
【内覧会】京都・祇園の京都南座で「なだ万」とんかつ店舗リニューアルオープン記念メディア向け内覧会 コンセプトは歌舞伎、見た目も華やか、”なだ万”をより身近に
※3月10日(月)11:30~13:00 京都・南座「なだ万」 メディア向け内覧会 取材
初となる「京都南座 なだ万 とんかつ」がオープン!

株式会社ONODERAホールディングスがなだ万初となる、とんかつ専門店「京都南座 なだ万 とんかつ」を3月11日(火)に、京都四條南座にリニューアルオープン。開店にあたり、メディア内覧会・試食会が行われました。「なだ万」の今後の展開についても伺います。
場所は日本最古の劇場、登録有形文化財の「京都四條南座」

京都・四条に位置する「京都南座」は、400年以上の歴史を誇る日本最古の劇場。歌舞伎の祖・出雲の阿国が「かぶきをどり」を演じた地に建ち、江戸時代の七つの櫓(芝居小屋)の伝統を受け継ぎます。桃山風の破風造りが特徴的で、国の登録有形文化財および京都市の歴史的意匠建造物にも指定されています。永い歴史を持つユニークベニュー会場のひとつです。


アクセスは、川端通沿玄関と京都南座の2階西ロビーの2つ
京阪電車 祇園四条駅すぐ、四条河原町からは徒歩5分程度の場所にあります。京都に来たことがある方なら一度は見たことがあるのではないでしょうか。

川端通から
店舗は南座の中にありますが、歌舞伎ファンだけでなく、京都にお住まいの方や、インバウンド観光客にも気軽に利用してほしいとのことでした。一見、格式高く入りづらい印象を持つかもしれませんが、入店すると落ち着いた雰囲気で、意外にも親しみやすい印象を持ちました。


コンセプトは歌舞伎モチーフ。日本料理を手掛ける「なだ万」の”とんかつ”を楽しんでほしい







内装は歌舞伎になぞらえたコンセプトで統一。京都の観光名所である「伏見稲荷大社」が物語の発端で舞台となる「義経千本桜」を題材とした演目イメージの人物画や隈取図案を取り入れられています。南座や運営する松竹株式会社とも、かなり相談、協力をされたようです。

総席数は32席。テーブルが13卓 26席、カウンターが6席です。
複数名での利用はもちろん、1人で観劇に来られた方のためにカウンター席も用意されています。
映え”とんかつ”のアフヌンで、どの食べ方にしようか迷う

ロースとヒレを1度に味わえる贅沢なお膳です。イメージは和のアフターヌーンティー。二段の引き出しにキャベツや副菜の小鉢を詰めた華やかな盛り付け。見た目も楽しく一口サイズでいただけるので、女性も食べやすいです。現に「なだ万」の利用者は60代の女性が多いとおっしゃっていました。

ソースは京都らしさを活かし、西京味噌となだ万の柚子味噌ドレッシングを調合。柚子の香りがふわっと広がる奥深い味わいです。隠し味に醤油を加えた中濃ソースも用意されており、お好みに合わせていただけます。

豚肉は低温でじっくり1時間以上真空調理。だから柔らかいのです。揚げ油には軽やかな食感を生み出す太白胡麻油を使用。時間が経ってもサクサク感が続き、冷めても美味しいとんかつです。

付き合わせの「ふわとろ玉子餡かけ」は、かつにかけることで一口カツ丼のような味わいに。優しいとろみがご飯と絶妙に絡み、最後の一切れまで満足できました。味付けのバリエーション豊富で、ひと口ごとに違った”とんかつ”を楽しめるでしょう。

豚汁は具材がほろほろとほどける優しい味わいです。

国産銘柄豚 ヒレかつ膳 130g 3,000円(税別) 190g 3,800円(税別)

北海道産のサーモンフライ 1,800円(税別)

エビフライと帆立フライ盛り合わせ 3,200円(税別)
敷居が高いと感じられる「なだ万」の料理を、より身近に楽しめるように

株式会社ONODERAホールディングス 兼
株式会社なだ万 代表取締役社長 長尾真司さん

なだ万が昨年9月に株式会社ONODERAホールディングスに加わり、全店舗を巡回。その中で、「なだ万の最大の強みは”人”にある」と実感したそうです。各店舗ごとに異なる料理を提供している背景には、料理人の個性や技術が息づいているからこそ。
営業本部長 竹原さん

日本料理や会席料理には「敷居が高い」というイメージがあり、すべての世代に広く知られているとは言い難い現状があります。そこで、より多くの方に「なだ万の味」を知ってもらうため、日本を代表する料理のひとつである”とんかつ”を提供。敷居を低くし、価格も抑えたカジュアルなスタイルです。懐石のように肩肘張らず、より身近に感じてもらいたい、若年層にも親しみやすいとんかつをメインに据えました。
“とんかつ”を柱に、お客様の認知を広げ、将来的には全国展開も視野に入れているとのこと。「なだ万を知らない方々にも、美味しさを知っていただきたい」という思いが込められた出店であることがわかります。
調理本部長 鈴木史さん

全国各地の豚肉を厳選し、香川のオリーブ豚と鹿児島の黒豚を採用。オリーブ豚は甘みが特徴で、黒豚は筋繊維が細かく、火を入れても柔らかさを保ちます。さらに、融点が低く、口どけが良いエレガントな味わいが楽しめるのも魅力です。メニューや季節に応じて食材の変更も予定。またエビフライ、ホタテのフライ、サーモンといった追加メニューの用意もされています。
Editor’s note:幕間だけでなく京都でのお食事処として選びたい
南座での食事と聞くと、「敷居が高い」と感じる方もいるかもしれません。しかし、京阪「祇園四条駅」からすぐ、河原町も徒歩圏内という好立地にあり、価格も手頃。幕間の食事だけでなく、大切な方をもてなす場としても利用しやすい場所であることが伺えました。さらに、ヨーロッパやアジアをはじめとする訪日外国人観光客の利用も視野に入れ、インバウンド需要にも対応。京都発のブランドとして、全国展開を目指す挑戦が始まっています。
京都での食事場所を探している方には、ぜひ知っておきたい選択肢のひとつです。
店舗情報
店舗名:京都南座 なだ万 とんかつ
開業日:3月11日(火)リニューアルオープン
住所:京都府京都市東山区四条大橋東詰 南座 2階 西ロビー
営業時間:11:30~20:30(20:00 L.O.) 不定休
アクセス:京阪電鉄「祇園四条駅」6番出口 すぐ
阪急電鉄「京都河原町駅」1番出口 徒歩約3分
ONODERA GROUP
ONODERA GROUPは、1983年に給食事業からスタートした会社です。今ではフードサービス事業、フランチャイズフードサービス事業など、食にまつわる事業のほか、スポーツに教育、医療・介護…非常に幅広い業態で展開しています。その根本には「人」を大切に、お客様の笑顔があふれるように、夢が叶うように、一人ひとりと向き合い幸せを届けたいとする精神があります。
Webサイト https://www.onodera-group.jp/
なだ万:江戸時代に大阪で創業以来続く、正統派日本料理の担い手
江戸時代の天保元年1830年に大阪で創業。ANAクラウンプラザホテルや帝国ホテル、ハイアット リージェンシーなどラグジュアリークラスの施設にレストランを構えます。1986年には民間施設初となる東京サミット公式晩餐会が「なだ万本店 山茶花荘(さざんかそう)」で開催され、レーガン大統領、サッチャー首相はじめ各国首脳より好評を博します。2005年には愛知万博(愛・地球博)で日本料理の代表として出店しました。
天保から令和まで190余年に渡り、日本料理の伝統を守りながらも時代やお客様の嗜好に合わせて進化。その規模は日本国内にとどまりません。現在も日本料理店の老舗として愛されています。また、店舗に限らず「なだ万厨房」としてお弁当やお惣菜、グロッサリーを商業施設で展開。オンラインストアやお弁当の配達など。
https://www.nadaman.co.jp/pages/restaurants