5/20更新「FOOMA JAPAN 2026」開催概要・注目の出展企業・見どころまとめ。過去最多1,025社が出展(6月2日~6月5日)

FOOMA JAPANとは?食品製造に関わる課題を解決する場
FOOMA JAPAN 2025(フーマ ジャパン)は、東京ビッグサイトで行われる世界最大級の食品製造総合展です。2026年6月2日~5日の4日間、東京ビッグサイトを会場に、第49回目の開催を迎えます。1978年から続くイベントで、過去最多となる1,025社の出展企業を集めます。2026年の見どころ、注目の出展企業についてご紹介します。
FOOMA JAPANとは食品製造に関わる課題を解決する場
一般社団法人日本食品機械工業会が主催する「FOOMA JAPAN」は、1978年の初開催以来、日本の食品機械産業および食品産業の発展と歩みを共にしてきた歴史ある展示会です。本年2026年の開催で49回目を迎えます。過去最多となる1,025社の企業が出展し、7,000を超える最新のソリューションが披露される予定です。2025年は、来場者11万人超を記録しました。

食品製造のすべてが集まる21の展示分野
食品製造の上流から下流までを網羅する21の分野をカバーしています。人手不足や食品ロス削減といった課題に対し、生産体制の効率化を支える自動化やAI、ロボット技術、フードテックなどの次世代技術が集まります。
・食品原材料・調味料
・加工・製造設備(パン・製菓、麺類、デリカ、畜産・水産他)
・飲料・乳製品
・豆腐・発酵・醸造製品
・ロボット・IT・IoT・フードテック
・包装・充填・物流・検査機器
・衛生・環境保全・省エネ機器
・コンサルティング・知的財産・情報サービス など

2026年のテーマ「The Shift is On.」:次のステージに進むための変化の起点になる
食品業界は深刻な人手不足や消費者の価値観の多様化、環境負荷低減といった数多くの課題に直面しています。物流業界の課題も加わり、生産体制の根本的な見直しが急務です。このテーマには、FOOMA JAPAN 2026が来場者にとって新しい価値を発見する場となり、食品製造業界全体が次なる飛躍のステージへ進むための変化の起点となるという、主催者の意志が込められています。

2025年の取材記事
https://micetimes.jp/report-fooma-japan-2025-01/
https://micetimes.jp/report-fooma-japan-2025-02/

FOOMA JAPAN 2026の見どころ
スタートアップゾーン:新しいアイデアに触れ交流できる
西展示棟のアトリウムに新設されたスタートアップゾーン。過去最多となる36社のスタートアップ企業が出展し、成長戦略フードテック(植物工場、陸上養殖、食品機械、AIを駆使した高度な外観検査、3Dフードプリンティング)など、最先端のテクノロジーが多数紹介されます。
会期中には出展企業によるピッチプレゼンテーションが毎日開催されます。プレゼン後には登壇者と対話できる機会も設けられています。来場者の投票によってグランプリが決まる「スタートアップグランプリ2026」は、会場全体の一体感と出展者のモチベーションをさらに高める参加型の企画となっています。

FOOMAアワード2026:6製品が最優秀賞ノミネート製品として選出
食品機械の技術研究や開発の促進と、その優れた技術の普及を目的に設立された表彰制度がFOOMAアワードです。第5回となる今年は、27件の応募の中から6製品が最優秀賞ノミネート製品として選出されました。最優秀賞および受賞製品は、初日にあたる6月2日に開催される表彰式で発表され、会場内のFOOMAアワードコーナーでも紹介。

アカデミックプラザ:国内外から43の大学・研究機関が参加
国外からは、米国、フランス、台湾、ベトナム、ニュージーランドの5大学・機関が参加予定。会期中は、ポスターセッションおよび口頭発表を実施。

FOOMA 東京バル:展示会の合間にリフレッシュできる飲食スペース
江東区の人気店による地元の食文化が体験できるほか、環境に配慮したアップサイクルフードや次世代の持続可能な食材を取り入れた特別メニューが多彩なキッチンカーで提供されます。
開催されるセッションやセミナー

国家戦略としてのフードテックの可能性~食産業のグローバル化
株式会社UnlocX 代表取締役CEO / SKS JAPAN Founder 田中 宏隆 氏
「人を育てる自動化」ー人材育成×自動化×工程設計×∞
農林水産省 大臣官房 新事業・食品産業部 食品製造課 原材料調達・品質管理改善室 室長 大塚 裕一 氏
東洋ナッツ食品株式会社 生産技術グループ 課長 倉内 敏章 氏
株式会社マツモト 函館工場 商品管理部 取締役部長 山本 知史 氏
日興食品株式会社 シニアアドバイザー 文室 博之 氏
開放型設備の洗浄性評価手法
EHEDG会長 ハイン・ティマーマン 氏 (通訳:逐次通訳)
食品の海外輸出状況とJETROの支援制度・支援事例について
日本貿易振興機構(JETRO) 農林水産食品部 市場開拓課 主幹 新井 剛史 氏
龍角散の経営革新~30年で売上7倍の秘訣とは~
株式会社龍角散 代表取締役社長 藤井 隆太 氏
日本食品工学会フォーラム2026
物性からアプローチする食品のおいしさと機能
主催:一般社団法人日本食品工学会 共催:一般社団法人日本食品機械工業会
農業施設学会シンポジウム
バイオエコノミーが拓く持続可能な未来:食料安全保障と資源循環
主催:農業施設学会 後援:一般社団法人日本食品機械工業会
美味技術学会シンポジウム
令和の米騒動を超えて、コメ新時代の挑戦
主催:美味技術学会 共催:一般社団法人日本食品機械工業会
協賛:一般社団法人農業食料工学会、一般社団法人日本食品工学会、農業施設学会
農業食料工学会シンポジウム フードテクノロジー(フーテック)フォーラム
世界へ届ける“おいしさ”と“信頼” ―ポストハーベスト技術と国際規格が支える輸出型コールドチェーンの最前線
主催:一般社団法人農業食料工学会 共催:一般社団法人日本食品機械工業会

注目の出展企業をご紹介します
※2025年5月更新

AIHO:1日500万食を支える炊飯技術とAGV連携による省人化ソリューションを提案
半世紀にわたり培ってきた炊飯技術と、自動搬送ロボット(AGV)を活用した省人化ソリューションを展開します。1976年の学校給食への米飯導入当初から連続炊飯機を手掛けてきた“炊飯のパイオニア”として、国内外累計3,700セット以上の導入実績を持ち、現在は1日あたり約500万食の炊飯を支えています。
主力製品である連続炊飯機「ライスフレンド エコ」は、昔ながらの“かまど炊き”を再現した独自構造を採用。1釜ごとに火力制御を行う「ドットバーナ®」により、白飯や酢飯、炊き込みごはんなど異なるメニューを同一ラインで炊き分けることが可能です。
また、現場負担の大きい搬送工程では、AGVとの連携による自動化を提案。炊飯後工程の省人・省力化を支援し、人手不足が深刻化する食品工場やセントラルキッチンに向けた次世代の炊飯ラインを紹介します。(5/18更新)
Webサイト:https://www.aiho.co.jp/

中西製作所:人手75%削減を実現する「茹麺計量盛付ロボット」を発表
業務用厨房機器メーカー「中西製作所」は、麺類の計量から盛付までを自動化する「茹麺計量盛付ロボット(計麺)」を発表。ロングパスタなど、絡まりやすく手作業が前提とされてきた茹麺工程を自動化し、従来4人で行っていた1時間あたり1,000食の盛付工程を、1名運用・1,800食/時まで効率化。工程全体の人手を75%削減し、1人当たりの生産能力を約7.2倍に向上させます。
独自の櫛歯状振り分け機構とブリッジ解消機構により、粘り気のあるロングパスタも品質を損なわず高速処理が可能。さらに、組合せ計量機によって重量のばらつきを抑え、食品ロス削減にも貢献します。食品工場やセントラルキッチンにおける深刻な人手不足への対応策として注目されるほか、高温多湿、単純反復作業といった現場課題の改善にもつながるソリューションです。また、試作機となる「連続式釜調理ロボット」も参考出展予定。(5/18更新)
Webサイト:https://www.nakanishi.co.jp/

エレクター:衛生管理と作業効率を両立する食品工場向けソリューション
代表製品の樹脂製シェルフ「メトロマックスシリーズ」は、棚板マットを取り外して洗浄できる構造を採用。抗菌加工素材を使用しており、洗浄機や次亜塩素酸ナトリウムによる清掃にも対応するなど、高い衛生基準が求められる食品工場やバックヤード環境に適した仕様となっています。「トップトラックシステム」は、レールをシェルフ上部に配置することで、床面をフラットに保ちながら移動棚を実現。カートによるピッキング作業のしやすさや作業導線の改善につながり、省スペース化と効率化を両立します。(5/18更新)
Webサイト:https://www.erecta.co.jp/

マスダック:菓子開発から受託製造までを一貫支援、省人化と品質向上を提案
菓子の商品開発から生産設備の提供、受託製造までを一貫して支援するワンストップソリューションを提案。良否判定機能や製品補充ロボット、重量測定機能を組み込んだ「全自動すり込みサンドクッキーライン」を実演。画像判定によって不良品を自動排出し、ロボットが良品を補充することで、製品ロス低減と省人化を実現します。さらに、仕上げ工程の前後で製品重量を自動測定することで、品質の安定化にも対応。菓子製造と機械開発の両方を手掛ける同社ならではのノウハウを活かしたライン構築が特徴です。食品メーカーに対し、設備導入だけでなく運用・アフターサポートまで含めた“製造現場全体”の最適化を支援します。(5/18更新)
Webサイト:https://www.masdac.co.jp/

デイブレイク:特殊冷凍×トップシールで惣菜製造の新オペレーション
加熱調理機器メーカーのラショナル・ジャパン、包装機メーカーのテクノリサーチと連携し、「調理・冷凍・包装・保管・解凍」までを一連で実演。人手不足や食品ロスといった惣菜製造現場の課題解決と、商品価値向上の両立を目指します。
会場では、「iCombi」「iVario」の高品質調理、デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」による品質保持、テクノリサーチのトップシール機による美しい包装工程などを公開。特殊冷凍機「アートロックフリーザー」は、急速かつ均一な凍結によって食品細胞へのダメージを抑え、うまみや食感を維持する独自技術を採用。調理済み食品でも“できたて”に近い品質を再現できることから、2021年の発売以降、約700社へ導入されています。(5/18更新)
Webサイト:https://www.d-break.co.jp/

OSPホールディングス:環境配慮型ラベルと省人化を支えるラベリング技術
食品製造現場に向けた環境配慮型ラベルやラベリングシステムを発表します。ビスフェノールA・ビスフェノールS不使用のサーマル紙「Treeloop Thermal™」は、木材からパルプを取り出す際に発生するクラフトリグニンを活用し、石油由来原料の使用削減とアップサイクルを実現した環境配慮型製品です。紙製でありながらダイレクトサーマル印字に対応する「ペーパックⓇサーマルバンド」や、開封後に封止めシールとして再利用できる表示ラベル「トメピタ™」など、機能性と環境対応を両立した製品群も紹介します。食品ラベル市場で国内約34%のシェアを持つ同社ならではの総合提案が注目されます。(5/18更新)
Webサイト:https://www.osp.co.jp/index.html

鈴茂器工:“シンカ(真価・深化・進化)”をテーマに寿司ロボット紹介
1981年に世界初の寿司ロボットを開発して以来、現在は世界90か国以上へ展開。寿司ロボットやご飯盛付けロボットでは国内外シェアNo.1を誇り、日本食のグローバル展開とフードテック分野を支える存在です。
寿司・おむすび製造の自動化を中心に、省人化と品質の均一化を実現する米飯加工技術を紹介し、実機デモンストレーションを通じて現場オペレーションの変化を体感できる展示を行います。大規模食品工場向けの大型ライン機から、専門店や居酒屋向け小型機まで幅広い製品を展示。なかでも「シートおむすび製造ライン+具材補填機」や「ご飯盛付けロボット」など、米飯加工工程を効率化する実演が見どころです。(5/18更新)
Webサイト:https://www.suzumo.co.jp/

前川製作所:冷却・加熱技術で食品工場の省エネと品質向上を提案
「ThermoEdge Solutions 熱ピタッ ~熱の応えは、ここにある~」をコンセプトに、品質、安全性、生産効率に直結する“熱制御”に着目し、省エネ性と持続可能性を両立する食品工場づくりを紹介します。
国内展示会初披露となるダイレクトドライブ方式×ステンレスベルト採用の「Spiral Freezer(スパイラルフリーザー)」を展示。加えて、高効率自然冷媒冷凍機「NewTon F-300」や、水熱源エコキュート「unimo WW」、冷房排熱利用型給湯システム「ZERO-Cool」など、省エネと環境負荷低減を意識した設備群を紹介します。自然冷媒CO₂を活用したヒートポンプ技術など、食品工場におけるエネルギー利用の最適化も見どころです。(5/18更新)
Webサイト:https://www.mayekawa.co.jp/
FOOMA JAPAN 2026開催概要
会期:2026年6月2日(火)~5日(金)の4日間 午前10時~午後5時
会場:東京ビッグサイト 西展示棟(1~4ホール)、東展示棟(1~3、7・8ホール)
入場:完全来場事前登録制
主催:一般社団法人日本食品機械工業会
公式サイト:https://www.foomajapan.jp



