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世の中って、こんなに面白い!現役大学生が京都の長期インターンシップ180日間で気づいたこと

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こんにちは!インターンシップメンバーの今岡です。3月中旬となり、やっと暖かい季節になってきましたね。ぽかぽか陽気の中での歩くのが気持ちよくて、散歩をするのがますます楽しくなっています。

この季節に新しいことを始めようとしている方もいるのではないでしょうか。受験勉強を終えたばかりの新入生、学外にコミュニティを求めている学部生や院生、就職活動を見据えて実践的な経験を積みたい就活生…。
この記事は、あなたの可能性を広げる内容となっています。私の等身大のインターンシップ体験談を通して、挑戦の一歩を踏み出すきっかけとなれば嬉しいです。

長期インターンシップを始めたのは、暇だったから

私の学生生活について

ポルトガル語を勉強しています。留学していたコインブラ大学

インターンシップを始めた理由は、「やばい、何もやることがない」という焦りでした。熱中できるプライベートな趣味はなく、没頭する勇気もありません。何かに時間を全振りすることが怖いと思ってしまう質なのです。

遅れましたが、私のプロフィールを簡単に紹介しておきます。現在、大阪大学外国語学部に所属しており、4月で5年生になります。大学入学直後から留学をしたいと考えていた私は、以下のような学生生活を送ってきました。

大学3年1月:留学開始(留学先で学期末のレポートを書き終え、現地で3年生の単位を取り切りました)
4年4月:休学開始
4年8月:帰国
4年9月:株式会社イザン「MICE TIMES ONLINE」編集部で長期インターンシップ開始 現在に至る
5年4月:復学

少々複雑ですが、私がここで伝えたかったのは「半年間の留学に対し休学は1年間だった」ということです。つまり、帰国してからの半年間は何もすることがなかったというわけです。もちろん就職活動やアルバイトに精を出しても良かったのですが、大学休学の期間を最大限に活かすためには、社会人経験を積むべきだと考えました。

要するに、「暇すぎることへの不安」がインターンを始めた原動力でした。

なぜ「MICE TIMES ONLINE」を選んだのか?

ギャップイヤーの最中にあった私が、数あるインターン先の中から「MICE TIMES ONLINE」編集部を選んだ理由は、大きく分けて2つあります。

  1. 雑誌の編集者に興味があったから
    募集要項にある『実際に取材に行き、記事にする過程を経験できます』って、まさに編集者の仕事やん」
  2. 成長環境がありそうだったから
    「立ち上げ直後のメディア(2024年7月スタート)やから、事業の成長と一緒に、自分も成長できそうやな」

幼い頃から好きだった雑誌。実際に”つくる側”にはどんな視点が求められるのかを知りたいと思っていました。選考過程の面談で「メディアの立場を利用して社会見学ができる」と聞き、その点にも惹かれました。ちなみに、私は雑誌という体裁を重視していたので、「MICE TIMES ONLINE」が取り扱う「MICE」分野のことは知りませんでした。

この2つの軸で企業を調べていましたが、なかなか希望に合う企業が見つかりませんでした。関西の大学生にとってインターン探しが難しいことを、身をもって実感しました。東京に住む友人が「東京でインターンを募集している企業は、関西の10倍はあるね」なんて言っていて、さすがに盛りすぎやろとツッコミたくなりましたが、魅力的な企業のインターン募集要項に「東京本社勤務」と書かれていてガッカリした経験がある、私の同志は多いと思います。

まずは気軽に挑戦してみることが、大きな一歩につながるはずです。肩肘張らず、行動に起こしてみましょう!

記事作成を通じて成長を実感

こんな経験ができます

ビジネスイベントに赴いて主催者や出展者の話を伺い、文章にまとめてウェブサイトで公開します。社外の人と関わる前には、新人研修として、座学の勉強会や名刺交換の練習の場も用意されています。その後は、研修で学んだ内容を振り返りながら、自身の行動を見直すことが求められます。

取材先は、ビジネスマンが行き交う格式ばった場からニッチな展示会にいたるまで多種多様です。私はこれまでに、製造業の商談会や武道ツーリズムのイベント、不動産業界の展示会などに参加してきました。関心のある分野があれば、手を挙げて取材に関わることができます。

例えば、名古屋の大型スタートアップイベント「TechGALA Japan」のレポートは私が担当しました。半年間のインターンシップ経験の最高傑作なので、お時間ある時に読んでみてください。私が喜びます。

身についた5つのスキル

美味しいご飯がたくさん食べられます。ご馳走になった”衣”が美味しいとんかつ

前提として、学生のインターンシップメンバーであっても、正規メンバーと同じ視点が求められます。そのため、社会人と同等のスキルが身につくと言えるでしょう。以下に、具体的なスキルを箇条書きで紹介します。

  1. リサーチ力(情報を整理し、記事の方向性を定める力)
  2. 情報を正確かつ分かりやすく伝えるスキル
  3. 論理的思考力(読者目線で適切な表現を考える力)
  4. ライティング・編集スキル(記事作成を通じて向上)
  5. 企画立案のスキル(メディアの目的に貢献する提案力)

記事作成は「事前準備→現場入り→情報の編集」という過程をたどります。順番に考えてみましょう。

まずは記事の方向性を定めるため、準備を入念に行う必要があります。実際に経験すると痛感するのですが、取材までの期間が取材当日を決めるということは事実です。イベントのテーマの意味や出展者の傾向など、溢れる情報を整理し、記事を通して伝えたいことを練ります。この過程でリサーチ力情報を正確かつ分かりやすく伝えるスキルが磨かれます。

現場では、クライアントや取材相手と直接関わるため、大学という枠を超え、社会で求められるレベルや能力を肌で感じることができます。ここで、新人研修で学んだビジネススキルが活かされます。例えば、イベント出展者との名刺交換は、拠点で行ったシミュレーション通りに行います。

取材後は、常に読者目線を意識することが不可欠です。読者が何を知りたいのか、どのような表現が適切かを考えながら執筆することで、論理的思考力客観的な視点が養われます。前項で例に挙げた記事では、レポーターが学生であることが強みだと考え、見出しには「スタートアップの大型イベント現役大学生が見たもの」という文言を入れて工夫しました。

私自身、まだまだ勉強中ですが、フィードバックを受ける中で指摘されるポイントが変化しており、少しずつ成長を実感しています。必然的に、ライティングや編集のスキルも向上します。

業務全体を通じて「メディアが目指す姿に対して、自分はどう貢献できるのか」という視点が常に求められます。学生だからという理由で提案が却下されることはなく、正規メンバーと同じ目線で意見を評価してもらえる環境があります。そのため、企画立案のスキルも実践的に身につけることができます。

記事執筆中の風景。最近タイピングが早くなった気がします

これらのスキルは、単なる知識としてではなく、実践を通じて身についたものです。いや、「なんとか身にくっつけている過程」にあるものと言った方が正しいです。取材や記事作成の試行錯誤を重ねる中で、少しずつ成長を実感できるようになりました。今後も経験を積みながら、より精度の高いアウトプットを目指していきたいと考えています。

同じミスを繰り返すという苦しみ

もちろん、厳しい局面に直面することも多々あります。自分の課題と向き合うことは日常茶飯事で、私の場合「何度も同じミスをして指摘される」ということに苦しんでいます。目の前に立ちはだかる壁を越えようと試みることもあれば、壁の横を並走してみることもあります。日々の業務に取り組みながら、まさに訓練中です。
一方で、正規メンバーと同じ視点が求められる分、成長スピードは速いと感じています。何より、社会人経験のない一学生である私に対しても期待を寄せてくれることが、大きなモチベーションとなっています。

これから挑戦したいこと

アジアの都市に足を運び、外国語スキルを活かした取材に挑戦したいです。留学を通じて異文化に触れ、自分の学びを深めてきた経験がありますが、今度はそれを仕事の場で実践したいと思っています。異なる価値観やビジネスの現場を取材し、自分の言葉で発信することで、より広い視野を持つことができると思うとワクワクが止まりません!実現に向け、まずは国内でさらに取材スキルを磨き、準備を進めていきたいです。

何者でもない私たち、残りの学生期間をどう過ごす?

大好きな奈良美智さんの作品

学生生活の中で、社会人と同等の経験ができる長期インターンシップは非常に貴重な時間です。これはメディア運営のインターンシップの特権の一つだと思いますが、さまざまな業界や職種の視点に立つことで「世の中にはこんなにも面白いことがあるんだ」と実感できています。

また、仕事という概念に対するイメージが大きく変わりました。誤解を恐れずに言えば、「仕事とはプライベートと切り離された、お金を稼ぐための退屈な時間」、つまり「自分の時間をお金と交換すること」という印象が強くありました。今振り返ると、これはSNSの影響を受けて形成された、根拠が曖昧な考えでした。
実際に働いてみると、仕事は暮らしと地続きにあるものだと実感します。単なる「働く」という行為ではなく、世の中を知り、自分の考えを持ち、試行錯誤しながら社会と関わっていくこと。そのプロセスこそが仕事の本質なのだと気づきました。

仕事とは単なる労働時間ではなく、知的好奇心を満たし、自分の成長につながるものだと実感できたことは、今の私の価値観の根幹となっています。

最後になりますが、少しでも当社のインターンシップに興味を持った方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。ここまで読んでくださったあなたと、ぜひお話ししてみたいです!

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