
未来の移動体験「SkyDrive」大阪・関西万博で「空飛ぶクルマ」のデモフライトを開始
未来のモビリティとして世界中から注目を集める「空飛ぶクルマ」が、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場で、その翼を広げました。開発を手掛ける株式会社SkyDriveは、万博会場内の「EXPO Vertiport」にて、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」のデモフライトを7月31日に安全に開始したことを発表しました。

ミャクミャクがデザインされた機体 高度4m、約3分間安定飛行
初日のフライトでは、公式キャラクター「ミャクミャク」が楽しそうに乗り込む様子がデザインされた機体が、パイロットを搭乗させない自動制御と遠隔操縦により、高度約4メートルまで上昇。約3分間の安定した飛行を披露し、未来の移動がすぐそこまで来ていることを印象付けました。このデモフライトは、MICEをはじめとする多くの人々が集う万博において、次世代の交通インフラを体感できる貴重な機会となります。


【イベントについて】万博期間中、未来のモビリティをその目で
今回のデモフライトは、大阪・関西万博の『未来社会ショーケース事業出展』における「スマートモビリティ万博」の一環として実施されるものです。SkyDriveは、本万博を重要なマイルストーンと位置づけ、開発を進めてきました。
デモフライト実施概要
- 期間:2025年7月31日(木)~8月24日(日)
- 運航日:毎週 月・木・金・土・日曜日 ※毎週火曜日・水曜日は運休となります。
- 場所:大阪・関西万博会場内 「EXPO Vertiport」(モビリティエクスペリエンス内) ※西ゲートからのアクセスが便利です。
- 観覧方法:事前の予約は不要です。デモフライト予定時間に「EXPO Vertiport」周辺へお越しください。最新の運航情報は、大阪・関西万博公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」やSkyDriveの公式SNSにて案内されます。

MICEビジネスへの期待高まる、商用化への展望
今回のデモフライトは、技術実証の場であると同時に、将来の商用化に向けた大きな一歩です。SkyDriveは、2028年頃を目途に、大阪の森之宮エリアでのエアタクシーサービスや、大分県の別府湾での遊覧飛行サービス、別府と湯布院を結ぶルートの運航開始を目指しています。
将来的には、大規模な国際会議(MICE)やイベントにおけるVIPの送迎、あるいはユニークな体験を提供するエクスカーションとして、「空飛ぶクルマ」が活用される未来が期待されます。今回のデモフライトは、その可能性を間近で感じられる絶好の機会と言えるでしょう。
株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏のコメント
SkyDriveはこれまで、「未来社会の実験場」である2025年大阪・関西万博にて、当社の空飛ぶクルマを皆さまにお披露目し、未来を感じていただくことを目指してまいりました。そのために全社一丸となって本当に多くのチャレンジを乗り越え、無事デモフライトをお披露目できたこと、大変感慨深いです。これまで様々な形で応援・ご支援くださった関係者の方々と、共に歩んできた社員の皆さんに、心より感謝申し上げます。来場者の皆さまに、将来当たり前となる「日常の移動に空を活用する未来」を体感し、楽しんでいただける場となるよう、引き続き安全第一で運航してまいります。
同社プレスリリースより
大阪・関西万博を訪れる際は、ぜひ「EXPO Vertiport」に足を運び、次世代のモビリティが切り拓く未来をご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。
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