2026年7月着工、中部電力 MIRAI TOWERの7年間にわたる大規模塗装工事。重要文化財を未来へ継承する美観向上整備事業
愛知県名古屋市のランドマークとして親しまれる中部電力MIRAI TOWERが、2026年7月21日より最大7年にわたる大規模な塔体塗装工事に着手します。1954年の開業以来、長きにわたり街を見守り続けてきた国の重要文化財の価値を保全し、魅力をさらに高めるための事業です。
中部電力MIRAI TOWERの大規模塗装工事の背景
中部電力MIRAI TOWERは、日本初の集約電波鉄塔として1954年に誕生しました。高さ180mの鉄塔は名古屋のシンボルとして長く市民に親しまれており、これまで約7年に一度のペースで、合計10回にわたる塗装工事が行われてきました。
しかし、2020年に実施された久屋大通公園の再生整備や、タワー内にホテルを誘致する全体改修工事が完了して以降、周辺環境の変化からタワー全体を一括して塗装することが物理的に難しくなりました。近年は経年劣化による塗装の剥がれが目立つようになっていたため、重要文化財に指定された貴重な建築物を守り、観光や情報発信の拠点としての力を高めるため、今回の「美観向上整備事業」が計画されました。文化庁および愛知県の「美観向上整備事業」の補助を受けて行われます。

タワー全体を8分割して進める7年間の段階的な施工スケジュール
工事は2026年度から2032年度にかけて、タワー全体を8つの工区に分けて順番に進められます。
最初の3年間となる2026年から2028年にかけては、主に地上90mにある屋内展望台の「スカイデッキ」より上部のエリアを中心に塗装が行われます。第一期の工期は、2026年7月21日から8月31日まで、そして年をまたいで2027年1月4日から3月31日までの期間が予定されています。
続く2029年からの3年間は、展望台から3階フロアの間が施工範囲となります。タワーの中腹にあたるこの部分は、下層階にあるホテルやカフェなどの施設に近いエリアです。最終年度にあたる2032年には、タワーの最上部と3階から地上に至る部分の塗装を行います。段階を踏むことで、7年間にわたる長期プロジェクトが完結する予定です。
国の重要文化財であるタワーを風雨から保護し、本来の美しさを取り戻すため、塗装作業は手順を踏んで行われます。工事が行われている期間中、対象となる箇所は安全確保と周囲への塗料飛散を防ぐために養生シートで覆われます。
中部電力 MIRAI TOWER 公式サイト https://www.nagoya-tv-tower.co.jp




