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「第20回世界歴史都市会議」11月10日~12日、姫路で開催。15カ国35都市が文化遺産の保存と活用を議論

国際会議「第20回世界歴史都市会議」が、2026年11月10日から12日まで、兵庫県姫路市のアクリエひめじで開催されます。アメリカ・フェニックス市をはじめ、15カ国35都市が参加する予定です。

テーマは「持続可能で強靭な未来に向けた文化遺産の保存と活用」。歴史都市が抱える文化遺産を、災害や環境変化などからどのように守り、まちづくりの中で活用しながら次世代へ継承していくのかを議論します。姫路城や好古園の視察、姫路城での歓迎レセプション、ユースプログラム、会議後のエクスカーションまで、開催都市・姫路の文化や地域資源を体験するプログラムも組まれています。

世界の歴史都市が姫路へ 2年に一度の国際会議

世界歴史都市会議は、「保存と開発」「継承と再生」など、歴史都市が共通して抱える課題について知識や経験を共有する国際会議です。母体となる世界歴史都市連盟には、2025年12月末時点で65カ国・地域から137都市が加盟。原則2年に一度、加盟都市などが集まって会議を開催しています。

姫路市は2021年に世界歴史都市連盟へ加盟しました。2024年にはスロベニア・リュブリャナで開催された第19回会議に参加し、2026年は第20回という節目の会議を開催します。世界文化遺産・姫路城を持つ姫路市では、歴史的な資産を守りながら都市として活用してきた経験に加え、1995年の阪神・淡路大震災を経験した地域として、文化遺産と都市の強靭性を今回の会議につなげます。

会議ではSDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」のターゲット4「世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する」に着目します。

姫路城を舞台に会議と現地視察 初日は歓迎レセプションも

11月10日はアクリエひめじで開会式を行い、九州大学高等研究院特別主幹教授の河野俊行氏による基調講演で会議が始まります。続くラウンドテーブルでは、「文化遺産保存のための持続可能な未来の共創」をテーマに各都市が意見を交わします。午後には姫路城と好古園を視察し、夕方から姫路城で歓迎レセプションを開催。国際会議のプログラムに世界遺産そのものを組み込み、参加者が開催地の歴史や文化を体験する時間を設けます。

歓迎レセプションのイメージ
歓迎レセプションのイメージ

11月11日はラウンドテーブル第2部に続き、ユースプログラム、専門家セッション、市長セッションを実施します。専門家セッションでは、文化遺産の保存と活用をテーマに、國學院大學観光まちづくり学部教授の下間久美子氏、東京大学教養教育高度化機構特任准教授の宮﨑彩氏らが登壇します。

5都市の市長セッション 文化遺産を「守り、活かす」循環を考える

市長セッションのテーマは「文化遺産の保存と活用の好循環の構築」。姫路市、兵庫県福崎町、オーストリアのバート・イシュル市、アゼルバイジャンのシュシャ市、フィリピンのユニサン市の5都市が登壇する予定です。

文化遺産を保存するだけでなく、人々がその価値を知り、観光や文化活動、地域づくりの中で適切に活用し、その成果を次の保存へつなげていく方法を都市間で共有します。会議には15カ国35都市が参加予定で、会議内容を広く共有するための聴講者枠も設けられています。

小中高校生が参加するユースプログラム

開催都市の次世代が国際会議に関わるプログラムも用意されています。中・高校生年代を対象にした英語スピーチコンテストでは、「世界に伝えたいわたしのまち」をテーマに発表を行い、11月11日のユースプログラムで表彰します。

小学生年代を対象とした絵画企画「わたしのまちの宝物」では、姫路市内から集まった作品を11月10日、11日にアクリエひめじで展示。最優秀作品はトートバッグにプリントし、会議参加者などへ配布します。歴史都市の課題を行政や専門家だけで議論するのではなく、地域で暮らす若い世代が、自分たちの街の文化や魅力を世界に伝える機会として位置付けられています。

エクスカーション(漁業見学ツアー)イメージ
エクスカーション(漁業見学ツアー)イメージ

エクスカーションを実施。会議後は姫路、京都、奈良へ

11月12日の午前には総会と閉会式を行い、3日間の議論を踏まえた「姫路宣言」を発表します。その後は、参加者を対象としたエクスカーションを実施。姫路市内では、漁業を見学するツアーと、約1000年の歴史を持つ書寫山圓教寺を訪れるツアーを用意します。圓教寺では精進料理や写経など、日本の寺院文化に触れるプログラムも予定されています。

エクスカーション(書寫山圓教寺)イメージ
エクスカーション(書寫山圓教寺)イメージ

京都市と奈良市へ向かう1泊2日のコースも設定。京都では元離宮二条城、仁和寺、金閣寺、奈良では平城宮跡、薬師寺、春日大社、東大寺などを巡ります。会議室での議論から文化遺産の現場へ移動し、それぞれの都市が歴史資源をどのように保存し、現在のまちや観光につないでいるのかを体験するところまでが、第20回世界歴史都市会議のプログラムとなっています。

アクリエひめじ
アクリエひめじ

第20回世界歴史都市会議 開催概要

名称:第20回世界歴史都市会議
開催期間:2026年11月10日(火)~12日(木)
会場:アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)
所在地:兵庫県姫路市神屋町143-2
テーマ:持続可能で強靭な未来に向けた文化遺産の保存と活用
参加予定:15カ国35都市
主な内容:基調講演、ラウンドテーブル、専門家セッション、市長セッション、ユースプログラム、姫路城・好古園視察、歓迎レセプション、エクスカーション
主催:姫路市
共催:世界歴史都市連盟事務局(京都市)
後援:文化庁、日本政府観光局(JNTO)、兵庫県、日本イコモス国内委員会

第20回世界歴史都市会議 https://wchc2026-himeji.jp/

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