「MICE Venue Elite」東北エリア:コラッセふくしま、カクヒログループスーパーアリーナ、ゼビオアリーナ仙台 全国のMICE施設から特にご紹介したい施設を特集
MICEに力を入れているホテル、MICE利用にぜひおすすめしたい施設をご紹介している「MICE Elite」。今回は東北エリアとなります。記事を作成するにあたり各施設のMICEのご担当者に、直接お話をうかがいました。ぜひ今後の会場選びの参考にしていただきたいです。
これまでのMICE Hotel Elite特集
北海道・東北エリア https://micetimes.jp/mice-venue-elite-hokkaido-tohoku1/
関東エリア1 https://micetimes.jp/mice-venue-elite-kanto/
関東エリア2 https://micetimes.jp/mice-venue-elite-kanto-2/
東海エリア https://micetimes.jp/mice-venue-elite-tokai/
ご紹介する施設は3施設
今回、ご紹介するのは「コラッセふくしま」「カクヒログループスーパーアリーナ(青森市総合体育館)」「ゼビオアリーナ仙台(仙台市アリーナ)」の3施設です。
【コラッセふくしま】新幹線も停まるJR福島駅西口から徒歩3分。関東・東北から集まりやすい医学系学会・企業研修・セミナー会場

関東・東北から人を集めやすい駅前MICE施設
コラッセふくしまは福島駅西口再開発のシンボルとして整備された地上12階・地下1階の多機能複合施設です。館内にはビジネスの支援機能に加え、市民向けサービスやMICE施設が含まれます。1~3階は観光・市民サービスのフロアで、福島の名産品や地酒、伝統工芸品を扱う「福島県観光物産館」と、県産食材を使ったメニューを提供する「ふくしまラウンジ」が入居。4階〜5階はMICEが開催されるフロア。そして6階〜11階に、産業振興・企業支援の団体・企業・公的機関が集まっています。

利用者の割合は「県内半数、県外半数」。県外利用者の多くが、関東や東北から新幹線で訪れることが多いそうです。その理由は新幹線駅のアクセスの良さにあります。東北新幹線が停車するJR福島駅西口から徒歩わずか3分。東北本線や奥羽本線も利用できる、県内屈指の交通結節点に位置しています。遠方からの参加者が多いMICEにおいては強みになります。
また、駅前には「東横INN」「リッチモンドホテル」「アパホテル」「ザ・セレクトン」など、宿泊施設が集まっているため、宿泊を伴う場合にも適しています。

会議規模に合わせて選べる。20室の豊富な会場バリエーション
最大360名を収容できる多目的ホールをはじめ、大小さまざまな研修室や会議室など、全20室の会場が用意されています。分科会を伴う医学系学会や企業研修、セミナー、各種講習会、少人数の経営ミーティングまで、イベントの規模や目的に応じて最適な会場を選択できます。複数の会議室を組み合わせることで、本会議と分科会を同じ施設内で運営することもできるでしょう。
通常、外部の貸会議室を利用してイベントを開催する場合、主催者自らが机や椅子の配置、原状回復を行うケースがありますが、コラッセふくしまの4階・5階施設の場合は、事前にレイアウトの希望を伝えておくことで、施設側がスクール形式やロの字形式など、要望通りの設営を済ませておいてくれます。

ビッグパレットふくしまの運営ノウハウをもとにしたサポート
MICE施設の運営を担うのは公益財団法人 福島県産業振興センターです。同センターは、福島県を代表する大型コンベンション施設であるビッグパレットふくしまの指定管理者としても豊富な実績を持っています。MICE誘致や大型イベント運営で培われたノウハウが、コラッセふくしまの運営にも活かされています。多くの現場を経験し場数を踏んできた専任スタッフが、要望をヒアリング。「この規模であればこちらのレイアウトの方が動線が良い」「このような進行スタイルにしてはどうか」など、イベント成功のために提案型のサポートを行います。
また、福島東口駅前では再開発が進められています。他都市の駅前開発やMICE誘致の事例も参考にしながら、既存の施設であってもアップデートを図ります。福島を訪れた人に「福島にはこんないい施設があるんだ」と感じてもらえるよう取り組みます。
ちなみに「こらっせ」とは福島の方言で「どうぞこちらへおいでください」。その名の通り、多くの人を迎え入れる福島の玄関口として親しまれていくことでしょう。こらっせ、福島へ。

コラッセふくしま
多目的ホール 369㎡(2分割可)
企画展示室 288㎡(4分割、半面、3/4面可)
特別会議室 134㎡
会議室 6室 30㎡~134㎡
研修室 153㎡(AとBに分割可能)
小研修室 134㎡
和室 2室 16㎡~32㎡
プレゼンテーションスペース
JR 福島駅 徒歩3分
福島県福島市三河南町1番20号
TEL:024-525-4089
公式Webサイト・お問合せ
https://www.corasse.com/
【カクヒログループスーパーアリーナ(青森市総合体育館)】隈研吾氏らが設計。MICEにも対応する2024年開業のアリーナ

豪雪地帯の知恵を生かした屋内外をつなぐ「ヨリドマ」
プロバスケットボールBリーグ「青森ワッツ」のホームアリーナです。青森市に2024年7月に隈研吾建築都市設計事務所、大成建設、川島隆太郎建築事務所の共同設計によって誕生しました。施設内には2,000㎡のメインアリーナ、920㎡のサブアリーナ、多目的室、屋外イベント広場などを備えます。展示会や地域イベントなど自由に出入りできる催事では、5,000〜10,000人規模の来場に対応してます。
施設を象徴するのが、メインアリーナとサブアリーナの間に設けられた約850㎡の半屋外空間「ヨリドマ」。日本有数の豪雪地帯である青森。伝統的な雁木空間「こみせ」や、防雪柵「かっちょ」の知恵を現代建築に取り入れた全天候型の交流空間があります。夏は開放して風を取り込み、冬は閉じて雪や冷風を防ぐことで、一年を通して快適に利用できます。

南北の可動式建具をフルオープンにすると、メインアリーナ、サブアリーナ、ヨリドマ、屋外イベント広場までがつながります。ヨリドマ入口に設けられた音響・映像設備を備えたマルチスペースを使って、ラジオの公開生放送やイベントの生中継など、情報発信拠点として活用された実績があります。
開館記念イベントでは、メインアリーナでステージイベント、サブアリーナで体験ブースや展示、ヨリドマではマルシェを開催。展示会とレセプションを連動。ヨリドマにキッチンカーを配置してネットワーキングエリアを設ける…など、屋内外を一体的に活用した演出が可能になります。

本格マットを備えた県内最大級キッズルーム
メインアリーナの搬入口は中型トラックがそのまま乗り入れられる設計です。ヨリドマでも触れましたが、メインアリーナの一部分を開放できるため、設営・撤収にかかる時間や作業負担の軽減にもつながります。
珍しいのは、県内最大級となる約760㎡の「キッズルーム」を備えている点です。床には新体操の公式競技でも採用される本格的なスプリング式マットを全面に敷設。子どもたちが自由な発想で安全に体を動かせるため、オープン直後から人気を集めました。県外からの視察も多いといいます。学会や企業イベントのファミリーデーなど、同伴する家族向けのプログラムが組みやすいかもしれません。

ゼロから共に創り上げる。「アリーナコンシェルジュ」が開催をサポート
指定管理者は青森ひと創りサポート株式会社です。新しい施設だからこそ、主催者と一緒にイベントの形をつくり上げていく運営を大切にしています。開業当初はこれまでにない規模や内容の催事が続き、運営スタッフにとっても初めての経験の連続でした。主催者と膝を突き合わせて試行錯誤し、イベントごとに最適な運営方法を築いてきたといいます。
施設独自の社内資格制度「アリーナコンシェルジュ」でサポートを強化。試験を通過したスタッフが、施設のポテンシャルを最大限に活かせる提案します。決められた枠にイベントをはめ込むのではなく、主催者の「やりたいこと」をコンシェルジュがともにカタチにします。

カクヒログループスーパーアリーナ(青森市総合体育館)
メインアリーナ 2,000㎡
サブアリーナ 920㎡
多目的室 560㎡
会議室 8室 18㎡〜34㎡
ヨリドマ 850㎡
キッズルーム 760㎡
マルチスペース 46㎡
イベント広場(屋外) 1,000㎡
多目的広場(屋外) 5,000㎡
こども広場(屋外) 4,500㎡
市営バス 総合体育館前 下車すぐ
青森県青森市大字浦町字橋本335-17
TEL:017-762-7105
公式Webサイト・お問合せ
https://aomori-arena.jp/
【ゼビオアリーナ仙台(仙台市アリーナ)】スケートリンクを常設しながら、MICEも開催できる全国でも珍しい多目的アリーナ

可動席と床仕様の変更で「23種類」のレイアウトに対応
スケートリンクを常設しながら、スポーツやコンサート様々なイベントが開催できる全国でも珍しい多目的アリーナです。1階の1,428席の可動式ロールバックチェアは1辺ずつ独立して出し入れ可能。床の仕様変更などと組み合わせることで、実に23種類ものレイアウトパターンに対応します。
すべての座席を出してアリーナを囲むすり鉢状の観客席を作ることもできれば、座席を収納してフラットで広大なフロア面積を確保することも。参加人数や催しの内容に合わせて、空間の「広さ」を自在に調整できます。余計な設備は排除し、主催者が思い描く理想の空間を自由自在に、かつスピーディに実現できるのです。
国際規格のスケートリンク常設で、氷を使ったMICEを実現?
仙台は日本のフィギュアスケート発祥の地とされ、世界で活躍するオリンピック金メダリストを複数輩出してきた背景から、スケート文化が地域に深く根付いています。その想いを体現する形で、同アリーナは2025年7月の大規模改修を経て、国際規格のスケートリンクを常設化しました。
スケートリンクの上に専用の冷気を遮断するフロアや木製フロアを敷き詰めることで、参加者が寒さを感じることなく、足元に「氷が隠された状態」でMICEを実施できます。リンクと通常フロアの切り替えは数時間で完了。同日中にスケートリンクと土間フロアを半分ずつ(ハーフ&ハーフ)使用したユニークな実績もあります。ゆくゆくは氷を使ったMICEが実現するかも?
これまでの利用事例
2020年 トミカ博inSENDAI~どんどんひろがる!ゆめのトミカワールド!!~
2020年 宮城肉食恐竜展2020
2022年 滋慶学園卒業制作展
2023年 AIG全国代理店連合会東北大会
2026年 令和8年仙台市はたちの集い
2026年 東北大学卒業式・入学式

アリーナ特有の約20メートルという天井高を活かした催事も得意です。2020年8月に開催された「宮城肉食恐竜展2020」では、高さのある巨大な恐竜標本をメインアリーナに展示。会場内には博物館のような順路を設けるとともに、客席スタンドから恐竜標本を見下ろせるアリーナならではの体験になりました。

養生不要・11トントラック対応で大型車両もそのまま展示
搬入・設営のしやすさも、ゼビオアリーナ仙台の大きな強みです。床面保護(養生)が不要なコンクリート土間を採用し、最大11トントラックがアリーナ内へ乗り入れられる大開口の搬入口を備えています。大型機材や重量物の搬入出を効率的に行えるため、設営・撤収にかかる時間とコストの削減につながります。
その特徴を生かした事例が、自動車メーカーによる新型トラックの発表会です。約10年ぶりとなるフルモデルチェンジに合わせ、大型トラック4台をアリーナ内へ。フロアの半分を新車発表会のステージ、残る半分を約200名が参加する立食形式の懇親会会場として活用しました。

ゼビオアリーナ仙台(仙台市アリーナ)
メインアリーナ 2,393㎡
Sports Labo(スタジオ) 211㎡
ロイヤルボックス(VIPルーム) 10室
楽屋、控室7室、選手控室(ホーム)、選手控室(ビジター)
JR長町駅・地下鉄長町駅 徒歩5分
宮城県仙台市太白区あすと長町1-4-10
TEL:022-748-0877
公式Webサイト・お問合せ
https://www.xebioarena.com/



