「”越境ワーケーション”企画第一弾」 台湾AI企業が芦北町でワーケーションを実施。自治体、地元企業と交流を通して、地方の課題解決と新たな可能性を探るきっかけに。
世界最先端技術を持つ台湾AI企業が芦北町を訪問!ワーケーションを通して地元企業との交流も。新たな一手としての越境ワーケーションの可能性。
芦北市 のプレスリリースより
プロジェクトの概要と背景
熊本県ではTSMC(台湾積体電路製造)の進出、熊本空港の台湾便定期運航の再開など、台湾熱が高まっています。そんな中、「デジタルノマドビザ解禁」によって観光目的だけでなく、仕事をしながら、日本中をめぐる外国人が増加しています。
そのような中で、廃校になった小学校の校舎や、役場の一部を活用したサテライトオフィスを整備してきた芦北町ですが、その活用の幅を更に広げようと、令和5年度に芦北町に進出した、海外企業の日本進出支援事業を手掛ける株式会社Isea(代表取締役:竹山卓弥、本社:東京都渋谷区)と連携し、台湾AI企業のワーケーション企画を実施しました。
越境ワーケーションとは?
コロナ禍をきっかけに業務のオンライン化がすすみ、全国各地でワーケーション(Work×Vacation)が行われてきました。
主に国内の会社員やフリーランサーなどを中心に行われるのが一般的ですが、今回、越境ワーケーションとして、訪日外国人の増加やデジタルノマドビザの解禁、海外企業の日本市場に対する熱視線などを背景とした「海外企業に所属する外国人向けのワーケーション」を実施しました。
デジタルノマドとは?
IT技術を活用し、場所に縛られず「ノマド」(遊牧民)のように旅をしながら仕事をするリモートワーカーを指す言葉です。2024年3月31日には日本でも「デジタルノマドビザ」の運用が開始され、デジタルノマドの誘致は、地方誘客やイノベーションの促進として大きな注目を集めています。
海外目線でワーケーション施設、観光施設を体験
以前から国内ビジネスパーソンおよびその家族に向けたワーケーション企画を継続的に行なっていましたが、海外企業の受け入れは今回が初となります。
外国人の目線からワーケーション施設は使いやすいのか?各施設のほか、店舗等での言語対応はどこまでできるのか?他に課題はあるか?など、実際に体験して、生の声をフィードバックとしていただきました。
新たな視点からの意見をいただくことによって、普段は見えてこない新たな発見を得ることができました。
地元企業との交流も
自治体だけでなく、芦北町商工会や地元企業との交流機会も創出。
海外企業の持つ新たな技術を活用したアイデアについて意見を交わし、芦北町の課題解決の可能性に期待する声を多く聞くことができました。
インバウンドを含めた交流人口増加と地元企業のビジネス機会の創出に向け、大きなヒントを得ることができました。
芦北町サテライトオフィス概要
本事業について
この事業は、熊本県の「地域づくり夢チャレンジ推進補助金」の助成を受けて、実施しています。
団体概要
■芦北町
◇団体名: 芦北町
◇所在地: 〒869-5498 熊本県葦北郡芦北町大字芦北2015
◇代表者: 町長 竹﨑一成
◇位置・地勢:
芦北町は、熊本県の南部に位置し、総面積234.00平方キロメートルの約80%に緑豊かな山々が連なり、本町最高の大関(標高902m)を源とする清らかで豊富な水が不知火海(八代海)に注いでいます。西方に開けた芦北海岸は天草の島々を望み、県立自然公園指定の美しいリアス式海岸を形成し温暖な気候は、甘夏みかんやデコポンの産地として知られています。
隣接市町は、南に津奈木町と水俣市、東は球磨川を境に球磨村、北は八代市に隣接しています。交通面では、町を南北に縦断する国道3号を主要道路、肥薩おれんじ鉄道を主要交通機関とし、南九 州西回り自動車道田浦インターが北の玄関口、芦北インターが南の玄関口となっています。
■GliaCloud Co., Ltd.
◇団体名: 集雅科技股份有限公司 (GliaCloud Co., Ltd.)
◇所在地: 台北市松山區南京東路三段287号6階
◇代表者: 執行長 陳建勲
◇事業内容:AI技術開発、動画コンテンツ制作SaaS事業、マーケティング、メディアテクノロジー事業
■株式会社Isea
◇団体名: 株式会社Isea(アイシー)
◇所在地: 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C
◇代表者: 代表取締役 竹山卓弥
◇事業内容:海外企業の日本進出支援事業/地方自治体BPO事業/日本企業の海外進出支援事業