
2025国際首長フォーラム:豊田市が国際的な都市課題解決の舞台に 10月14日~16日に開催
愛知県豊田市を舞台に、国際的な都市課題の解決を目指す「2025国際首長フォーラム(IMF)」の準備が着々と進められています。このフォーラムは、世界各国の都市代表者が一堂に会し、都市運営の知識や経験を共有するとともに、持続可能な都市開発や気候変動対策など多岐にわたる現代の課題解決に向けた協力関係を構築することを目的とした国際会議です。メインテーマ「Actions Today for a Resilient Future」が決定され、開催への期待が高まっています。ポータルサイトも公開され、関連イベントも発表されています。
国際首長フォーラム:世界都市の代表者が集う国際会議
「2025国際首長フォーラム(IMF)」は、世界各国から都市の代表者が一堂に会し、都市運営に関する知識や経験を共有することを目的とした国際会議です。また、共通の課題を解決するための協力関係を構築することも目指しています。この会議では、持続可能な都市開発や気候変動対策など、現代の多岐にわたる都市課題について議論が行われる予定です。

テーマ、ビジュアル、そして開催に向けた取り組み
メインテーマとキービジュアルが決定
フォーラムのメインテーマは、「Actions Today for a Resilient Future」(強靭な未来のために今すぐ行動を)に決定されました。このテーマには、未来が不確実で予測困難な状況であっても、持続可能で強靭な社会を築くために、今こそ持続可能な開発目標(SDGs)に向けた具体的な行動を起こす必要があるという考えが込められています。
キービジュアルは、SDGsの象徴であるカラーホイールを中心に配置し、豊田市のランドマークである建築物や多様なモビリティ、祭りや美しい自然などを用いて、都市と山村が共存する本市の特徴を表現しています。また、和紙を模した質感にすることで、日本らしさも表現されています。


国連本部でのトップセールスと市民啓発活動
フォーラム開催に向けた機運を高め、国内外に豊田市のSDGsに関する取り組みを発信するため、豊田市長および豊田市議会議長がニューヨークの国際連合本部でトップセールスを行いました。2025年7月14日と15日には、「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)」に参加し、豊田市の介護予防事業や河川の環境保全に関する取り組みを世界に向けて発信したとのことです。また、国連関係者との協議も実施されました。

市民向けには、SDGsアクションキャンペーン「ミライにいいこと、はじめよう。」を合言葉に、SDGs達成に向けた取り組みを「知る」「学ぶ」「行動する」の3つのテーマで分かりやすく伝え、理解促進とフォーラム開催の周知を図る活動が進められています。
開催概要
- 開催日:2025年10月14日(火)~16日(木)の3日間
- 会場:名鉄トヨタホテルおよびホテルトヨタキャッスル
- 主催:国際連合経済社会局(UN DESA)
- 共催:豊田市、都市・自治体連合アジア太平洋支局(UCLG ASPAC)、Local 2030連合
- 後援:環境省、愛知県、名古屋市
ポータルサイトも既にオープンしており、最新情報として7月13日には関連イベント「とよたサマーチャレンジ」の開催も予定されています。
公式Webサイト https://2025imf-toyota.com/
※画像はプレスリリースより
未来を築く国際的な議論の場
この「2025国際首長フォーラム」は、世界中の都市が直面する共通の課題に対し、具体的な行動と協力関係の構築を促す重要な国際会議となるでしょう。豊田市から世界へ、持続可能な社会の実現に向けた活発な議論が展開されることに期待が高まります。
関連記事:国際会議
