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アート・文化

「TIFFCOM 2026」10月28日開幕 世界のバイヤー・プロデューサーが東京へ、日本IPと国際共同製作を商談

東京国際映画祭(TIFF)に併設するコンテンツマーケット「TIFFCOM 2026(ティフコム)」が、2026年10月28日から30日まで、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されます。

映画、テレビ、アニメなどのコンテンツホルダーと、世界各国のバイヤー、プロデューサー、業界関係者が集まるBtoBのマーケットで、2026年は23回目。作品やIPの売買だけでなく、国際共同製作、資金調達、映像化・リメイク、ピッチ、カンファレンス、ネットワーキングなどを通じて、コンテンツビジネスの国際展開を進めます。2025年は総参加者数4,610人。このうち海外からの参加者は1,905人で全体の41%を占め、46の国・地域から参加しました。商談件数は7,700件を超えています。

TIFFCOM
© TIFFCOM 2026
© TIFFCOM 2026
© TIFFCOM 2026

日本のコンテンツを「海外で映像化する」商談へ Tokyo IP Marketを開催

2026年の大きな柱の一つが「Tokyo IP Market: Adaptation & Remake(トーキョー・アイピー・マーケット、TIPM)」です。日本のマンガ、小説、映画・映像作品、ゲームなどを持つIPホルダーと、海外の映像プロデューサーを結び、映像化やリメイクに向けた商談を行います。

Tokyo IP Marketは、世界的に日本IPへの需要が高まる中、2025年にスタートしました。2026年5月には「Japan IP Market」として、カンヌ国際映画祭併設の「Marché du Film(マルシェ・デュ・フィルム)」にも進出しています。

TIFFCOM 2026には、アミューズクリエイティブスタジオ、コミスマ、KADOKAWA、日本文芸社、日本アニメーション、松竹、主婦と生活社、スクウェア・エニックス、タカラトミー、東映の10社が参加します。個別商談に加え、IPを海外のプロデューサーへ直接紹介するオープンピッチなども予定されています。

© TIFFCOM 2026
© TIFFCOM 2026

世界24の国・地域から24の映画企画 完成前の作品に国際パートナーをつなぐ

もう一つの主要プログラムが、第7回「Tokyo Gap-Financing Market(トーキョー・ギャップ・ファイナンシング・マーケット、TGFM)」です。TGFMは、資金調達段階にある長編映画企画と映画業界の専門家を結び、1対1のミーティングを通じて企画成立や資金調達を支援するマーケットです。参加企画は総予算の60%以上をすでに確保し、アジアの要素を含むことが条件となっています。

2026年はアジア、欧州、南米、北米の24の国・地域から24企画を選出。日本発は8企画、長編アニメーションは5企画が参加します。日本からは松本優作監督の「Brackish Zone(仮題:汽水域)」、坂部敬史監督の「Dig」、山本英監督の「Where We Bury the Pigeon(鳩を埋めに)」、森山愛弓監督の長編アニメーション「Mahora(まほら)」、P.I.C.S.による「PRINCESS ZONOF(プリンセスぞのふ)」などが選ばれています。2026年はカナダのファンタジア国際映画祭が主催するジャンル映画共同製作マーケット「Frontières(フロンティア)」とも提携。ホラーやサスペンスなどの企画も加わりました。

10月28日にはIMAGICA GROUPの協力による初のオープンピッチイベントを開催し、選出24企画のうち10企画がプレゼンテーションを行います。

『アベンジャーズ』のAGBOが登壇 AIとストーリーテリングを議論

商談と並んで、コンテンツ産業の変化を取り上げるカンファレンスもTIFFCOMの重要なプログラムです。

10月29日のキーノート「テクノロジーが拓く、ストーリーテリングの未来」には、『アベンジャーズ』シリーズなどを手掛けるAGBOから、共同経営者のChris Brearton(クリス・ブレアトン)氏と最高科学責任者のDominic Hughes(ドミニク・ヒューズ)氏が登壇します。AIや機械学習を含む新しいテクノロジーが、クリエイターにとってどのような役割を持ち、映画、テレビ、ゲーム、インタラクティブ・エンターテインメントの表現をどう広げるのかを議論します。

10月30日には「日本のアニメの海外展開 ~2025年の日本のアニメ海外売上速報と、2つのスタジオの海外戦略~」を開催。2025年のアニメ産業市場規模の国内・海外速報値を紹介するとともに、日本アニメーションとProduction I.Gの海外戦略を取り上げます。

10月29日の「日本発IPフロンティア2026! ~放送の先へ~」では、テレビ東京、フジテレビ、TSKさんいん中央テレビ、南海放送、中京テレビ、北海道テレビ放送などが、放送の枠を越えたコンテンツビジネスについて紹介します。

このほか、日本テレビのグローバル・コンテンツ企業への取り組み、TBSと米Legendary Entertainmentの協業や「SASUKE」の世界展開、台湾発コンテンツのプロジェクトショーケース、日本アニメの国際共同製作における資金調達など、多方面からコンテンツの海外展開を扱います。

© TIFFCOM 2026
© TIFFCOM 2026

東京国際映画祭と並行して、作品を「売る・つくる」ビジネスの場に

第39回東京国際映画祭は10月26日から11月4日まで開催され、TIFFCOMはその期間中の10月28日から30日に開かれます。映画祭が完成した作品を上映し、映画人や観客が作品と出会う場である一方、TIFFCOMでは、これから映像化するIPや企画段階の作品、共同製作、資金調達、海外販売など、作品を生み出し世界へ届けるためのビジネスが動きます。

日本のマンガや小説、アニメ、映画、テレビ番組と海外のプロデューサーを結ぶIPマーケット、世界各国の映画企画を成立へ近づけるTGFM、さらにAIやコンテンツ市場の変化を扱うカンファレンスまで、2026年は「日本のコンテンツを世界へ」という流れが、商談と共同製作の両面から展開されます。

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TIFFCOM 2026 開催概要

名称:TIFFCOM 2026
開催期間:2026年10月28日(水)~30日(金)
会場:東京都立産業貿易センター浜松町館
所在地:東京都港区海岸1-7-1
主催:経済産業省、総務省、公益財団法人ユニジャパン
主な内容:コンテンツマーケット、商談、カンファレンス、Tokyo IP Market、Tokyo Gap-Financing Market、ピッチ、ネットワーキングなど
併設:第39回東京国際映画祭(2026年10月26日~11月4日)

TIFFCOM 2026 https://tiffcom.jp/
Tokyo IP Market https://tiffcom.jp/tipm/
Tokyo Gap-Financing Market https://tgfm.tiffcom.jp/

会場:東京都立産業貿易センター浜松町館

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