1. HOME
  2. MICEあれこれ
  3. SDGs・ウェルビーイング
  4. イベントの主催者必見!SDGs対応何から始めればいいかお悩みではありませんか。大阪観光局「SDGs for MICE評価制度」4つの導入事例をご紹介 (利用者の声編)
SDGs・ウェルビーイング
ロハスフェスタ万博 2023 春

イベントの主催者必見!SDGs対応何から始めればいいかお悩みではありませんか。大阪観光局「SDGs for MICE評価制度」4つの導入事例をご紹介 (利用者の声編)

イベントを企画する際、「SDGsの視点を取り入れたい」と感じながらも、何から始めればいいのか分からない。そんなお悩みを解決するのが公益財団法人大阪観光局が提供する「SDGs for MICE評価制度」です。10万円で専門アドバイザーのサポートを受けながら、宣言書と評価証を取得でき、取組を外部に見せることができます。

4つの導入事例をもとに、SDGsをイベントに取り入れるヒントと、その先にある価値について考えます。

【こちらもチェック!】制度については「仕組みと活用ポイント説明編」で紹介!地域を問わず活用できます

https://micetimes.jp/osaka-sdgs-for-mice-1/


Caseその1:幕張メッセで4日間開催・来場者約9万人、全国規模の展示会「CEATEC2023」

経済発展と社会課題の解決を両立する未来の社会を目指し、あらゆる産業や業種の人々が集まる国内最大級のデジタルイノベーションの総合展示会。4日間で約9万人の来場者を記録する、全国区の展示会で導入された事例です。

ceatec.JPG

大阪・関西万博を見据えたサステナブルなイベント運営への共感

サステナブルな運営を進めることに共感され、導入に至りました。開催地に関係なく使える点も導入を後押ししました。

9.JPG


「捨てない」ためのリユースの徹底

通常、展示会が終わると廃棄されがちなシステムパネルや社名プレートは捨てずに保管。年号は入れないデザインに。捨てずに使い回すことで、コストと環境負荷の双方を抑えています。さらに、来場者が使用したバッジケースは約2.7万人分回収し、再資源化されました。

2.jpg

出展者と進めるペーパーレス

従来の紙配布を廃止し、WebサイトからPDFをダウンロードする形式を採用。出展者に「SDGs for MICE評価制度にエントリーしている」旨を伝え、紙のカタログ・資料の削減を呼びかけ。出展者や来場者にもSDGsの輪を広げました。

2025年からは「エコ&デザインチャレンジ」をスタートし、環境配慮に取り組んだブースを表彰。評価される仕組みをつくることで、自発的に動きやすくなりますね。

7.jpg


こちらの記事もチェック!
「CEATEC2025 2025年10月14日~17日 幕張メッセで開催 「Innovation for All」を体現 開催概要、注目企業の出展情報(現在18社)をまとめてお届けします」

https://micetimes.jp/ceatec2025-news/


Caseその2:来場者20万人超・インテックス大阪全館を使用する西日本最大級モーターショー「第28回大阪オートメッセ2025」

1997年から開催されている西日本最大級のモーターショーです。例年20万人を超える来場者が訪れ、自動車ファンから家族連れまで幅広い層に親しまれています。2025年2月に3日間に行われた同イベントでは、インテックス大阪全館を貸し切りました。

大阪オートメッセ

国際化で問われる日本のイベント運営のスタンダード

モータリゼーションが進む東南アジアからの出展者・来場者が増え、国際色は年々豊かになっています。環境配慮や安全性を意識したイベント運営を実践し、日本の運営基準を海外へ発信・普及していくことを期待して、導入を決定。

※モータリゼーション:
自動車が一般家庭にまで普及し、生活必需品となる現象
大阪オートメッセ

次世代に向けたクルマの入り口づくり「こどもビリティ」

自動車業界が抱える社会課題に向き合い、子どもたちにクルマの楽しさや交通安全を伝えることを目的とした企画「こどもビリティ」が初めて行われました。自動車メーカーによるペーパークラフトやペイント、工具を使ったタイヤ交換、整備体験など、実体験を通して車に親しめる工夫が随所に散りばめられています。

大阪オートメッセ

実際のイベントの様子をレポートした記事はこちら
「こどもや家族と展示会に出かけよう/大阪オートメッセ2025「こどもビリティ」はファンの裾野を広げる取り組み」

https://micetimes.jp/report-osaka-am-2025-2/

“音を10分止める” ことで来場者にやさしく

1日に数回10分程度、意図的に音を止める「サイレントタイム」が設けられました。会場内の騒音を一時的に抑えることで、来場者が落ち着いて展示車両を撮影・観賞ができます。

大阪観光局担当者は、「他のイベントでも真似したい素晴らしい着眼点。迷子の案内や防災アナウンスを確実に届ける時間としても機能するのではないか」と話します。子どもから大人まで無理なく過ごせて、長時間の滞在でも疲れにくく体験価値を高める工夫でした。

大阪オートメッセ

実際のイベントの様子をレポートした記事はこちら
「今年も大阪オートメッセがやってきた!クルマのオモロイ明日がどんなもんか、お届けしまっせ!/大阪オートメッセ2025(インテックス大阪)」

https://micetimes.jp/report-osaka-am-2025/


Caseその3:万博記念公園で10日間開催、市民参加で実現する循環型イベント「ロハスフェスタ万博 2023 春」

2006年に大阪・万博記念公園からスタートした「ロハスフェスタ万博」は、人と地球にやさしいライフスタイルを体感できるイベント。出展者のアップサイクルな作品づくりをはじめとして、SDGsに関するクイズラリーやワークショップなど、ロハスやSDGsを楽しく学べる地域に根付いたイベントです。

ロハスフェスタ万博 2023 春

コンセントを使わない?家庭の廃油を活用したエコ発電

会場に並んだ約50台のキッチンカー、音響、事務局のパソコン…。実は外部電源に頼らず、自家発電でまかなっています。その電源となるのが、各家庭の調理用油(廃油)です。環境化学メーカーの協力のもと再生エネルギーに生まれ変わります。

市民の持ち寄りで循環する資源リユース

不要になった紙袋や本、家具、調理器具、衣服などを持ち寄り、必要な人が自由に手に取ることができるコーナーが設けられました。参加者が持ち寄ることでイベントがつくられていました。生活の延長線上で、無理なく”ロハス”に関われますね。

本制度の審査には、大阪観光局に加え、環境問題のコンサルタントや環境アセスメントの専門家が関わっています。ロハスフェスタの現地を訪れた専門家は「目から鱗が落ちるほど」の驚きがあったそうです。

ロハスフェスタ万博 2023 春

Caseその4:風で動く巨大アートが示すサステナビリティ。大阪初開催・約5万人来場「テオ・ヤンセン展」

2022年夏に大阪南港のギャラリーで開催された「テオ・ヤンセン展」は、本制度を初めて導入したイベントです。大阪で初開催かつ、日本初公開となる作品が多数登場し、のべ5万人以上を集めました。
展示の中心となったのは、自然エネルギーである“風”を動力とする巨大アート作品。その存在自体がサステナビリティを体現しています。

テオ・ヤンセン展

展覧会実施期間中の約60%をオフセット

再生可能エネルギーによって発電された電力の価値を証明する「グリーン電力証書システム」を採用し、大阪府内で発電された自然エネルギー由来の電力(計6,000kWh)を活用しました。展覧会期間中に発生する電力使用のうち約60%をオフセット。会期中に排出される二酸化炭素の大幅な削減につながっています。

※カーボン・オフセット
企業や個人が出す温室効果ガス(CO2など)の排出量に見合う分を「埋め合わせ(オフセット)」する仕組み
テオ・ヤンセン展

場をひらき、次世代への教育へ

作品には高度な技術が用いられています。息を吹きかけて動かせるデモンストレーションが行われるなど、難しい知識がなくても理解できるよう工夫が凝らされています。

テオ・ヤンセン展

作家本人による基調講演や、風の力やテクノロジーをテーマとしたワークショップを、一般向けに募集され、学びの場が提供されました。小・中学校の遠足を積極的に受け入れ、次世代に向けた教育の機会としても機能していました。

テオ・ヤンセン展

そのほかの導入事例

イベント

  • 大阪MICEビジネス・アライアンス SDGs for MICE評価制度×ユニークベニュー活用セミナー
  • ギョギョッとサカナ★ スター展~お魚たちが教えてくれる海のこと~
  • 化石ハンター展
  • World Yo-Yo Contest 2023
World Yo-Yo Contest 2023
World Yo-Yo Contest 2023

展示会・見本市、ビジネスイベント

  • MICE EXPO in Kansai 2022、Japan MICE EXPO 2024
  • 第2回日本観光ショーケースin大阪・関西
  • 第3回大阪・関西万博 開催支援EXPO
  • 賃貸住宅フェア2024 in 大阪
第2回日本観光ショーケースin大阪・関西
第2回日本観光ショーケースin大阪・関西

学会

  • The 16th Asian Conference on Organic electronics (A-COE 2024)

国際会議

  • BLUE FLAG Asia Summit 2025  など
The 16th Asian Conference on Organic electronics
The 16th Asian Conference on Organic electronics

大阪観光局「主催者だけじゃない、会場も変わる」

主催者だけにとどまりません。会場側にも変化が生まれているといいます。
この制度への関与をきっかけに、アジア太平洋トレードセンターでは、環境省が定めた環境経営システムに関する第三者認証・登録制度「エコアクション21」を取得。ゴミの分別や、電気や水道の使用量の可視化など環境が整えられました。「使わない電気は消す」といった、イベント事業者の行動にも変化が見られたといいます。

4つの事例を通して見えてくるのは、SDGsへの取り組みは決して特別なものではないことです。大規模な展示会から、市民参加型のイベント、アート展までジャンルは異なりますが、それぞれの特性に合わせて実践されています。そして自社に取り入れられる画期的なアイデアはたくさんあります。

大阪観光局担当者
「まずはご家族とのお出かけの延長でも構いません。他のイベントの素晴らしい取組を見るために、足を運んでほしいと思います」


イベントの中にあるSDGs、できることから始める

「SDGs for MICE評価制度」のメリットは、不安がある主催者の方でも、専門アドバイザーのサポートでできるアクションを見つけられることだと思います。また制度にエントリーしていると示せることで、関係者に協力を呼びかけやすくなります。「自分のイベントでは何ができるだろう」と迷ったときは、まずは一度相談してみてはいかがでしょうか。自分たちに合った一歩を見つけるきっかけになるはずです。

SDGs for mice

大阪観光局「SDGs for MICE評価制度」
https://mice.osaka-info.jp/event_planning/guidelines/sdgs_for_mice/

カテゴリー