
【大阪コミコン2025】5月2日~4日 今年で3回目を迎えるポップカルチャーの祭典、インテックス大阪で開催 来日セレブなど今年の見どころ、イベントの歴史や歴史を解説
今年3回目を迎える世界最大級のポップカルチャーイベント
映画、コミック、ゲーム、アニメなど多彩なポップカルチャーを楽しむ「大阪コミックコンベンション2025(大阪コミコン2025)」が、2025年5月2日から4日までの3日間、インテックス大阪で開催されます。東京で毎年開催されているコミコンの熱気が、2023年から大阪にも上陸し、瞬く間に関西を代表するイベントへと成長してきました。今年3回目を迎える大阪コミコン2025では、国内外の映画やコミックの最新情報公開、企業ブースでの限定グッズ販売、映画で使用された小道具の展示、最新技術を活用した体験型コンテンツなどが予定されています。また、ハリウッド俳優など海外セレブとの交流イベント、ライブステージ、コスプレコンテスト、漫画家・イラストレーターによる作品展示販売(アーティストアレイ)など、ポップカルチャーの魅力を余すところなく体感できる内容となっています。ビジネスパーソンにとっても、このイベントは単なる娯楽を超えた意味を持つでしょう。

2025年5月2日(金)~5月4日(日・祝)にインテックス大阪にて開催される大阪コミコン 2025の概要と見どころ
大阪コミコン2025は、日本発のコミコンとして最新のエンターテインメントが集うイベントです。開催日時は2025年5月2日(金・祝)から5月4日(日・祝)の3日間で、初日は11時開場、その後は10時開場となります。会場は大阪市住之江区のインテックス大阪です。ゴールデンウィーク期間中に開催されるため、国内外から多くの来場者が見込まれます。会場内では、映画やコミックの新作情報の発表、コレクターが注目する映画プロップ(撮影で使用された小道具)の展示、VRなどの最新技術を活用した体験コーナーが用意されます。また、海外セレブとの写真撮影やサイン会、有名アーティストによるライブステージ、来場者参加型のコスプレコンテストや交流イベントなど、エンターテインメント性豊かなプログラムが並び、初めての方でも一日中楽しめる内容です。
特に豪華なゲストが注目されます。これまでの大阪コミコンでは、『ドクター・ストレンジ』や『007』シリーズで知られるマッツ・ミケルセン、『ロード・オブ・ザ・リング』のオーランド・ブルーム、『ストレンジャー・シングス』のミリー・ボビー・ブラウンなど、世界的スターが来日して会場を盛り上げてきました。2024年には『アクアマン』のジェイソン・モモア、トム・ヒドルストン、『ウォーキング・デッド』のノーマン・リーダスなど、前年を上回る豪華なゲストが登場し、会場全体が大いに盛り上がりました。大阪コミコン2025でも、さらなる著名なゲストの来日が期待され、発表が次第大きな話題となるでしょう。海外ゲストとの交流は、日本にいながらグローバルなエンターテインメントの雰囲気を直に感じられる貴重な機会となります。

大阪コミコン Webサイト https://osakacomiccon.jp/
名称:大阪コミックコンベンション2025 (略称:大阪コミコン2025)
会期:2025年5月2日(金・祝)11:00~19:00
3日(土) 10:00~19:00
4日(日) 10:00~18:00 ※開催時間は変更となる可能性があります。
会場:インテックス大阪
主催:株式会社東京コミックコンベンション、大阪コミックコンベンション実行委員会
イベント内容
- 国内外映画、コミックなどの最新情報公開
- 企業出展(限定・先行商品の販売、グッズの展示など)
- 実際に映画で使用されたプロップ(小道具)や、レアグッズの展示
- 最新技術を使った様々なコンテンツの体験
- 海外セレブ俳優との交流
- ステージでのライブやパフォーマンス
- コスプレイヤーとの交流、コンテスト
- 漫画家やイラストレーターの作品展示や販売、「アーティストアレイ」


来日セレブ情報など今年の見どころは…
第1弾情報(3月14日解禁)映画「ワイルド・スピード」シリーズで知られるサン・カン氏の参加決定
来日セレブ第1弾として、『ワイルド・スピード』シリーズのハン役で知られるサン・カン氏の参加が決定しました。5月2日・3日に来場し、写真撮影会とサイン会を予定しています。ドラマ出演を経て『TOKYO DRIFT』でブレイクした同氏は、『ジェットブレイク』で復活し最終章『Fast X: Part 2』にも登場予定です。大の車好きとしても知られ、カーショー「FUELFEST JAPAN」参加時には日本各地を巡り牛丼チェーンに立ち寄るなど親しみやすい一面も。
第2弾情報(3月21日解禁)マッツ・ミケルセン氏、エミリー・ラッド氏らの来日が決定
『007/カジノ・ロワイヤル』『ドクター・ストレンジ』などで存在感を放つ北欧の至宝マッツ・ミケルセン氏と、『ハンニバル』で共演し厚い友情を育むヒュー・ダンシー氏が全日程に登場し、お二人がホストを務める超プレミアムパーティも企画中です。さらに、Netflix実写版『ONE PIECE』でナミ役を熱演し世界的に注目されるエミリー・ラッド氏、『スター・ウォーズ』シリーズで若きボバ・フェットを演じ東京コミコン最多参加を誇るダニエル・ローガン氏も大阪に集結します。4名はいずれも5月開催の3日間を通して来場し、会場では写真撮影会やサイン会が予定されています。


第3弾情報(4月1日解禁)クリスティーナ・リッチ氏とエドワード・ファーロング氏が来日
クリスティーナ・リッチ氏とエドワード・ファーロング氏の来日が決定しました。リッチ氏は会期中2日間、ファーロング氏は全日程参加し、写真撮影会やサイン会も予定されています。リッチ氏は「アダムス・ファミリー」のウェンズデー役や話題のドラマ『ウェンズデー』出演で知られ、幅広いジャンルで活躍。ファーロング氏は『ターミネーター2』で若きジョン・コナーを演じブレイクし、その後も『アメリカン・ヒストリーX』などに出演しています。二人は1998年の映画『I Love ペッカー』で共演しており、大阪での再会にも注目が集まります。これでサン・カン氏、マッツ・ミケルセン氏、ヒュー・ダンシー氏、エミリー・ラッド氏、ダニエル・ローガン氏と合わせて計7名のスターがラインナップ。

メインMCは“まるまる”コンビ/中丸雄一氏&IMALU氏
今年のメインMCには、中丸雄一氏とIMALU氏の“まるまるコンビ”が就任しました。中丸氏は2006年のアイドルデビュー以降、歌手や俳優、情報番組のMC、ヒューマンビートボックスや漫画家としても活躍し、2023年に『山田君のざわめく時間』で漫画家デビュー、累計発行部数7万部を突破するなど多彩な才能を発揮。就任コメントでは「6万人以上が来場する大イベントの司会は初めてで緊張しますが、最高のお祭りにしましょう」と意気込みを語っています。
IMALU氏は日本語・英語の二か国語を操り、映画や音楽への造詣が深いほか、動物保護活動や社会課題をテーマにした番組配信など幅広い分野で活躍。「お客さんとして訪れていたコミコンのステージに立つのが信じられません。精一杯頑張ります」と意欲を見せています。

また、NMB48が3年連続でPR大使に就任し、スペシャルステージやファン交流企画を通じて若年層を中心にイベントを盛り上げます。

ポップカルチャーの祭典が企業にもたらす価値
大阪コミコンは、企業やブランドにとってマーケティングやプロモーションの絶好の機会となります。数万人規模の熱狂的なファンが集まるこのイベントでは、自社のコンテンツや商品を効果的にアピールできます。映画スタジオやゲーム会社はもちろん、玩具・フィギュアメーカー、アパレル、テクノロジー企業など、さまざまな業種がブースを出展し、自社ブランドとポップカルチャーを結びつける取り組みを行っています。限定グッズの先行販売や会場限定アイテムはファンの購買意欲を高め、特別展示はSNSを通じて大きな宣伝効果を生み出します。たとえば、2024年の会場では、公開間近の映画『デッドプール&ウルヴァリン』のブースに高さ5メートルのキャラクターフォトスポットが設置され、多くの来場者が写真を撮ってSNSに投稿しました。また、ディズニー(マーベル/スター・ウォーズ)やワーナー・ブラザース(DC)などの大手企業が公式ショップを出展し、限定グッズや記念品が好評でした。来場者はお気に入りのブランド商品を直接手に入れる機会を得る一方、企業は商品テストやファンの生の反応を知る貴重な場となっています。
さらに、大阪コミコンにはスポンサー企業や地元企業も多数参画し、イベント全体を支援しながら自社のブランド露出を図っています。たとえば、大手映像配信プラットフォームのブースでは、独占配信中の海外ドラマをPRし、入会キャンペーンを実施するなど、来場者との接点づくりに力を入れています。また、スタンプラリーやオンラインくじ(コミコンくじ)にデジタル技術を取り入れ、新規顧客獲得やファンコミュニティの強化にも貢献しています。このように、企業と来場者が双方向に交流できる点が、コミコンならではの大きな魅力です。
急成長する大阪コミコン:その歩みと特徴
東京コミコンは2016年に誕生して以来、日本のコミコン文化は盛り上がりを見せています。スタン・リー(「マーベル・コミック」のレジェンド)とスティーブ・ウォズニアック(アップル共同創業者)の顔合わせが、東京コミコン創設のきっかけとなり、テクノロジーとポップカルチャーを融合した新しいイベントとしてスタートしました。東京では毎年コミコンが開催され、2023年には過去最高の8万5千人以上が来場するまでに成長しました。この成功を受け、「日本発のコミコンを関西にも」という声に応える形で、2023年5月に大阪で初のコミコンが開催されました。第1回大阪コミコン2023は3日間で51,675人の来場者を記録し、会場のインテックス大阪は熱気に包まれました。マッツ・ミケルセンやオーランド・ブルームら豪華ゲスト8名が来阪し、ステージやサイン会でファンとの交流を行いました。
第2回となる大阪コミコン2024では、その勢いはさらに増し、ジェイソン・モモア、トム・ヒドルストン、ノーマン・リーダスなど前年を上回る11名のセレブが登場し、来場者数も61,000人以上となりました。会場には早朝から行列ができ、熱心なファンが押し寄せました。ステージイベントでは、ハリウッドスターが次々に登壇し、観客に日本語で応えたり、新作映画の裏話を披露したりして大いに盛り上がりました。初日には恒例の鏡開きも行われ、海外ゲストと日本人ゲストが共に酒樽を割り、イベントの門出を祝いました。こうした成功は、大阪コミコンが短期間で東京に匹敵する規模と存在感を確立した要因となっています。
わずか数年で飛躍的に成長した背景には、関西圏のポップカルチャーファンの厚さと、運営側の充実した企画力があります。東京コミコンで培われたノウハウを生かしつつ、大阪ならではの個性を出したことが成功の要因です。たとえば、大阪コミコンでは地元出身の有名人をPR大使に起用したり、関西ならではのユーモアを交えたステージ企画が実施されたりしています。また、メインビジュアルコンテストも特徴的です。公式ポスター画像を一般公募で決定するこの企画には、プロ・アマ問わず世界中から応募が集まり、優勝作品は会場やパンフレットに使用され、制作者には展示ブースが副賞として与えられます。実際、2024年の優勝作品を手がけた日本人アーティストは会場でファンとの交流イベントを行い、大変好評でした。このように、コミコンはファンとクリエイター、企業が互いに刺激し合うコミュニティとなっています。

日本のポップカルチャーと国際的つながりにおける大阪コミコンの役割
大阪コミコンは、日本のポップカルチャーと世界をつなぐハブとしての役割も担っています。コミコンはもともと、1970年に米国サンディエゴで始まったコミックブック愛好家の集まりが原点で、やがて映画、アニメ、ゲームへと対象が広がり、現在では13万人以上が集う巨大イベントに成長しました。今日、フランス、イギリス、台湾など世界各地で開催されるグローバルな現象となっており、日本の東京コミコン・大阪コミコンもその一翼を担っています。特に、日本発のコミコンには独自の存在意義があり、東京コミコンはシリコンバレーのテック文化とアメコミ文化を融合して誕生し、「革新性と楽しさを共有する空間」として進化してきました。大阪コミコンも同様に、日本のポップカルチャーを前面に出し、会場のアーティストアレイでは日本の漫画家やイラストレーターが自らの作品を展示・販売し、海外からの来場者と国境を越えた交流を実現しています。また、コスプレエリアでは日本発のアニメやゲームのキャラクターに扮する参加者と、マーベルやDCのキャラクターに扮する参加者が共に写真を撮る光景が日常的に見られます。これらの様子は、大阪コミコンが国際文化交流の場としても重要な役割を果たしていることを示しています。
大阪という立地も、海外からのゲストや観光客に日本文化を体験してもらう絶好の機会となっています。関西圏で開催されるため、日本観光とポップカルチャー体験を同時に楽しむことができ、インバウンド需要の観点からも注目されています。実際、海外のファンが大阪コミコンを目的に来日し、そのまま関西観光を楽しむケースが増えています。今年2025年は大阪・関西万博(大阪エキスポ2025)の開催も控えており、都市全体が国際的な注目を集める中、このポップカルチャーイベントの役割も一層大きくなるでしょう。万博とコミコンは、一見異なるイベントですが、どちらも最先端技術と文化交流をテーマとしており、大阪の国際ブランド向上に寄与すると期待されます。
ビジネスイベントとしての大阪コミコンに期待
大阪コミコン2025は、エンターテインメント空間としてだけでなく、ビジネスパーソンにとっても大きな関心を集めるイベントです。企業にとっては、新規顧客との出会いやブランド発信の場であり、自治体にとっては地域振興や観光誘致の重要な要素となります。現代のマーケティング潮流や消費者動向を理解する上で、リアルイベントが持つ熱量とコミュニティの力、そしてそれを支えるデジタル戦略が学べる貴重な機会です。大阪コミコンは、次世代の体験型マーケティングの縮図として、多くのビジネスパーソンの注目を集めています。
このように、世界に名だたるポップカルチャーイベントとして成長した大阪コミコン2025は、日本における最新のエンターテインメントの一章として大きな注目を集めています。まだこのイベントをご存じでない方も、ぜひビジネスとエンターテインメントが融合する会場に足を運んでいただき、新たな発見と刺激を体験していただきたいと思います。