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GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)

【取材】JCMA第11期社員総会「再設計」と「人材」。GREEN×EXPO 2027と大阪・関西万博はどちらも日本型のウェルビーイングの発信

一般社団法人日本コンベンション協会(JCMA)は2026年6月11日、東京ポートシティ竹芝で2025年度社員総会を開催。会場にはMICE業界を支える会員企業や関係者が集い、2025年度の事業報告や2026年度の活動方針が共有されました。
後半の特別講演では、GREEN×EXPO協会参与の井上学さんが登壇。大阪・関西万博と2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)を比較しながら、開催概要と、2027年に向けた展望について語られました。

「MICE TIMES ONLINE」編集部もJCMA会員として参加しました。総会および特別講演の様子をレポートします!

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武内紀子代表理事「協会活動の再設計」に着手。MICE産業のプレゼンス向上を目指す

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6月11日に社員総会が行われ、2025 年度の事業報告、2026年度の計画について共有されました。代表理事を務める武内紀子さん(株式会社コングレ 代表取締役社長)が登壇。「次の一歩を決める新たな体制を検討する年です」と発表しました。2026年度の活動のキーワードは、MICE産業のプレゼンスの向上協会活動の「再設計」を行うこと。2026年度は、2022年度からスタートした現行の中期計画の最終年度です。今期、各委員会の成果を総括し体制等の検討が進められます。この再設計のために、会員に向けて事前にアンケートの回答を求められていました。

JCMA第11期社員総会 開催概要

2026年6月11日(木)
場所:東京ポートシティ竹芝 ポートホール
第1部:社員総会  15:00~16:30
第2部:特別講演会 16:30~17:15
第3部:意見交換会(懇親会) 17:30~19:00

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若手が働き続けたい業界へ

今年度、強化することは大きく3つです。

  • ビジネス交流機会の創出
  • 業界人材確保への活動・連携強化
  • 次世代参画促進・育成・支援

武内さんは次世代人材育成について次のように話します。
「年々、MICE業界について知ってる人が増えてると思っていました。しかし、おそらく大きな間違い。相変わらず知られざる仕事・業界なのだと感じる機会は、むしろ増えているような気がします。人材獲得に向けて具体的に動いていきます。同時に、いま業界で活躍中の次世代人材の育成と支援が重要です。これからの未来を担う若い世代の方がMICE業界で働きたい、働き続けたいという風に思うような魅力を生み出し、業界全体の持続可能な発展に、ぜひつなげていきたいと思います」


井上学さん特別講演:GREEN×EXPO 2027の概要と展望

GREEN×EXPO 協会(公益社団法⼈2027年国際園芸博覧会協会)参与の井上学さんが登壇。テーマは「GREEN×EXPO 2027の取り組みについて」。開催概要、コンセプト、具体的な展示や仕掛けなど、多岐にわたる内容が語られました。

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大阪・関西万博とGREEN×EXPO 2027の比較

井上さんは1991年通商産業省入省。内閣官房での国際博覧会推進本部事務局次長を経て、現在GREEN EXPO協会の参与を務めています。大阪・関西万博も全体構想の立ち上げから関わっています。大阪・関西万博とGREEN×EXPO 2027という、2つの大規模博覧会で幹部を務めている井上さん。両者を比較しながら今後の展望について話しました。

1,500万人来場を見込む国際博覧会に。70カ国超が参加へ

GREEN×EXPO 2027は、2027年3月19日から半年間、横浜で開催されます。大阪・関西万博の想定来場者が約2,800万人(結果的に2902万人)だったのに対し、GREEN×EXPO 2027は約半分の1,500万人を想定。参加国は当初の目標である70カ国をすでにクリアし、さらに増える見込みであると明かしました。

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GREEN×EXPO 2027について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
https://micetimes.jp/greenexpo-2027-mice/

人工と自然 会場づくりから見る両博覧会の違い

双方を比較すると、まず会場デザインに違いが表れています。大阪・関西万博が何もない更地(夢洲)に、一から巨大な建物を建設して作られたのに対し、GREEN×EXPO 2027は、元々そこにある川や里山のような自然の地形をそのまま活かした、共生型の会場デザインを採用しています。旧上瀬谷通信施設の約100ヘクタールの広大な土地です。

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異なる切り口で目指す日本型ウェルビーイングの発信

どちらの展覧会も、人類の”ウェルビーイング(よりよく生きること)”を追求しています。その切り口が”デジタル”と”アナログ”だと井上さんは話します。
「大阪・関西万博は”イノベーション”から見たウェルビーイング。空飛ぶクルマ、iPS細胞のような最先端医療のテクノロジーを社会実装したりと、技術革新によって課題を乗り越える未来を描いています。一方のGREEN×EXPO 2027は”自然との共生”からウェルビーイングを捉えます。これはデジタル(大阪・関西万博)とアナログ(GREEN×EXPO 2027)に近いかもしれません。日本型のウェルビーイングを発信したいと思っています」

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博覧会はライフスタイルの変革とイノベーションの実験場

1990年に大阪で開催された『花の万博 EXPO’90』では、一部の人の趣味であった園芸を”ガーデニング”という新しいライフスタイルとして定着させました。統計をとると、当時はバブルが崩壊し、経済全体が冷え込んで消費が落ち込む時期でしたが、1990年を契機にして家庭での園芸・花に関する需要が増加していたといいます。
2005年の『愛・地球博』は”クールビズ”。省エネルック・省エネスーツを裏の仕掛けとしてアピール。結果的に、夏のノーネクタイ・軽装という新しいビジネススタイルを社会に定着させるレガシーとなりました。
現在では当たり前となった高速道路のETCシステムも、愛知万博で試験的に導入されたものです。この万博での運用が成功したことを受けて、「全国の道路でもやってみよう」と一気に普及が進みました。万博がまさに「新しい技術の社会実験場」として機能した好例です。

「官、民、自治体と連携したイベントです。何かに向かっていこうという推進力が働くので、色んなイノベーションが花が開くと思います。博覧会は、ライフスタイルの変革とイノベーションの実験場だと考えています」


新たに15社が参画 大学からも人材育成への期待

新会員からの1分間スピーチが行われました。昨年はMICE TIMES ONLINE編集部も登壇していました。新たに15の企業・団体が参画。会場やテクノロジー、フード分野に加え、大学関係者が登壇しました。

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追手門学院大学 地域創造学部 教授の岡田さんは「学生の間ではまだMICE業界の認知度や理解度が高くないと実感しています。MICEは座学だけでは学べない分野です。JCMA会員や業界関係者の協力を得ながら、この業界に進む学生を少しでも増やしていきたい」と人材育成への期待を示しました。

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追手門学院大学 地域創造学部 教授 岡田さん

新会員の一覧(2026年6月~)

  • 株式会社キョードープラス
  • 追手門学院大学
  • 株式会社SMICE
  • 沖縄アリーナ株式会社
  • 株式会社エクセリ
  • デジタルエクスペリエンス株式会社
  • SBペイメントサービス株式会社
  • 株式会社イベントサービス
  • ワオ株式会社
  • 一般社団法人飛騨・高山観光コンベンション協会
  • 株式会社DGフィナンシャルテクノロジー
  • 株式会社ヤマガタ
  • ニラックス株式会社
  • パナソニック プロジェクター&ディスプレイ株式会社
  • 株式会社ジェイアール東海ツアーズ

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MICE業界のキーパーソン約120社が意見交換会に出席

国土交通省 観光庁、日本政府観光局(JNTO)、PCO、会場、サービスなど約120の企業が集まりました。

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冒頭挨拶には、JCMA代表理事 株式会社コングレ 武内紀子さんが登壇。

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締めには、JCMA副代表理事の日本コンベンションサービス株式会社 代表取締役社⻑ 近浪弘武さんがスピーチ。若い世代への業界認知の拡大や、会員同士の交流促進の重要性について言及。昨年はスピーチに加えて演奏も披露されていただけに、その姿を少し恋しく感じた参加者もいたかもしれません。

昨年(2025年)開催時のの様子も記事にしています!
https://micetimes.jp/jcma10-soukai/

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お食事は「豊の香クイーンビーフ サーロイン」が絶品でした。サーブされている方いわく、このお料理はレアらしいです。

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サステナブル共創ビジネスミートアップ2026の様子

サステナビリティの取り組みをしている企業との商談会が同時開催されました。株式会社コングレ、株式会社Cqree、日本コンベンションサービス株式会社、パシフィコ横浜、株式会社マッシュ、株式会社プリプレス・センター7社が、ホワイエで出展をしていました。

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まとめ:「想像以上にアクティブ」参加して見えたJCMAの魅力

新入会員の方に話を聞くと、「もう少し小規模な会だと思っていました」「想像していた以上にアクティブな団体」といった声が聞かれました。参加すると、社員総会は特に、活発に交流が行われます。私たちも入会から1年が経ち、顔見知りの方が少しずつ増えてきました。こうしたJCMAの活動の活発さや会員同士のネットワークの広がりが、業界内だけでなく、これからMICEに関わろうとする人たちにも伝わっていくことを期待したいところです。

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MICE ZINE2号の配布

MICE TIMES ONLINEが、MICE業界の次世代人材育成のために発行している「MICE ZINE(マイスジン)」も会場で配布しました。

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JCMA副代表理事の近浪弘武さん

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一般社団法人日本展示会協会の会長 堀正人さん、会長補佐 森島勝利さんにも直接お渡しできました!ありがとうございました!

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