2026年7月全館開業、築50年のビルをリノベーションした「JINNAN VALLEY」(ジンナンバレー)ホテル、オフィス、ショップ…渋谷神南の新たな複合施設
株式会社リアルゲイトは、東京都渋谷区神南にて築50年のビルをリノベーションした複合施設、JINNAN VALLEY(ジンナンバレー)を2026年7月17日に全館開業しました。渋谷駅から徒歩4分の好立地に誕生する本施設は、ホテル、オフィス、ショップという異なる機能が一体となった空間です。独自のカルチャーが根付く神南エリアにおいて、ヴィンテージビルの再生がどのような体験を生み出すのか、各フロアの特徴や設備等の詳細について見ていきましょう。

築50年のヴィンテージビル再生がもたらす独自のデザイン設計
渋谷駅前の再開発が進む中で、本施設は既存の建物の形を変えずに街にあり続けるヴィンテージ複合ビルというアプローチをとっています。施設全体のコンセプトには「街のノイズをBGMにエネルギーが生まれる場所」を掲げており、自由な自己表現を促す空間づくりを目指しています。

外観およびインテリアデザインは、中目黒のTHE WORKSをはじめ数々の再生プロジェクトを手掛けてきたLINE-INC.が担当。テーマである「vintage×street」に基づき、築50年のヴィンテージビル特有の無骨な質感を残しつつ、インダストリアルで現代的なデザインを組み合わせています。コンクリート現しの天井や壁、剥き出しの配管といった素材感を活かし、そこへ現代的なサインや照明を配置して空間を引き締めています。
ロゴデザインについても、施設のコンセプトから着想を得て一筋のノイズを落とし込みました。無骨なフォントにあえて亀裂を走らせることで、不揃いな個性を肯定するメッセージを込めています。
あわせて、アートワークにはアーティストのAruta Soupが参画しました。代表的モチーフである包帯を巻いたウサギのキャラクターを通じ、傷つきながらも再生を繰り返す現代人のメタファーを表現しています。グラフィティの文脈を持ちながらファインアートの強度を備えた作品が、神南という街の雰囲気を施設内に取り込んでいます。
施設概要


施設名称:JINNAN VALLEY(ジンナンバレー)
プレスリリースより
所在地:東京都渋谷区神南1-20-2
交通機関:JR線、京王井の頭線・東急東横線・田園都市線・東京メトロ半蔵門線・銀座線・副都心線「渋谷駅」A6C出口・B1出口 徒歩4分
構造・規模:鉄筋コンクリート造5階建
用途:事務所・店舗・ホテル
延床面積:1,238.31㎡
竣工:1976年12月
リノベーション竣工:2026年5月
企画・設計施工・運営管理・貸主:リアルゲイト
JINNAN VALLEY 公式Webサイト https://jinnan-valley.com/
多様な働き方を支援するオフィス環境
本施設の2階から4階はオフィスフロアとして機能しており、事業の規模や働き方に合わせて選択できる複数のプランが用意されています。

インダストリアルな空間が広がるシェアオフィス
2階と3階に位置するシェアオフィスは、16平米から89平米台までの区画が設定されています。コンクリート現しのシンプルな専有部は、入居企業のアイデンティティに合わせて自由に空間を構築可能です。NURO Bizによる高速インターネットが開通済みであり、個別空調やライティングレールといった基本的な設備も揃っています。
共用部も充実しており、3階にはオンラインミーティングに便利な無料の1人用個室フォンブースや、最大8名で利用できるミーティングルームが完備されています。入居者専用のルーフトップやラウンジは、仕事の合間のリフレッシュや来客との打ち合わせの場として機能します。

滞在機能も備えたホテルライクなライフスタイルオフィス
4階のライフスタイルオフィスは、多角化するビジネスニーズに対応する新しいスタイルのワークスペースとなっています。コンパクトな空間内に水回りを完備し、ホテルライクな内装造作とラウンジセットがあらかじめ用意されています。通常のオフィスとしての利用にとどまらず、プライベートサロンやアトリエ、あるいはホテル感覚で滞在できるセカンドオフィスとしても活用可能。初期投資を抑えつつ、質の高い空間を確保できる環境が整えられています。

入居者には多様な福利厚生も提供されます。本施設内のホテルの宿泊プランをはじめ、キャンプサイト付きワーケーション施設や都内のフィットネスジムなどがお得に利用できる制度があります。オプション契約により、近隣施設である「PORTAL POINT SHIBUYA」の共用部を利用できる法人会員サービスも用意されており、柔軟な働き方を後押ししています。
街に開かれたコミュニティ拠点と中長期滞在に向けたホテル機能
オフィスワーカーだけでなく、来街者や国内外の旅行者が集う場所として、1階と5階にはそれぞれ特徴的な店舗と宿泊施設が配置されています。

フットボールカルチャーを発信する1階の店舗空間
神南のストリートに面した1階には、サッカーショップKAMOの新業態である「Clubhouse by KAMO」がオープンします。日常に溶け込むサッカー用品を取り扱うとともに、店内に併設されたバーカウンターでは軽食やアルコールも提供されます。施設利用者や宿泊者、街を訪れる人々が自然に集う、コミュニティの起点としての役割を担います。

都市の生活をそのまま持ち込める最上階の宿泊施設
5階には、リアルゲイトのホテルプロジェクト第2弾となる「SHIFT HOTEL SHIBUYA JINNAN」が誕生します。1970年代から80年代のニューヨーク・ブルックリンをデザインテーマとし、神南のストリートカルチャーを反映した空間へと再構築されています。

客室は4名から8名に対応する広さであり、ファミリーやグループでの利用に適しています。全室にキッチンや洗濯機を備えているため、観光やビジネスで中長期滞在をする際にも、都市での生活をそのまま持ち込める環境が整っています。
JINNAN VALLEYによる神南エリアの新しい滞在の形
JINNAN VALLEYは、築50年の建物の歴史を尊重しつつ、現代のニーズに合わせたショップ、オフィス、ホテルという多様な機能を一つのビル内に統合しました。リアルゲイトが推進する環境負荷を低減するサステナブルな開発の知見が活かされた本施設は、異なる目的を持った人々が同じ建物内で活動し、混ざり合う環境を提供します。
渋谷駅徒歩4分という立地で、街の熱気を感じながら自分らしい働き方や過ごし方を見つける場所として、本施設は神南エリアに新しい滞在の選択肢を示しています。