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イベントのニュース

日本マーケティング学会 カンファレンス2024「シン・日本型マーケティング」10月13日開催!

マーケティングの最前線に触れる多彩なセッションを開催/学びの秋に、マーケティングの新たな探求を

日本マーケティング学会 のプレスリリースより

日本マーケティング学会(会長:西川 英彦)は、2024年10月13日(日)にマーケティングカンファレンス2024を法政大学市ケ谷キャンパスにて開催いたします。
https://www.j-mac.or.jp/conference

「探求と創発」の大きな渦が生まれる場/マーケティングカンファレンス

2012年から始まり、今年で13回目の開催となる「マーケティングカンファレンス」。

マーケティングカンファレンスとは、学会員が一同に集まって、研究報告や議論を行う研究大会です。毎年好評のリサーチプロジェクト・セッション、ポスターセッション、ランチョンセッション、オーラルセッション、基調講演など実施します。さらに、マーケティング理論や実践の普及のために当学会員が選ぶ、日本マーケティング本大賞の発表および授賞式も実施いたします。

幅広い分野におけるマーケティングの手法やこれからの課題・可能性に一度で触れられる機会です。マーケティングを学び始めた方、マーケティングに興味のある方、マーケティング従事者のみなさま、ぜひご参加ください。


■ 開催概要

テーマ:シン・日本型マーケティング

日程:2024年10月13日(日)9:00-17:30
会場:法政大学 市ケ谷キャンパス
東京都千代田区富士見2-17-1 > MAP
*市ケ谷駅・飯田橋駅から徒歩10分
懇親会:アルカディア市ヶ谷

参加費:懇親会含む 13,000円(9月30日までにお申し込みの場合は、12,000円)
    懇親会なし 6,000円(9月30日までにお申し込みの場合は、5,000円)

    U24割(9月30日まで) 懇親会含む 9,000円、懇親会なし 2,000円

別途、当会への入会が必要。

取材をご希望のメディアの方は、事前申請をいただきますと無料にて参加いただけます。
詳細は下部のメディア向け情報をご覧ください。

詳細・お申し込み


■ プログラム

◇ リサーチプロジェクト・セッション

マーケティング研究の最前線のテーマに取り組んでいる、当会のリサーチプロジェクトの報告会。
16テーマで実施。

◇ ポスターレビュー、ポスターセッション

パネルに図表を掲示して、逐次、参加者と対話しながら進める報告会。若手のマーケティング学者や企業の研究者を中心に報告が行われる。24歳までの会員を対象とした、U24ポスターセッションも行う。会場にて学会員の投票によりベストポスター賞とU24ベストポスター賞を選出。

◇ Meet the Editors

学会誌『マーケティングジャーナル』の編集委員と対話できる、論文投稿者向けのワークショップ。新しくなった投稿規程のポイント解説を聴いたり、自著論文を掲載するための様々な道筋についての情報を得たりすることが可能。

◇ 企業展示

企業によるマーケティングに関連する自社の製品や技術、サービスなどの展示。

◇ ランチョンセッション

企業による自社の製品や技術、サービスなどに関係するマーケティング関連の報告会。

◇ オーラルセッション

フルペーパー(論文)を準備の上で、理事によるコメンテーターのもと、報告・質疑応答を行う。理事の投票による、ベストオーラルペーパー賞、ベストドクトラルペーパー賞(博士課程単独報告)も発表。

◇ 基調講演

日本マーケティング学会 会長挨拶

西川 英彦(会長 / 法政大学 経営学部 教授)

日本マーケティング本 大賞、マーケティングジャーナルの各賞の授与
日本マーケティング本 大賞:https://www.j-mac.or.jp/bookaward/
マーケティングジャーナル:https://www.j-mac.or.jp/qjm/

解題 「シン・日本型マーケティング」

八塩 圭子(副会長 / フリーアナウンサー / 東洋学園大学 現代経営学部 教授)

 欧米とは異なる独自の道を歩んできた日本型マーケティング。コロナを経て課題が浮き彫りになった後、新たなスタートを切ることはできているのか。日本企業がグローバルでキラリと光る存在感を示すためには何が必要なのか。競争力低下が指摘される日本にあって、世界に市場を拡大し、多くのファンを創ることに成功したエンタテインメント企業、東宝のトップと、「日本型マーケティング」研究の第一人者と共に、日本のマーケティングの今とこれからを考える。

<プロフィール>

上智大学法学部卒業。テレビ東京で10年務めた後フリーアナウンサーに。法政大学大学院社会科学研究科経営学専攻マーケティングコース修士課程修了。関西学院大学商学部准教授、学習院大学経済学部経営学科特別客員教授を経て、2016年4月から東洋学園大学現代経営学部准教授、2021年4月から現職。報道番組司会、コメンテーターなど多数。伊澤タオル株式会社社外取締役。日経クロストレンドで「八塩圭子の話したくなるマーケティング」連載中。「読売マーケティング賞」選考委員。

基調講演①「『ゴジラ-1.0』の北米自社配給からアカデミー賞受賞までの道のり ― 日本のIPで世界にファンを作る仕掛け ―」

中澤 貴昭(TOHO Global株式会社 コーポレート本部長)
 東宝グループが自社配給した『ゴジラ-1.0』は北米における商業的成功とアカデミー賞受賞という作品評価における成果を達成した。この成果を、作品単体に纏わる要因の他、「ゴジラ」というIP(知的財産)の長期的な展開と関連する要因から捉え、さらに組織体制、市場環境の観点からも現場で実際に何が起き、どう対応したのかの実例を元に把握・分析したい。

 また、日本産IPの海外における成功と言っても、様々な成功のパターンと定義が存在するため、実務的な観点から成功の分類・定義を試みる。

 『ゴジラ-1.0』の北米における実績には、脚本家組合・俳優組合ストライキという昨年の特殊な環境による影響も存在するが、日本産IPが海外で展開するにあたり、再現性のある要素も見出すことが出来るものと考える。

<プロフィール>

1979年9月29日生まれ。東京大学農学部卒業後、三菱商事に入社し、乳製品の海外取引や出向先でポイントカードを活用したマーケティングに従事。その後、アニメのプロデュースを行う企業に出向し、執行役員としてTVアニメ「ベイブレード」シリーズの国内外展開を担当。
2018年東宝入社、ゴジラの海外キャラクター展開や、TVアニメ『バーテンダー 神のグラス』のプロデュースなどを担当。2024年4月より現職。
映画専門大学院大学・映画プロデュース修士号、ボンド大学MBA。一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 エキスパートトレーナー。一般社団法人ライセンシングインターナショナルジャパン 副代表理事。

基調講演②「日本型マーケティングの課題とポストコロナへの展望」

池尾 恭一(慶應義塾大学 名誉教授)

 日本にマーケティングが本格的に導入されたのは、1950年代中頃のこと。その後、日本でのマーケティングは欧米とはやや異なる形で発展してきた。日本型マーケティングだ。少なくとも1990年頃まで、日本型マーケティングは日本経済成長の原動力のひとつになってきた。ところが、その後の日本経済は、「失われた30年」ということで、長きの低迷に陥ってしまった。この経済の低迷は、日本企業の競争力の低迷をともなうものであっただけに、日本型マーケティングと無関係とは考えられない。むしろ、この低迷のなかで、日本型マーケティングは課題を蓄積してきたとみるべきだ。他方で、デジタル社会の発展はマーケティングにも多大な影響をもたらし、新たな課題を提示している。では、これらの課題とは具体的にどのようなものなのか。それに立ち向かうには、なにが必要なのか。さらに、コロナ禍は日本企業のマーケティングになにをもたらしたのか。それらについて考えていきたい。

<プロフィール>

1973年慶應義塾大学商学部卒業。同大学大学院商学研究科博士課程などを経て、1994年同大学大学院経営管理研究科教授。2005-2009年同研究科委員長兼ビジネス・スクール校長。2014年より現職。2014-2021年明治学院大学教授。日本消費者行動研究学会会長、『マーケティング・ジャーナル』誌編集委員長、日本商業学会会長などを歴任。ペンシルバニア州立大学やハーバード大学などで客員研究員。日本広告学会賞、慶應義塾賞、日本商業学会賞優秀賞などを受賞。中央省庁や地方自治体での各種委員、企業の社外役員やアドバイザーなどを歴任。著書として、『入門・マーケティング戦略・新版』、有斐閣;『マーケティング・ケーススタディ』、碩学舎;『日本型マーケティングの革新』、有斐閣など多数。

パネルディスカッション

パネリスト:池尾 恭一、中澤 貴昭、八塩 圭子


日本マーケティング学会

日本マーケティング学会は、日本のマーケティング力を培っていくために、理論と実践、そして他分野との深いレベルでの交流を通して「探求と創発」を目指す、2012年に発足した日本学術会議協力学術研究団体です。

2500名を超える研究者や実務家の会員が所属し、学術誌マーケティングジャーナルおよびマーケティングレビューの発行をはじめ、マーケティングカンファレンスや、30を超えるテーマが研究されるリサーチプロジェクト、魅力的なゲストを招くマーケティングサロンなど多様な「探究と創発」の場を提供しています。

設立:2012年8月2日
参加団体:日本学術会議協力学術研究団体
会長:西川 英彦(会長 / 法政大学 経営学部 教授)
URL:https://www.j-mac.or.jp/

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