
PR/Aichi Sky Expo主催者と二人三脚でつくるイベント、地域とつながる展示場のサポート体制
前回の記事では、愛知県常滑市にある「Aichi Sky Expo(愛知国際展示場)」のハード面、会場やアクセスの特徴を紹介しました。今回はその第2弾として「ソフト/サービス編」です。テーマは「主催者をどうサポートしていくか」。次の会場を探している主催者の方に、ぜひお読みいただきたい内容です。
なお、ハード面については下記の記事をご覧ください。
東海地区最大級のスペックを誇る大規模展示場、Aichi Sky Expoとは?

2019年8月に開業した「Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)」は、敷地面積 約28万㎡、延床面積 約9万㎡、展示面積6万㎡を誇る、国内最大級の大規模展示場です。開業コンセプトは「産業首都・愛知における新たな交流とイノベーション拠点の創造」。自動車、ロボティクス、ITなど、愛知が世界に誇るものづくり産業をテーマにした展示会や国際会議を誘致し、国内外の産業交流やビジネスマッチングの場を提供しています。
広報地域連携部の横光様、菅沼様にうかがいました
運用面ではどのようなサポートを受けられるのか。3点教えていただきました。
1.運営コーディネーターが二人三脚で催事開催までをサポート

「催事ごとに専任の運営コーディネーターがついて、二人三脚でサポートします! イベントが進行する中で『想定以上に来場者が増えそう』『追加で控室が必要』といった変更が出ることもありますが、そういった対応もお任せください」
契約前:営業担当が主催者の要望を丁寧にヒアリングし、最適な会場の使い方を提案。
契約後:担当の運営コーディネーターがついて、動線設計、設備の利用方法、申請、許認可、消防法などの申請や調整まで伴走。
初期計画から本番運営まで切れ目のないサポートが受けられるのは、大きな安心材料になりますね。
2.海外主催者へのグローバル対応


「我々の親会社である、フランスの大手イベント運営会社 GL eventsのノウハウを享受し、海外の主催者へのサポートも万全です。英語をはじめとする多言語に対応できるスタッフが在籍しておりますので、通訳いらずで契約手続きから運営サポートまで一緒に進められます」

「中部国際空港(セントレア)直結という立地を活かし、海外からの参加者を受け入れられる点も大きな特徴だと思います。中部国際空港駅からは徒歩5分で到着します。国際的なビジネスイベントでもご利用いただけるかと」

「加えて、日本で唯一の常設保税展示場でもあります。空港島全体が総合保税地域に指定されているため、海外出展者は輸入通関を行わずに展示品を会場に持ち込むことができます。関税や消費税などの負担が減るため、海外からの出展における大きなアドバンテージになりますね」
中部国際空港は、日本の空港で唯一の総合保税地域にあたります。
保税展示場(関税法第62条の2)
外国貨物を展示する会場として、税関長が許可した場所で、国際的な規模で行われる博覧会、公的機関が開催する見本市や展示会などの運営を円滑にするために、外国貨物に関税などを課さないまま、簡易な手続きにより展示、使用することができます。
総合保税地域(関税法第62条の8)
保税蔵置場から保税展示場の保税地域が有する外国貨物の蔵置、加工、製造、展示などの機能を総合的に活用できる地域として税関長が許可した場所です。この地域内の各施設間では保税運送の許可手続きをせずに外国貨物の移動ができるなど、手続きの簡素化が図れます。
JETRO 貿易・投資相談Q&A「保税地域の目的と利用方法:日本」より
3.地域一体でイベントを支える連携体制
会場単体だけでなく、常滑市や観光協会など、地域一体でイベントを支える体制を整えています。

「年に数回、エリアMICE推進部会を開催しています。来場者の移動をサポートする無料シャトルバスの運行や、市内飲食店で使えるクーポンの配布など、滞在中の満足度を高める施策を実施しています。こちらは2024年に導入された宿泊税を財源として活用し運行しています。観光協会による情報発信やイベントとのタイアップも積極的に行われています」

取材当日には、とこなめ観光協会の方がブースを設けており、地域と連携したPR活動が行われていました。

「キッズエンジニア2025」では常滑商工会議所のブースが出展。地域と連携したコーナーを設ける・集めることも、Aichi Sky Expoにお任せできるそうです。
各イベントごとのサポート体制についてまとめました
利用者からは、こんな声がありました。
会場の利用者の声
・「当日の急な備品手配や会場設営、有事の対応についても、臨機応変にご対応いただき大変助かっています」
・「県やAichi Sky Expoのスタッフの方には、(展示会の)出展営業や来場者募集に同行いただき、関係者をご紹介いただきました。他の会場や地域ではここまでのサポートはなかなかなく、非常に感謝しております」
・「催事ごとに営業担当と運営担当が専任でついてくださり、連絡がとりやすく助かっています」
・「これまで類似の催事が近い日程で開催されるなど、調整が上手くいかないことがありましたが、Aichi Sky Expoでは、うまく調整いただいてます。今後稼働が増えても、引き続き配慮いただけると有り難いです」
・「消防や警察への届出なども、スタッフの皆さまが一緒に進めてくださり、心強かったです」

フードレセプション:専任フードコーディネーター 久野様に聞く
イベントを円滑に進行させるうえで欠かせないのが「飲食の提供」です。Aichi Sky Expoはフードにも力を入れています。館内には350席のフードコート、常設カフェ2か所、売店が備わっており、弁当や軽食、地元食材を使ったメニューを提供。


主催者向けには専任のフードコーディネーターが常駐し、小規模から大規模まで多彩なケータリングやVIP向けの特別対応も可能です。

飲食事業部 部長の久野義明様は、フード専門のコーディネーターとして、フードコートやケータリングの統括管理を担当。お話を聞きました。
–どういった取り組みをされているのか
「来場者の皆さまに快適で充実した時間を過ごしてもらえるよう、館内のフードサービスを充実させています。小規模から大規模イベントまで対応できる多彩なケータリングメニューのご提案や、VIP向けの特別なおもてなしまで、幅広いニーズにお応えいたします。
愛知ならではの地元食材やグルメを取り入れ、ここでしか味わえない”食体験”を演出することも可能です。国内外から訪れるお客様に食を通じて、愛知の魅力を感じていただけるよう、質の高いサービスを心がけています。また、会期が長く、海外からの参加者が多い催事を想定し、関係者や出展者がレストランを利用しやすいよう割引サービスを導入。現在60店舗が協力しています」
–参加者や出展者からの反応で印象的なものはありますか
「”名古屋めし”の店舗が多いので『名古屋めしを会期中に、仲間と楽しんで利用する事ができた』という声が寄せられました」
主催者の方へメッセージをいただきました
「隣接する中部国際空港内に多数のレストランがあり、子様連れでも楽しめる『フライト・オブ・ドリームズ』などの遊興施設もございます。こうした施設と催事との連携促進で、関係者及び来場者の滞在が少しでも快適となるよう、今後も努めていまいります」


Editor’s note:地域と一緒に取り組むようなイベントを企画するなら
ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸への意気込み
2024年に東京ビッグサイトで開催された際には、4日間で約183,000人の来場がありました。国際的展示会が2025年にはここ、Aichi Sky Expoで初めて開催されます。

横光様、菅沼様
「運営ノウハウやオペレーションの力を向上させる最大の機会だと捉えています。”Aichi Sky Expo”の名が発信されるプロモーションの機会であり、アジア圏や国内に向けて一点集中で情報発信を行えます。イベント来場者や関係者が『ここ良いな』『使ってみたいな』と感じ、まずは気軽に相談してもらえたらと思っています」
常滑市や周辺施設と連携した取り組みにも力を入れており、地域と一緒になにかを仕掛けたいと考える主催者にとっても、強力なパートナーとなるでしょう。まずは、2025年9月「ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸」に訪れ、そのポテンシャルを体感してみてはいかがでしょうか。
Aichi Sky Expo (愛知県国際展示場) Webサイト https://www.aichiskyexpo.com/