釜山を訪ねる方には、夜間の観光が充実しているのはうれしいことです。ご担当者は京都にも訪れたことがあり、秋の観光シーズンに行きたいと教えていただきました。Aichi Sky Expoはとてもきれいだという感想でした。

大きなイベントの開催で会場のことを知る機会につながったとの声
「会場がとても新しくてきれいで驚いた」「思ったよりはスムーズに名古屋から来られるとわかった」という声が多かったです。今回初めてAichi Sky Expoを訪れた方は、この会場で開催したから、アクセスや施設について知る機会になったようです。イベントを通じて、会場や地域を知るというのは、大切なポイントです。ツーリズムEXPOジャパンはこれまで大阪や沖縄でも開催されました。今後も東京以外のどんな地域で開催されるのか楽しみです。

ちなみに今回は名駅から会場直行のバスがあって利用しました。(予約制)
名古屋市中心部から会場入口前までノンストップで便利でした。こういった交通手段が用意されていれば、アクセス面で気にされる方がいても安心ですね。
そのほか会場の様子(フォトギャラリー)








こちらの記事で中部地域開催の意義や、イベントの歴史について詳しく知ることができます
設営日の様子
Aichi Sky Expo特集 https://micetimes.jp/category/feature-ja