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地域/行政

ニンテンドーミュージアム開業に思うこと 2024年10月2日京都府宇治市にオープン

任天堂は8月20日ニンテンドーダイレクト(動画配信)にて、同社の歴史を知る展示や体験設備を備えた「ニンテンドーミュージアム」を2024年10月2日に京都府宇治市にオープンすると発表しました。

同ミュージアムのオープンは以前のニンテンドーダイレクトにて発表されており、ゲームファンはオープン日はいつになるのかと楽しみにしていましたが、ついにオープン日の発表となりました。すでに入館予約受付が始まっており、チケットは事前予約制(抽選)となっています。

今回は地元宇治の企業として、またひとりの任天堂・ゲームファンとしてミュージアムについて思うところをまとめてみました。

※↑画像はニンテンドーミュージアム公式サイトから引用。一部画像は映像をキャプチャーしたものです。

■2階は任天堂の歴史を知る展示、1階は任天堂の歴史に触れながら楽しめる体験展示。カフェも併設。

1階の体験展示はまるでテーマパークのような内容でワクワクしましたが、さすがの任天堂クオリティ。操作性や画面のエフェクトひとつとってもどれも素晴らしいクオリティに見えました。中でもゲームファンの夢をかなえてくれそうなのが巨大コントローラーによるゲーム体験。ゲームセンターあらしやファミコンロッキーがようやく公式クオリティで楽しめるのかと楽しみでなりません。

2階の展示はゲームファン、おもちゃマニアにはたまらないのではないでしょうか。個人的には企画書や仕様書、内部資料が少しでも見られたら、ビジネスの点でも勉強になるので嬉しいのですが…。天井から吊られた大きなコントローラーも夢あふれる内装ですね。
ニンテンドーダイレクトで宮本茂さんが案内をしてくださったのも、昔からのゲームファンにはうれしいことでした。

■宇治小倉工場の歴史

かつて宇治市小倉には宇治工場(後の宇治小倉工場)があり、1983年のファミリーコンピュータ発売後は分工場、倉庫としての役割を担っていました。その後はトランプ・かるたなどの生産や、サービスセンターが併設され、修理部門などのお客様サポート業務を担いました。2016年にはサービスセンターが宇治工場に移転してからは倉庫となっていましたが、このたびニンテンドーミュージアムとして復活したということになります。

■地元MICE施設としてのニンテンドーミュージアムへの期待

MICE TIMES ONLINEの編集部は京都府宇治市の小倉にあり、まさに地元の観光スポット誕生となります。MICEの観点でも、同ミュージアムは「資料館」であり、家庭用の玩具や娯楽と向き合ってきた地元企業の足跡を学ぶ文化・教育を学ぶ場としても期待されます。国内だけではなく、世界中の子どもやかつて子どもだった大人、どの世代にも魅力があります。

すでにミュージアムの前にはバス停が新設され、徒歩5分ほどの最寄り駅・近鉄小倉駅周辺も再開発が急ピッチで進むものと考えられます。観光においては平等院を中心とした宇治駅周辺がメインだった宇治市には有力なスポットが加わることになります。

任天堂という会社が地元を大切にしていることは京都の人はよく知っています。これまでトランプ、花札、ゲーム&ウォッチ、ファミコン以降のテレビゲームでたくさん楽しませてくれただけではなく、このような施設が開業することで地元への貢献を続けてくれる任天堂に感謝するとともに、京都や宇治の観光やMICEにどんな影響があるのかを注視していきたいです。

■施設概要
アクセス
 近鉄京都線 小倉駅 東口 徒歩5分、JR奈良線 小倉駅 北出口 徒歩8分
住所 〒611-0042 京都府宇治市小倉町神楽田56番地

・ニンテンドーミュージアム入館料金(税込)
大人(18歳~):3300円 中学・高校生:2200円
小学生:1100円 未就学児:無料

公式サイト https://museum.nintendo.com/

ニンテンドーダイレクト動画

(C) Nintendo


桜井政博さんのポスト。このキノピオたち、動画の中では触れると音を出していましたね。

公式X(旧Twitter)

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