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【IVS2026取材】スタートアップはMICEの夢を見るか。スタートアップマーケットでMICEテックを大発掘!

IVS2026

「このサービス、MICEで使えそう」幹事代行/販促フォト/イマーシブサスペンス/一元管理システムの4サービスを取材

そんな視点で、京都・みやこめっせで開催された国内最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2026」を歩きました。毎年、IVSには新しい技術やアイデアを持つスタートアップが数多く集まります。その中には、イベント運営や展示会、企業イベント、MICEの現場ですぐに活用できそうなサービスも見つかります。今回は、イベントの一元管理や幹事代行システム、参加者の体験価値を高めるエンタメ体験など、注目のスタートアップのサービス4つをご紹介します。

「こんなサービスがあったのか!」そんな発見につながる企業ばかりです! 自社イベントへの導入や、新たな企画のヒントとして、ぜひご覧ください。文末には当日の様子がわかるギャラリーもおまけで付けています。

※MICE TIMES ONLINEは「IVS2026」のメディアパートナーとして情報発信を支援しています。

IVS2026

IVS2026 開催概要

テーマ:”Japan is Back”
日程:2026年7月1日(水)〜3日(金)
場所:京都市勧業館「みやこめっせ」、ホテルオークラ京都 他
主催:IVS KYOTO実行委員会 (Headline Japan / 京都府 / 京都市)
公式サイト:https://www.ivs.events/
公式SNS:https://x.com/IVS_Official

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7/1更新【IVS2026】7月1日~3日、みやこめっせで開催。今年のテーマは「Japan is Back」完全招待制の新エリアはホテルオークラ京都に。

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スタートアップマーケットの熱気のなか見つけたMICEテック4選

有力スタートアップが集まる展示・交流エリア「IVS Startup Market」。3日間で340社、1日あたり約100社が日替わりで総入れ替えとなるため、毎日訪れても新たな出会いがあります。ブースによっては列ができている場所も。ここの熱気は特に半端なかったです。初日に見つけた、MICEの現場でも活用できそうな「MICEテック」を4つ紹介します。

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SNS拡散と顧客獲得へつなげるスマートプリ「HARTi Photo」

企業のマーケティングや販売促進に活用できるサービスを見つけました。株式会社HARTiが展開するスマートプリ機「HARTi Photo」です。韓国のプリントシール機をヒントに開発され、イベント会場や商業施設、音楽フェスなどで、来場者が写真撮影を楽しめる体験を提供します。

撮影機材はむき出し!いわゆるプリクラ機のような大きな筐体ではないため、ケースに入れて、持ち運ぶことができます。東京都内であれば同社スタッフが、遠方であれば専門業者が設置を行います。「出張できるデジタル版プリントシール機」ですね。

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イベントの世界観や企業の要望に合わせて、写真のカット数からフレームのデザインまで自由にカスタマイズできます。IVS2026限定のフレームでした。撮影全体は30秒ほど。ブースで囲われているわけではないため、通行人のいる場所で一人撮影するのは少し気恥ずかしさがありました(笑)。それも含めて盛り上がりそうです。

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実際に出来上がったGIF画像

撮影した写真は10秒ほどでプリント! 画像とGIFをダウンロードすることもできます。来場者にとっては「ここでしか撮れない写真」を持ち帰れる体験となり、SNSへの投稿にもつながそうです。写真のQRコードは「HARTi Photo」のホームページにリンクされていました。名刺代わりにもなる…!

大阪で開催された大型音楽フェス「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY(レディクレ)」では、出展者が、専用アプリをダウンロードすると無料で写真撮影ができる特典を用意。初日に体験した来場者がSNSに写真を投稿したことで話題となり、通常は1時間あたり30組程度の対応が目安のところ、1日で最大450組が参加する反響があったといいます。

来場者に楽しい思い出を提供しながら、アプリのダウンロードやクーポン配布など、顧客接点の獲得にもつなげられる。HARTi Photoは、記念撮影+販促や顧客管理へ繋げられるサービスといえます。

HARTi Photo Webサイト:https://harti.tokyo/photo


IVS2026でも採用 イベントを一元管理する「enavle」

IVS2026に来場された方は必ずされている来場登録。ここでACTIOPORTのイベントプラットフォーム「enavle」が使われています。事前登録で発行されたQRコードを受付でかざすだけ。その場で名前や所属が印字されたラベルが約3秒で印刷され、ネームタグへ貼り付けられます。長蛇の列になりがちなイベント受付をスムーズにします。

話を伺ったのは、イベントレジスト株式会社の代表取締役 歸山(かえりやま)さんと、シンガポールを拠点とするACTIOPORTのCEO 種倉さんです。

左から種倉さん、歸山さん
左から種倉さん、歸山さん

「enavle」を提供するACTIOPORTは、もともと日本のイベントプラットフォーム「イベントレジスト株式会社」のシンガポール支社でした。現地ニーズに合わせた開発を進め、日本経済新聞社からMBOを実施。現在はシンガポールを拠点に、イベント管理ソリューションを提供するテクノロジー企業として展開しています。

「enavle」は、参加登録から受付、出欠管理、座席管理、ライブ配信までを一元管理できるイベントプラットフォームです。「東京ゲームショウ」をはじめ、数千人から数万人規模が来場する大型イベントでも導入されています。

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日本とシンガポールでは、同じイベントといえどもニーズの違いがあるといいます。
「文化の違いは感じますね。たとえば日本ではネームタグにラベルを貼る方式が受け入れられています。一方、シンガポールではラベルを貼るよりも、ネームカードへ直接印刷したいという要望が多いですね」

シンガポールといえばMICEが主力産業のひとつです。シンガポールで培ったノウハウを日本へ、日本で得た知見を海外へ還元できることは、グローバルにサービスを展開するACTIOPORTならではの強みです。

イベントレジスト株式会社 Webサイト:https://eventregist.jp/
enavle Webサイト:https://enavle.com/ja


ホテルや街そのものを舞台に、自分が主人公になれる Sally「マーダーミステリー」

「マーダーミステリー」を知っていますか。参加者自身が物語の登場人物となり、会話や推理を通じて事件の真相を解き明かしていく体験型エンターテインメントです。一度ストーリーを知ってしまうと二度と同じシナリオでは遊べないことから、「人生で一度きり」の体験として人気を集めています。

Sallyはホテルや商業施設、街全体を舞台にして没入型イベントを企画・制作をされています。
実は筆者、東京メトロの駅施設「周遊型イマーシブサスペンス『逃窓(TOSO)』」をSNSで見かけていました。

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あらすじ
「ニュース速報です」
画面に映し出されたのは、 笑顔の自分と『緊急指名手配』の文字。
逃げた先は東京の地下鉄網、東京メトロ。
駅から駅へ、謎の協力者たちと言葉を交わしながら、 自らを絡め取ろうとする陰謀の正体に迫る。
果たして、対面するのは敵か、味方か。
物語の終わりに、あなたは、自らの言葉で無実を証明できるだろうか。

Sally プレスリリースより
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池袋パルコにて開催し、1か月全枠完売を記録した『盗薬次楽(とうやくじらく)』

あらすじ
このバイト、なにかがおかしい。
「高時給・短時間・即日払い」

甘い誘い文句に惹かれて入ったのは、
日常と虚構が曖昧な場所。

選ぶのは、報酬か、真実か――
あなたの“盗薬”が、物語を動かす。

Sally プレスリリースより

気付けば、自分が物語の主人公。映画やゲームの世界に入り込んだような体験を、現実の空間で味わえるのです。

「MIMARU京都 西洞院高辻」にて、一夜限りの宿泊型体験イベント「終末の歩き方」では、134室すべての客室を貸し切ってイベントを開催。参加費3万8,000円にもかかわらず、チケットは販売開始からわずか20秒で完売したといいます。

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代表取締役CEOの平石さんは「おさんぽミーティング」でクライアントと企画の打ち合わせをするといいます。あらかじめストーリーを用意するのではなく、ホテルや施設を歩きながら、「この扉は普段開けられますか?」「この通路は使えませんか?」と想像を膨らませ、交渉し、その場所だから成立する物語を組み立てていくそうです。ゼロベースから物語を生み出すのがSallyの強みです。

こうした完全オーダーメイドの企画の裏には、約5,000人のシナリオライターが登録するクリエイタープラットフォームの存在があります。審査を通過したクリエイターが、それぞれの施設や地域に合わせたストーリーを制作。中には月に70万円を稼ぎ出し、脱サラを果たした24歳の若手クリエイターもいるほど。物語と体験をつくり出せることは、商業施設やホテル、地域への集客の課題を解決すると考えます。

株式会社Sally Webサイト:https://sally-inc.jp/


ブライダル業界のノウハウから生まれた幹事代行サービス「Canjii」

株式会社TAIANが提供する「Canjii」。企業における社内イベントや宴会、MICEの幹事業務を、AIが全面的にサポートするサービスです。利用者が希望するエリアや予算、人数などを入力すると、条件に合った会場の提案から空き状況の確認、予約までを一括で代行します。

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もともとTAIANは、ブライダル業界向けの業務支援システムを開発してきた企業です。紙を使ったアナログ業務が多く、プランナーが本来の接客や企画に十分な時間を割けないという課題を、デジタル化によって解決してきました。そこで着目したのが、結婚式場は土日の利用が中心で、平日に空きが生まれやすいことでした。空き時間をMICEで有効活用しようと誕生したのが、幹事代行サービス「Canjii」です。

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企業の幹事にとって、会場探しや空き状況の確認、予約の調整は想像以上に手間がかかります。Canjiiでは、その一連の業務をまとめて代行。サービス開始以来、すでに約700件の問い合わせが寄せられているといいます。ブライダル業界で培ったネットワークが同社の強みです。一般には公開されていない結婚式場や高級レストランの宴会利用可能日についても、既存システムを通じたネットワークを生かして確認・提案できます。

Canjii Webサイト:https://canjii.jp/


Editor’s note:次世代MICEのスタンダードになっているかも

MICEのテックはないかも…と心配になりながら足を運んだIVS2026。意外にも多くのスタートアップと出会えました。会場で見つけたサービスが、数年後にはMICEの現場で当たり前になっているかもしれません。そんな「少し先の未来」を感じられることが、IVSの面白さだと思います。スタートアップならではの柔軟な発想やスピード感は、MICE業界に新たな可能性をもたらしてくれるはずです。

※MICE TIMES ONLINEは「IVS2026」のメディアパートナーとして情報発信を支援しています。

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IVS2025開催当日の様子

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フロアマップ
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それぞれステージの雰囲気が異なります。左右の松のライトは、ねぷたのようで素敵でした。
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ロームシアター京都では複数のカンファレンスが同時進行でわれています
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ロームシアター京都

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サイドイベント掲示板。当日思うままに行くのもあり。
サイドイベント掲示板。当日思うままに行くのもあり。
ドリンクコーナー。無料でドリンクをいただけます。歩き回った後にはありがたい。
ドリンクコーナー。無料でドリンクをいただけます。歩き回った後にはありがたい。
フード&コミュニケーションゾーン
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KYOTO STAGE
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スタートアップマーケット
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