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飛騨市・ユネスコ無形文化遺産「古川祭」が日本夜景遺産に認定。提灯が彩る4月20日の「夜祭」を評価

岐阜県飛騨市の「古川祭」が、2026年10月9日、「日本夜景遺産」の「歴史文化夜景遺産」に認定されました。夜景観光コンベンション・ビューローによる第21回「日本夜景遺産」で、全国171カ所の応募から14カ所が選ばれ、古川祭は飛騨市で初めての認定となりました。評価されたのは、古川祭2日目の4月20日夜に行われる「夜祭」です。提灯を灯した祭屋台が飛騨古川の歴史的な町並みを進む景観が、地域の文化と夜の風景を結びつける観光資源として認められました。

古川祭2日目(4月20日)の「夜祭」
古川祭2日目(4月20日)の「夜祭」

古川祭2日目、提灯を灯した祭屋台が町を巡る「夜祭」

古川祭は、気多若宮神社の例祭として毎年4月19日、20日に開催される飛騨市を代表する祭りです。神輿行列のほか、数百人のさらし姿の男たちが大太鼓を担いで町を巡る「起し太鼓」、絢爛豪華な祭屋台が飛騨古川の町並みを進む「屋台行列」で知られています。「古川祭の起し太鼓・屋台行事」はユネスコ無形文化遺産に登録され、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

古川祭・起し太鼓
古川祭・起し太鼓
古川祭・白虎台「子供歌舞伎」
古川祭・白虎台「子供歌舞伎」

今回の日本夜景遺産で特に評価されたのが、4月20日の夜祭です。夕方になると各屋台に多数の提灯が灯り、昼間とは異なる姿で町を巡行します。出格子などが残る飛騨古川の町並みと、提灯に照らされた祭屋台が一体となって夜の景観をつくります。

4月19日の夜には、勇壮な「起し太鼓」が行われます。2日間を通じて、異なる夜の祭り文化に触れられることも古川祭の特徴です。

全国171カ所から14カ所を認定 2027年1月に仙台で認定式

「日本夜景遺産」は、日本各地にある夜景を観光資源として発掘・認定し、地域の観光振興や活性化につなげる取り組みです。「自然夜景遺産」「施設型夜景遺産」「ライトアップ夜景遺産」「歴史文化夜景遺産」などに分類され、夜景鑑賞士や選考委員会による審査を経て認定されます。古川祭は今回、「歴史文化夜景遺産」として選ばれました。

認定式は2027年1月20日に宮城県仙台市で開催される「夜景サミットin仙台」で行われる予定です。全国の夜景観光関係者が集まる場で、認定地として紹介されます。

夜間景観整備工事に着手する「瀬戸川と白壁土蔵街」

次は「瀬戸川と白壁土蔵街」の夜間景観を整備

飛騨市では、古川祭に続く夜間観光資源として「瀬戸川と白壁土蔵街」の整備も進めています。飛騨古川を代表するこのエリアは、約500mにわたって続く瀬戸川と白壁土蔵、町家による歴史的な景観が特徴です。瀬戸川には約1,000匹の鯉が泳ぎ、日中の観光スポットとして知られています。

2026年度から瀬戸川と近隣のまつり広場で夜間景観整備工事に着手。町並みに合わせて街路灯を改善し、白壁土蔵や水面を生かした夜の景観づくりを進めています。

飛騨市は今後、「瀬戸川と白壁土蔵街」についても「町並み夜間景観」として日本夜景遺産への認定を目指します。昼間の町歩きだけでなく、祭りや歴史的な町並みを夜の時間帯にも楽しめる観光資源として整備することで、飛騨古川での滞在の広がりにつなげていく考えです。

古川祭 概要

開催日:毎年4月19日・20日
開催地:岐阜県飛騨市古川町中心市街地
主な行事:神輿行列、起し太鼓、屋台行列、夜祭
起し太鼓:4月19日夜
夜祭:4月20日夜
文化財:ユネスコ無形文化遺産、国重要無形民俗文化財
日本夜景遺産認定:2026年10月9日
認定区分:歴史文化夜景遺産
古川祭 https://www.hida-kankou.jp/event/408
飛騨市公式サイト https://www.city.hida.gifu.jp/

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