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イベントのニュース

【開催後レポート】1.3万人が京都に集結、4,000件のマッチング。IVS2026を形づくった6つの仕掛け

2026年7月に国内最大規模のスタートアップカンファレンスである「IVS2026」が開催されました。「Japan is Back」をテーマに掲げた今回のイベントには、国内外からおよそ1.3万人が集結、公式ミーティングシステムによるマッチング成立は4,000件を超え、資金調達・商談・採用・起業、参加者一人ひとりが実利を持ち帰る3日間となりました。

3日間を振り返る動画

編集部も現地で取材を行いました

【IVS2026取材】スタートアップはMICEの夢を見るか。スタートアップマーケットでMICEテックを大発掘!
7/1更新【IVS2026】7月1日~3日、みやこめっせで開催。今年のテーマは「Japan is Back」完全招待制の新エリアはホテルオークラ京都に。

日本の熱量を、実利に変換する。IVS2026を形づくった6つの仕掛け

ivs2026

1. 招待制エリア「IVS CORE」を新設。”聴く場”から”決断する場”へ

今回のIVS2026で最も関心を集めた新しい取り組みの一つが、ホテルオークラ京都に新設された完全招待制の決裁者エリアであるIVS COREです。自らの意思決定によって産業の未来を動かす経営者や投資家が集まりました。すべてのセッションがオフレコ形式で実施され、資金調達や事業提携、企業買収といった事業成長に直結するシビアなテーマが率直に話し合われました。

特に話題を呼んだのが、防衛イノベーションをテーマにしたセッション。小泉進次郎防衛大臣と防衛装備庁の青柳肇長官が登壇しました。スタートアップが持つ最新の技術が、官民連携や安全保障といった国の根幹に関わる領域へと広がりを見せている事実が提示され、新しい産業の展望を示す時間となりました。

2. 今年で20年目を迎える「IVS2026 LAUNCHPAD」

イベントの最終日には、次世代起業家の登竜門として知られるピッチイベントである「IVS2026 LAUNCHPAD」がロームシアター京都のメインホールで開催されました。今年で20年目を迎えるこのコンテスト。海外企業を含めて500社(うち海外企業は20%)から勝ち抜いた15社による白熱したプレゼンテーションが行われました。見事に優勝を果たしたのは、宇宙空間での建築事業を展開する株式会社Space Quartersの高橋宗徳氏です。

3.国内外の厳選された340社が集結。「IVS Startup Market」

国内有数のベンチャーキャピタル(VC)や著名起業家からの推薦、または厳格な審査を経て選ばれた企業だけが出展できる展示交流スペース「IVS Startup Market」。国内外から340社が集結しました。各日100社以上が日替わりでブースを構える仕組みが取られています。
出展企業のアンケートでは、1社あたり平均して20名の投資家や20社の取引先候補と接触できたという結果が出ています。有望なスタートアップと支援者・事業会社の距離を縮め、次の協業と成長につながる接点を生み出す場となりました。

4. 国内カンファレンスとして日本初(※)の「リファラルチケット」導入

国内の大規模カンファレンスでは初めてとなるリファラルチケットの仕組みが導入されました。参加者同士のつながりを起点にして新しい来場者を招待する制度です。招待のつながりを可視化する「IVS家系図」や、連鎖の起点となった人を称える「始祖ランキング」といった企画も展開され、SNS上でも多くの反応を集めました。偶然の出会いに加えて、信頼関係を基盤とした質の高いコミュニティが形成されています。

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5. 街全体を巻き込む!360件を超えるオフィシャルサイドイベントが躍動、新たな盛り上がりを創出

IVS公認サイドイベントは、メインイベント「IVS2026」の参加者が、同時期・同エリアで自ら主催・参加できるイベントです。メイン会場の外でも参加者同士が自発的に交流の場を作り出されています。会期の3日間で、京都のあらゆる場所で360件を超えるオフィシャルサイドイベントが開催されました。独立系ベンチャーキャピタル39社が共催する夜の交流会から、寺院での坐禅体験、鴨川沿いのモーニングランまで、その内容は多岐にわたります。最も規模の大きな交流会には800名以上の参加者が集まりました。

サイドイベント(一部抜粋)
・STARTUP×事業会社×JAFCO 大交流会IVS版
・【独立系VC39社共催】VCナイト 2026
・エンタメスタートアップ大集合×放送局CVC&投資部門 合同企画
・グローバル起業家・投資家交流会
・XDEAL|経営者のための M&A 特化型カンファレンス
・カオス会∼計画的偶発性の交流会∼
・スタランモーニングランIVS京都
・フィジカルAI前夜祭~日本のロボット政策の最前線を、京都で聞く~
・M&Aぶっちゃけトーーク~今だから笑って話せる地獄、語ります~
・【ALPHA x femto x MIXI パネルディスカッション】高く調達する時代から、うまく設計する時代へ

6. 京都発ディープテックの社会実装と共創を後押しする「KYOTO ZONE」 

新たにKYOTO ZONEが設けられました。ここでは京都を代表する企業や大学、金融機関が集まり、京都がディープテックの重要拠点であることを世界に向けて発信しました。京都大学をはじめとする研究機関や、島津製作所、京セラ、村田製作所などの大企業とスタートアップが交わり、試作品の製造や世界展開に向けた具体的な連携が後押しされています。映画発祥の地である太秦の歴史を背景に、映画やアニメといったコンテンツ産業と先端技術を掛け合わせたピッチも行われ、京都ならではの内容となりました。


4年連続で京都で開催されたIVSは、いまや参加者一人ひとりが新たな出会いやビジネス、次の挑戦につながる成果を生み出す巨大なプラットフォームへと成長しています。2007年に始まったIVSは、次回開催で20周年を迎えます。スタートアップや起業家、投資家、学生などをつなぎ、どのような変化を生み出していくのか。MICE TIMES ONLINEでは、これからもIVSの進化と、MICEシーンに与える影響を追いかけていきます。

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