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舞鶴と小樽を結ぶ新日本海フェリーの新造船「けやき」2025年11月「はまなす」2026年6月に就航予定

新日本海フェリーは、舞鶴-小樽航路に新造船「けやき」と「はまなす」の2隻を順次就航させます。第1船「けやき」は2025年11月14日にデビューし、第2船「はまなす」は2026年6月に就航予定です。京都と北海道を結ぶ航路に、優雅な船内デザインと最新鋭の設備を備えた新船が登場し、快適な船旅を実現します。

新日本海フェリーの新造船「けやき」と「はまなす」の就航予定日程

新造船「けやき」
新造船「けやき」

新造船「けやき」と「はまなす」は姉妹船であり、京都・舞鶴-北海道・小樽航路に就航します。船名「けやき」は京都府舞鶴市の市木に由来し、強健で力強く成長していく様子が、関西と北海道を繋ぐ新造船の名にふさわしいと命名されました。一方、「はまなす」は北海道を代表する花であり道花にも指定されており、1972年就航の「フェリーはまなす」以来、歴代4代目となる伝統ある船名を継承しています。 「けやき」は2025年11月14日金曜日に小樽港発舞鶴港行でデビューし、その命名進水式は2025年4月29日に執り行われました。第2船となる「はまなす」は、2026年6月に就航する予定です。

新造船「はまなす」
新造船「はまなす」

船体スペックと省エネ技術 両船とも主要目は同じ姉妹船仕様です。全長は199.0m、総トン数は約14,300トン、航海速力は28.3ノットです。積載台数はトラック約150台、乗用車約30台で、旅客定員は286名です。 国内フェリーで初めて採用されたダックテールを含む最新鋭の省エネ船型や、アンチローリングタンクとフィンスタビライザーの併用による省エネ型減揺システムにより、従来船と比べて約5パーセントの省エネルギーが実現可能となっています。

船内の特徴 京都・歴史がコンセプト

旅客定員256名 充実した客室バリエーション

旅客定員286名に対して、多様なニーズに応える客室が用意されています。 客室は、専用テラスとオーシャンビューの浴室を備え、グリルでの食事も付くスイートルーム(2名×2室)をはじめ、専用テラス、バス・トイレ付きのデラックス(2名×16室)があります。 シャワーとトイレを完備したステートクラスには、家族旅行に最適なステートS和洋室(4名×8室)、リーズナブルに個室を利用できるステートSツイン/ステート洋室(2名×30室)、そしてペットと同伴できるステート ウィズペットルーム(2名×5室)が用意されています。 ツーリストクラスもプライベート空間が確保された寝台タイプで、ツーリストS(1名個室寝台)や、ツーリストA(階段式2段寝台の相部屋)があり、快適な船旅を提供します。乗船券に印字されているQRコードがお部屋のルームキーとなるため、事前にe乗船券をスマートフォンにダウンロードするか印刷して持参することで、乗船当日の手続きが不要となりスムーズです。

「けやき」非日常を演出する最新設備と空間

グリルレストラン「大江山」イメージ
グリルレストラン「大江山」イメージ

新造船「けやき」は「京都・歴史」をコンセプトに、上品で優雅、そして温かみのある船内デザインを追求しました。船内には3層吹き抜けのエントランス、シースルーエレベーター、2層吹き抜けのフォワードサロン「白竜」など、開放的な空間が広がります。 施設名には、百人一首や丹後ゆかりの名称が取り入れられており、オーセントホテル小樽監修のグリルレストラン「大江山」やレストラン「しゅてん」があります。 新造船ならではの大きな特長として、Starlinkを活用した有料のフェリーWi-Fiサービスが導入され、全客室で高速Wi-Fiが利用可能です。洋上での快適な通信が実現し、船上での過ごし方が広がります。

スクリーンルーム「龍宮」、イマーシブコンテンツイメージ
スクリーンルーム「龍宮」、イマーシブコンテンツイメージ

国内フェリーで初導入となるプロジェクションマッピングを駆使したイマーシブ(没入型)コンテンツを提供するスクリーンルーム「龍宮」が備え付けられており、龍宮城に行ったかのような非日常体験が提供されます。 その他にも、海を眺めながらくつろげる展望大浴場には絶景が広がる露天風呂とサウナが完備されています。

「けやき」特設サイト https://www.snf.jp/plan-recommended/recommended/keyaki/

新造船「けやき」「はまなす」が繋ぐ日本海の船旅

新日本海フェリーの新造船「けやき」と「はまなす」は、最新技術による省エネ性能と、京都の歴史や美意識を取り入れた上質な空間を融合させています。全客室でのWi-Fi利用や、没入型コンテンツを提供するスクリーンルーム「龍宮」など、快適性だけでなく、これまでにない感動体験を提供する機能が充実しています。舞鶴と小樽を結ぶこの新しい船旅は、観光客やビジネス客に対し、単なる移動手段としてだけでなく、非日常のクルージングを提供してくれることでしょう。新日本海フェリーは、これからも利用者が「また乗りたい」と感じられるような、魅力ある船旅を創出していくとしています。

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