4/13より運行：万博会場へ奈良交通、京阪バスのバスで直行　ゆったり座ったまま会場へ　KANSAI MaaSや他の関西各地からの路線もご紹介

2025.03.03

奈良交通は、4月13日より奈良県内から大阪・関西万博会場への直行バスを運行します。京阪バスも4月13日より京都から万博会場に直行するバスを運行します。乗り換えや混雑が考えられる鉄道だけではなく、バスでストレスフリーで万博会場へ向かうルートについて見ていきましょう。記事後半ではKANSAI MaaSの活用や、そのほかの路線についてもご紹介します。

京都～万博会場、乗換なしで約85分。山城地域からも直通できます

京阪バスは京都駅八条口から高速京田辺を経由して夢洲第１交通ターミナル間を結ぶ高速バス「大阪・関西万博エクスプレス京都」を運行することを発表しています。平日1往復、土休日2往復運行と本数は多くありませんが、京都駅八条口から乗換なしで約85分、高速京田辺からは乗換なしで約65分で万博会場と、鉄道を使うよりも早く到着できそうです。運賃は京都駅八条口からは大人2000円、高速京田辺からは大人1800円。小人は半額です。事前予約制となります。使用車両は観光バスタイプ。ゆったり座れますね。

鉄道と比べてみると、京都駅からは乗り換えは2回（大阪駅と弁天町）、新快速利用時で65分～70分程度、運賃は1200円。時間も運賃も有利に見えますが、新快速の車内は混雑しますし、慣れていないと大きなターミナルの乗り換えは大変です。大阪駅からOsakaMetro西梅田駅経由で向かうルートは1010円とさらにお得になりますが、乗り換えはより大変になります。

事前予約制で座ったまま会場に向かえるバス路線を利用するメリットは十分ありそうです。もちろん、疲れている帰路でも魅力的な選択肢です。

京阪バス　Webサイト　https://www.keihanbus.jp/expo2025/expoexpress_kyoto/

近鉄大和八木駅、JR奈良駅、近鉄大和西大寺駅から万博会場まで乗換なし

奈良県内から万博会場への路線は2線、八木万博会場線と奈良万博会場線です。奈良交通が運行します。奈良県内の乗車場所は近鉄大和八木駅、JR奈良駅、近鉄大和西大寺駅です。

大和八木駅からは会場まで約70分で往路は1日3便、復路は2便。運賃は大人片道2000円。
奈良交通　Webサイト　https://www.narakotsu.co.jp/express/expo/expo-yagi/

JR奈良駅から会場までは約80分、大和西大寺駅からは約60分。1日往路、復路ともに2便。運賃は大人片道1500円。
奈良交通　Webサイト　https://www.narakotsu.co.jp/express/expo/expo-nara/

鉄道経由の場合はJR奈良駅から大和路快速を使うと弁天町乗り換え1回のみで会場に行けるので悩ましいですが、近鉄大和八木駅からとなるとバスも便利そうです。乗り換えは2～3回必要で、70分～80分かかります。運賃は鉄道が安いものの、座ったまま行けるのはバスの大きな魅力です。

KANSAI MaaSも使ってみよう

【KANSAI MaaS】は、関西の主要な鉄道7社（JR西日本、Osaka Metro、近鉄、京阪、南海、阪急、阪神）が連携して提供する広域型MaaSアプリ。国内初の鉄道事業者連携による広域型MaaSです。関西地域の交通や観光に関する様々なサービスをワンストップで提供し、利用者の利便性を高めることを目的としています。シャトルバスの予約や空港直行バスの予約、乗換経路案内、電子チケットサービス、多言語対応など大阪・関西万博で便利な機能も提供されます。

KANSAI MaaS　Wabサイト　https://www.kansai-maas.jp/lp/

万博シャトルバスは他にも多くの路線が用意されます

大阪・関西万博会場に向かう手段として、大阪・兵庫各地からのシャトルバスの利用も検討しましょう。次のような場所から路線が運行されます。関西各地以外にも関東、北陸、東海、中国、四国各地からも会場への高速バスが運行予定です。

近鉄大阪上本町駅、近鉄大阪阿部野橋駅
大阪駅　うめきたグリーンプレイスバス駐車場
大阪駅　マルビル大阪
中之島駅、桜島駅、新大阪駅
南海なんば駅、堺駅・堺東駅
大阪南港フェリーターミナル
大阪国際（伊丹）空港、関西国際空港
JR・阪神　尼崎駅、神戸空港、神戸三宮、姫路駅、阪九フェリーターミナル　ほか