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アート・文化

第2回「ANIAFF」11月13~18日、名古屋で開催。世界のアニメーションとクリエイターが集う6日間/メインビジュアルはアニメーション作家・矢野ほなみさん

第2回「あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル(ANIAFF)」が、2026年11月13日から18日まで、名古屋市内で開催されます。2025年12月に誕生した国際アニメーション映画祭で、世界各国・地域の作品を上映する国際長編コンペティションをはじめ、監督特集、オールナイト上映、トークイベント、講演、企画マーケットなどを実施。作品を観るだけでなく、クリエイターや企業、学生が交流する場として6日間にわたって展開されます。

2025年に誕生した国際アニメーション映画祭、2回目は11月開催

ANIAFFは、愛知県と名古屋市が共催し、アニメーション文化と産業の発展を目的に2025年にスタートしました。名古屋を中心に、国内外のアニメーション作品、クリエイター、観客、業界関係者が集まる国際映画祭を目指しています。

第2回は11月13日から18日まで開催。会場はミッドランドスクエア シネマ2、ウインクあいちなどを予定しています。プログラムには国際長編コンペティション、ディレクター・フォーカス、オールナイト上映、イベント上映、特集上映、ゲストによるトークショーなどが組まれ、作品上映と業界交流の双方を扱います。

世界のアニメーションを「観る」だけではない映画祭へ

ANIAFFが扱うのは上映プログラムだけではありません。講演やクリエイター同士の交流、作品や企画をビジネスにつなげる企画マーケットなども実施し、アニメーションを文化と産業の両面から捉えます。

日本のアニメーションを海外へ発信すると同時に、海外作品やクリエイターが名古屋に集まることで、新しい作品や企画につながる接点をつくることも映画祭の役割です。

神山健治監督

オールナイト上映は神山健治監督を特集

第2回のオールナイト上映では、神山健治監督を特集します。『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズなどで知られ、手描きアニメーションから3D CGIまで幅広い映像表現を手掛けてきた監督です。

上映作品には『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』のほか、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』から選ばれた作品が並びます。

「アニメと未来とテクノロジー」を神山健治監督が語る

上映に合わせて、神山監督本人が登壇するトークイベント「神山健治の世界 アニメと未来とテクノロジー」も開催されます。

特別ゲストには、神山監督が総監督を務める『スター・ウォーズ:ビジョンズ/九人目のジェダイ』で脚本を担当した堺三保さんが参加。数土直志アーティスティック・ディレクターがモデレーターを務め、作品制作や映像表現、アニメーションで描く未来、テクノロジーとの関係などをテーマに話を聞きます。

出崎統特集

ディレクター・フォーカスは出﨑統特集 代表作10作品でたどる日本アニメ演出の源流

第2回ANIAFFの「ディレクター・フォーカス」では、アニメーション監督・演出家の出﨑統を特集します。第1回の細田守特集に続き、今回は1960年代から40年以上にわたり日本のアニメーションを支えた出﨑の仕事に焦点を当てます。劇場作品7本とテレビ・OVAシリーズ3作品から選んだ計10作品を上映し、長い活動の中で生み出された独自の演出を振り返ります。会期中にはゲストを迎えたトークショーも予定されています。

『エースをねらえ!』『あしたのジョー2』『ベルサイユのばら』など10作品

上映されるのは、『劇場版 エースをねらえ!』『あしたのジョー2 劇場版』『劇場版 SPACE ADVENTURE コブラ』『ゴルゴ13 劇場版』『冒険者たち ガンバと7匹のなかま』『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』『劇場版 AIR』の長編7作品。シリーズ作品からは『宝島』『ベルサイユのばら』『ブラック・ジャック』を選び、それぞれ複数のエピソードを上映します。1970年代から2000年代まで、出﨑が手掛けた幅広い時代とジャンルを一度に見ることができます。

「止め絵」など独自の演出が後世のアニメーションに与えた影響

出﨑は1963年に虫プロへ入社し、『鉄腕アトム』で演出家としてデビュー。1970年には『あしたのジョー』でチーフディレクターを務め、その後も数多くの作品を手掛けました。動画枚数を抑えた当時の制作環境の中で、止め絵を効果的に用い、人物の内面やドラマを強く印象づける演出を確立したことでも知られています。ANIAFFでは作品上映を通じ、その技法が後の監督や演出家に与えた影響を改めて紹介します。アーティスティック・ディレクターの数土直志は、出﨑の業績を国内外に伝え、その評価を高める機会にしたいとしています。


国際長編コンペティション、特集上映、企画マーケットも展開

ANIAFFでは、世界各地から集まる長編アニメーションを対象とした国際コンペティションを設けています。ジャンルや制作手法を問わず作品を集め、国内外のアニメーション表現を名古屋で紹介します。一人の監督の作品と演出を掘り下げる「ディレクター・フォーカス」のほか、特集上映、イベント上映なども実施。新作だけではなく、アニメーションの歴史や映像表現の変化にも触れられます。

クリエイターの企画をつなぐ場も

映画祭では、完成した作品を上映するだけでなく、新しい企画やクリエイターを業界につなげる取り組みも行われます。制作側と企業・業界関係者との接点を生み出す企画マーケットを設け、作品が生まれる前の段階からクリエイションを支えます。映画祭、カンファレンス、企画マーケットを組み合わせることで、観客向けの文化イベントと、アニメーション産業の関係者が交流するビジネスイベントの両面を持たせています。

メインビジュアル

メインビジュアルはアニメーション作家・矢野ほなみさん

第2回ANIAFFのメインビジュアルは、アニメーション作家・映像作家の矢野ほなみさんが担当しました。矢野さんは『骨嚙み』で2021年の第45回オタワ国際アニメーション映画祭短編部門グランプリを受賞。2026年には最新作『エリ』がカンヌ国際映画祭「監督週間」に選出されています。

今回のビジュアルでは「渦、躍動、集い」をイメージし、国内外から作品や人々が集まり、新しい出会いが生まれる映画祭を表現しています。

名古屋からアニメーション文化と産業を世界へ

愛知県では、国際芸術祭「あいち」、あいち国際女性映画祭、世界コスプレサミットなど、国内外から参加者を集める文化イベントが継続して開催されてきました。ANIAFFはその名古屋を舞台に、アニメーションに特化した国際映画祭として始まりました。

作品上映に加え、監督やクリエイターとの対話、国際コンペティション、講演、企画マーケットまでを6日間に集約する第2回ANIAFF。アニメーションを楽しむ観客と、作品を生み出すクリエイター、産業を支える企業や関係者が同じ都市に集まる機会となります。

第2回ANIAFF 開催概要

名称:第2回 あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル
英語表記:Aichi Nagoya International Animation Film Festival
会期:2026年11月13日(金)~18日(水)
開催地:愛知県名古屋市
会場:ミッドランドスクエア シネマ2、ウインクあいち ほか
主催:あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル実行委員会
共催:愛知県、名古屋市
ジェネラル・プロデューサー:真木太郎
フェスティバル・ディレクター:井上伸一郎
アーティスティック・ディレクター:数土直志
企画・制作:株式会社ジェンコ
公式Webサイト https://aniaff.com/

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