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【レポート】IVS2025参加前に読んでほしい!「やっておけばよかった」と思う6つの後悔

日本を代表するスタートアップ・カンファレンス「IVS」が、2025年7月に京都で開催されます。編集部にとっては3度目の参加。これまでの参加で「やっておけばよかった…」と後悔していることを2025年に向け、まとめました! 参加前直前にでも、ぜひチェックしてくださいね。

これを読めば「IVS2025」のこと大体分かります

IVS(Innovation, Ventures, and Startups)は、日本最大のスタートアップカンファレンスです。毎年、世界中からトップレベルのイノベーター、起業家、投資家が集まります。2025年で32回目の開催。これまで那須や那覇など、都心から離れた場所で開催されていましたが、2023年・2024年は京都で行われました。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。


長い説明は要りませんね…! 早速、後悔したこと、準備すればよかったことをお伝えします。

1.参加の「目的と目標」を明確に決めたかった

皆さんは、どんな目的でIVSに参加しますか?
……。(決まっていない方、今すぐ決めましょう!)


IVSには、たくさんの機会が設けられています。「今回は〇〇を達成するぞ!」と目的をはっきりさせておくと、得られる成果もぐっと大きくなりますよ。受注件数や名刺交換の数など、具体的な目標を決めておくと分かりやすいですね。

目的を決めたら、パス(チケット)の購入を検討

IVSの最大の魅力はネットワーキングです。スタートアップに関わるすべての人が対象で、VC(ベンチャーキャピタル)、起業家、行政、フリーランス、教育機関、学生、海外から来ている方まで、幅広い参加者がいます。誰と繋がりたいのか、どんな時間を過ごしたいのかによって、選ぶパスも変わります。パスによって入れるエリアが違うので注意してください。

2024年のパスについて

私は「BUSINESS Pass」の「Startup」で入場しました。「NEXT Pass」の方もたくさんいらっしゃいましたよ!(2024年時)

IVS2025のパスについて
2024年と比べて、区分が少し変わっていますね。
京都府、京都市のふるさと納税で手に入れることもできます。

EXECUTIVE
価格: 149,800円
対象者: 売上1億円以上の企業の決裁権者、VC/CVC、個人投資家など

STARTUP
価格: 29,800円
対象者: 設立15年以内の非上場スタートアップ勤務者

STUDENT
価格: 4,800円
対象者: 学生(修士/博士課程含む)

詳しくはこちらから https://www.ivs.events/ja/pass


2.事前に「会いたい人」をピックアップしたかった

実際に現地へ行ってみると、参加者に声をかけるのって思った以上にハードルが高いんですよね。初参加の方なら、なおさらドキドキすると思います。結局、声をかけられないまま終わってしまうことも…。

そんなとき! 救世主になってくれたのが、事前マッチングシステムでした。イベント前に参加者をチェックして、連絡を取り合えば、当日に会う約束(アポ)を決められるんです。当日もチャットツールでやり取りして調整できるので、待ち合わせもスムーズでした。

イベント管理システム「4S(フォース)」

2025年は「4S」というツールを使って、参加者同士でコンタクトがとれるようです。イベントのDXツールは、今後ますます注目したいですね。

IVSの4S(フォース)というシステムを活用すると、参加者の詳細検索や観覧ができます。会期前からミーティングをしたい人にアポイントリクエストのメッセージを送ったり、待ち合わせ場所を決めたり、Googleカレンダーに登録したりなどが可能。また、昨年より Meeting Room を2倍に拡充し、資金調達やM&Aなどの商談に活用できます。

プレスリリースより

「セッションの合間にすれ違ってしまう」を解決するCentral Park

また、新たに「Central Park」というスペースも用意されるとのこと。興味のあるテーマのエリアに行けば、自然に話ができるかもしれません。

IVS Central Park の対象者
・気になるテーマで誰かと語り合いたい参加者
・スタートアップや投資家など、立場を超えて等身大で対話したい方
・出会いや情報交換を通じて、新たな協業・採用・挑戦につなげたい方

IVS Central Park のコンテンツ
・IVS AMA(Ask Me Anything)
 関心テーマを掲げて気軽に語り合えるリアルな“ハッシュタグ体験”のテーブル
・IVS MATCHING WALL
 「投資家探してます」「採用募集中!」など、参加目的を掲示できるリアル掲示板
・SIDEEVENT INFO(サイドイベント案内所)
 数百に及ぶIVS期間中のサイドイベントを、興味や目的に応じてマッチング・案内

SNSでの発信、#IVS参加表明を活用しよう

IVSの文化として、SNSでつながりを作ることもできます。特にX(旧Twitter)はとても活発で、参加者同士の交流の場になっていました。
「#IVS参加表明」というハッシュタグを使えば、参加者を見つけやすいですよ。
(公式Webサイトで、参加表明画像のジェネレーターが用意されています)


3.ひと目見て、「覚えてもらえる格好」で臨みたかった

IVSには特にドレスコードはありません。ビジネスイベントだからといってスーツを着る必要はなく、基本的に自由な服装で参加できます。
せっかくならオシャレしてみませんか?人と被らない格好をすると覚えてもらいやすいですよ!会場でひと目見て忘れられないのは、会社のロゴ入りシャツを着た方、VRゴーグルをまるでメガネのように着用している方など。一回で覚えてもらいましょう! 運営スタッフの方が黒の服装が多いので、白い服を着て行くと会場で見つけてもらいやすいです。


4.「名刺」は1日100枚用意するべきだった

「名刺を配りすぎて、途中でなくなってしまった…」という声を何人もの方から聞きました。実際、1日で100枚以上名刺交換をした方もいたようです。3日間参加するなら、300枚くらい用意しておくと安心ですね。Eightや、プレーリーカードなどの電子名刺を使うのも良いアイデア。QRコードを読み取ってもらうだけで、スマートに連絡先を交換できちゃいますよ。


5.「サイドイベント」をもっと調べたかった

IVSはメインカンファレンスだけでも盛りだくさんですが、サイドイベントもかなり充実しています。少人数で濃い話ができたり、美味しいごはんが出たりと、お得感があることも。私は情報収集が甘かったと後悔しています。参加登録が必要なイベントも多いので、気づいたときにはもう締め切られていることもありました。サイドイベントの情報、申込みは「4S」からできます。

6.「セッション」は計画を立てて回りたかった

IVSでは多くのセッションが同時進行で行われるため、どのセッションに参加するか事前に計画を立てることが必要です。計画を立てずに参加したため、見逃したセッションがいくつもありました。今年は優先順位をつけてスケジュールを組み、見逃さないようにすることをおすすめします。

Editor’s note:活かせるかどうかは準備次第だ!

マッチングの数は、参加者にとって重要なポイントですね。IVS主催者も、参加者同士が出会える場をできるだけ作ろうとしているのが分かります。参加者も機会を上手く活用したいところ。活かせるか活かせないかは、己の準備次第です!

以上、IVSに参加してみて感じた「やっておけばよかった」ポイントをまとめてみました。「IVS2025」存分に楽しみましょう!


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