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GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)

落合陽一氏プロデュースの万博パビリオン「null²」が2026年横浜で常設、そしてGREEN×EXPO 2027へ

2025年の大阪関西万博で大きな話題を呼んだ落合陽一氏プロデュースのパビリオンであるnull²。その熱狂的な人気に続く新たな展開が発表されました。2026年に横浜みなとみらいで常設シアターが誕生し、2027年には国際園芸博覧会であるGREEN×EXPO 2027にて完全新作が公開されます。本記事では多くの人々を魅了した万博パビリオンの軌跡と、今後予定されている2つの壮大な新プロジェクトについてご紹介します。

発表の様子

大阪・関西万博で人気を誇ったnull²の軌跡

落合陽一氏がテーマ事業プロデューサーとして手がけたnull²(ヌルヌル)は、仏教における空の思想と計算機科学におけるnullを融合させた独自の概念を根底に持つ体験型のインスタレーションです。特殊なミラー膜や鮮やかなLED、高度なロボティクス技術を組み合わせることで訪れた人々の身体をデジタル化し、物理的な空間とデジタルの世界が鏡を通じて溶け合う空間を作り上げました。有史以来行われてこなかった鏡の再発明とも呼ばれるこの未知の体験は多くの関心を集め、万博の開催期間中にはのべ60万人もの来場者を記録しています。

数々の賞を受賞しクラウドファンディングでも多大な支援を獲得

パビリオンの評価は建築やデザインの分野でも非常に高く、みんなの建築大賞2026での大賞受賞や日本空間デザイン賞の銀賞など数々の名誉ある賞を受賞しました。会期終了後に実施されたクラウドファンディング企画である「ぬるぬるのお引越」では、開始からわずか23時間で1億円の支援を突破するという大きな反響を呼びました。最終的には約1万5千人の支援者から2億8千万円を超える資金が集まり、作品に対する社会的な評価と期待の高さを証明しました。

null²ⁿのイメージ  ©Sustainable Pavilion
null²ⁿのイメージ  ©Sustainable Pavilion
null²ⁿのイメージ  ©Sustainable Pavilion
null²ⁿのイメージ  ©Sustainable Pavilion
null²ⁿのイメージ  ©Sustainable Pavilion
null²ⁿのイメージ  ©Sustainable Pavilion

2026年オープンの横浜みなとみらい常設シアター

万博での熱気を引き継ぐ第一弾のプロジェクトとして、2026年に横浜ランドマークタワー内に常設のイマーシブシアターであるnull²ⁿ(ヌルヌルネクサス)がオープンします。大阪関西万博で展開されたシアターの要素を中核として残しつつ、新しい体験ゾーンを追加して再構成された空間です。名称に含まれるネクサスという言葉が示す通り、作品と人々のさらなる結びつきを生み出す常設のハブとして機能することを目指しており、定期的なイベントの開催や新しいコミュニティの形成も予定されています。

ウェイティングリスト

専用アプリを通じた新たな体験エコシステムの創出

横浜の常設シアターでは万博で17万人が体験した専用アプリであるMirrored Bodyとの連携が行われます。万博の会場ですでに自身のデジタルアバターを取得した人は、横浜の地で自分の分身と再び出会うことが可能です。都市と自然そして身体とデジタル空間を横断する計算機自然の体験エコシステムが横浜に構築され、AIアバターとともに没入感のある世界を楽しむことができます。現在は先行予約に向けたウェイティングリストの登録が始まっています。

null⁴のイメージ ©Yoichi Ochiai
null⁴のイメージ ©Yoichi Ochiai

2027年のGREEN×EXPO 2027で登場する新作「null⁴(テトラヌル)」

続く第二弾のプロジェクトとして2027年3月に開幕するGREEN×EXPO 2027の会場内に新作となるnull⁴が設置されます。過去の作品をそのまま移設する形ではなく、作品が自然の中に転生して生まれた風景変換彫刻として位置づけられています。展示場所は会場内のSATOYAMA Villageが予定されており、自然環境と深く結びついた展示が行われます。

null⁴のイメージ ©Yoichi Ochiai
null⁴のイメージ ©Yoichi Ochiai

自然環境とデジタルが調和する計算機自然の生命彫刻

新作は4棟の建物と巨大なマニ車のようなオブジェクトで構成されます。花壇に咲く花や空の色、吹き抜ける風、そして来場者の影などを回転する鏡面に取り込み周囲の風景をリアルタイムに変換していきます。自然と人工物そして計算機と人間の関係性を新しい次元で再構成する試みです。環境と知覚の新たな循環を生み出し空間とインタラクティブに感応する生命彫刻として訪れる人にこれまでにない知覚の体験を提供します。

null⁴のイメージ ©Yoichi Ochiai
null⁴のイメージ ©Yoichi Ochiai

次世代の計算機自然を体験する新たな旅へ

落合陽一氏が提唱する計算機自然の世界は、大阪の地から横浜の都市部へ、そして上瀬谷の深い森へと舞台を移しながら進化を続けています。プロデューサー自身の言葉にもある通り、記号を手放して計算機自然の新たな現実と出会う旅はAI時代を生きる私たちに新しい景色を見せてくれます。横浜みなとみらいの常設シアターとGREEN×EXPO 2027に向けたプロジェクトは現在進行形で進んでおり、協賛企業やパートナーの募集も行われています。最先端のテクノロジーと芸術が交差する新たな空間の誕生に引き続き大きな話題になりそうです。


落合陽一 プロフィール

null²プロジェクト総合Webサイト https://null2.art
null²公式Webサイト https://expo2025.digitalnatureandarts.or.jp

メディアアーティスト。1987年生まれ。筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長、同大学図書館情報メディア系教授。2025年日本国際博覧会テーマ事業プロデューサー。一般社団法人計算機と自然 代表理事。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。Prix Ars Electronica栄誉賞(2016)、EU STARTS Prize、SXSW Creative Experience ARROW Awards(2019)受賞。日本科学未来館にて常設展「計算機と自然、計算機の自然」(2019年〜)など国内外での発表多数。

プレスリリースより

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